ハムスターにとうもろこしを与える注意点とは？おすすめおやつもご紹介

とうもろこしはハムスターだけでなく、犬や猫などのペットのフードの原材料として使われることも多い食材です。とうもろこしの旬は6月〜9月辺りなので、夏場にはスーパーの野菜コーナーや八百屋などに陳列されるようになるでしょう。

結論から言うと、ハムスターはとうもろこしを食べることができます。とうもろこしにはいろんな栄養が含まれており、ハムスターにとってメリットの多い食材と言えます。

ここでは、とうもろこしはどんな栄養があるか解説します。

とうもろこしには炭水化物が多く含まれています。炭水化物は5大栄養素の一つとも言われており、動物が生きていくために必要な栄養源となっています。炭水化物に含まれる糖質は脳や神経のエネルギーになります。不足すると疲労や集中力の低下などがみられるようになります。

とうもろこしにはビタミンB1が豊富に含まれており、100g当たりの含有量は0.15mgです。ビタミンB1は糖質の代謝をサポートしてくれる働きがあり、生き物のエネルギーの産生にも関わりがある栄養です。
さらにビタミンB2も含まれており、皮膚や被毛の健康をサポートする働きがあります。
他にもビタミンB6、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCなど様々なビタミン、ミネラルが含まれています。

とうもろこしには食物繊維が豊富に含まれています。とうもろこし100g当たりの食物繊維含有量は3.0gです。食物繊維は腸内環境を整える働きがあります。さらに糖質や脂質、ナトリウムなどを吸着し体外に排泄する働きもあるため、肥満や高血圧などにも効果が期待できます。

とうもろこしはいろんな栄養があるため、ハムスターに与えたいと思う飼い主さんもいらっしゃるでしょう。しかし、とうもろこしを与えるときには注意しなければいけない点もいくつかあります。
ここでは、ハムスターにとうもろこしを与えるときの注意点を解説します。

ハムスターにとうもろこしを与えるときは、2～3粒程度にとどめておきましょう。とうもろこしにはたくさんの栄養が含まれているため、たくさん与えたいと感じることもあるでしょう。しかし、過剰に与えることで肥満やカロリーオーバーとなってしまいます。2〜3粒と聞くと「少ないのでは？」と思うかもしれませんが、それは人間が大きいからです。体の小さなハムスターにはとうもろこし2〜3粒でも十分な摂取量に相当するのです。

とうもろこしは生で与えることも、茹でて与えることもできます。ハムスターに与えるときには購入してからあまり時間の経っていない新鮮なものを与えましょう。
人間と同様で時間が経ったものは栄養が抜けてしまうだけでなく、ハムスターがお腹を壊す恐れもあります。

栄養が豊富に含まれている食材だとしても、過剰に与えてしまうと栄養バランスが崩れてしまいます。そのため、食事はバランスよく与えることが大切です。何かを過剰に与えることで他の栄養が不足することもあります。

とうもろこしを与えハムスターが体調を崩してしまった場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。動物病院ではハムスターを診察できないケースもあるため、小動物でも対応している動物病院かどうか、あらかじめ調べておくことをおすすめします。

とうもろこしは注意点をしっかり踏まえていればメリットの多い食材です。とうもろこしを使用したハムスター用のおやつもたくさん販売されています。
ここではハムスターにおすすめの、とうもろこしを使用した小動物用のおやつをご紹介します。

ハムスター用のとうもろこしのおやつです。豊かな糖質と食物繊維を豊富に含んだヘルシースナックです。粒ぞろいのトウモロコシを冷凍乾燥加工しで作られています。

ハムスターのミックスフードです。不足しがちなビタミン・ミネラル・カルシウムの補給に適した自然派食品となっています。

無添加無着色のヤングコーンです。2本目以降の摘果した、若い実を新鮮なうちに乾燥して作られています。

自然の旨みがたっぷり詰まったとうもろこしです。適度な固さでハムスターの歯の伸びすぎ対策にも繋がるため、歯の健康もしっかりサポートしてくれるでしょう。

ハムスターにとうもろこしを与えるときには、与える量や与え方に注意しましょう。特に、生で与えるときには新鮮なとうもろこしを与えることが必要です。とうもろこしを与えるときは糖質も多く含まれているため、与えすぎないように注意しましょう。