犬が吐いた!犬が吐く原因や考えられる病気について

犬が突然吐いてしまって、驚いた経験がある人は多いのではないでしょうか?
もともと、犬は吐きやすい動物だといわれています。
しかし、原因がわからない場合は病気を疑う必要もあるでしょう。
この記事では、犬が吐く原因と吐いた際の対処方法についてご紹介します。 2021年08月24日作成

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犬が吐くときの原因

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まずは、犬が吐くときの原因を見てみましょう。
原因がわかれば、その後の正しい対処ができるようになるはずです。

抜け毛を飲み込んだ

犬の嘔吐物に毛玉が混じっているのであれば、抜け毛を飲み込んだことが原因だと考えられます。
犬が抜け毛を飲み込んでも消化されないため、便となってそのまま排泄されるか、吐き出してしまうでしょう。
犬が毛玉を吐き出さないようにするには、日頃から定期的にブラッシングをしてあげる必要があります。
また、床に散らばった抜け毛を飲み込んでしまわないように、掃除もしっかりと行わなければなりません。

空腹

犬の胃がからっぽになってしまうことで、犬は黄色い液体を吐き出すことがあります。
これは胆汁と呼ばれるもので、長時間胃がからっぽになることで胆汁が逆流してしまい、嘔吐に繋がってしまうのです。

水の飲みすぎ

暑い時期などに犬が勢いよく水を飲んでいるときには、胃に入っている水を吐き出してしまうことがあるでしょう。
嘔吐物が透明で泡立っている場合は、水や胃液などの可能性があります。

ドッグフードをうまく消化できなかった

茶色の嘔吐物が見られる場合は、ドッグフードをうまく消化できなかったことが考えられます。
犬がドッグフードを吐くことはまれにあるため、そこまで気にする必要はありません。
ただし、ドッグフードのように固形ではない液状のものを吐いたときには、急性胃腸炎などの病気が原因である可能性があるため、注意が必要です。

誤飲

嘔吐物の中にドッグフードや毛玉以外のものが混じっている場合は、異物を誤飲してしまったことが考えられます。
特にプラスチック片や布のようなものが混じっている場合には、おもちゃを誤飲している可能性もあるでしょう。
誤飲は命に関わることもあるため、すぐに対処しなければなりません。
また、ネギ類やチョコレートなどの犬が食べると中毒症状が起きるものを誤飲した際にも、吐くことがあります。

病気

犬が鮮血を吐いたときには、病気の可能性が考えられます。
呼吸器や胃に出血をしていることがあるため、なるべくすぐに対処する必要があるでしょう。

犬が吐いたときに考えられる病気

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犬が吐くのは、病気が原因である可能性も考えられます。
そこで、病気の症状として嘔吐があるものを見ていきましょう。

嘔吐以外に下痢が見られる場合

犬が嘔吐以外に下痢をしているのであれば、胃腸炎や大腸炎などを疑う必要があります。
また、レプロスピラ症やコロナウイルス腸炎などでも嘔吐をすることがあるでしょう。
ほかにも下痢を伴う病気はありますが、特に気を付けなければならないのがパルボウイルス腸炎です。
パルボウイルス腸炎を発症すると、早ければ翌日には死に至ることもあります。
パルボウイルス腸炎はワクチン接種で予防をすることができるので、かならずワクチン接種を行うようにしましょう。

胃捻転

胃捻転とは、その名のとおり胃が体内で捻じれてしまう病気です。
水のガブ飲みや、運動後すぐの食事などが原因で発症します。
胃捻転を発症したときには、すぐに対処しなければ命に関わります。
そのため、嘔吐以外に犬がぐったりと元気がないなどの症状が見られる場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。

犬が吐いたときの対処方法

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最後に、犬が吐いたときの対処方法についてご紹介します。
正しい対処をすることで、犬の健康を守ることができるでしょう。

様子を見る

犬が吐く以外に元気なようであれば、少し様子を見ても問題ないでしょう。
ただし、少しの間食事や水を与えるのを控えてください。
1時間程度経っても犬が再度吐かないようであれば、少量の水を与えて様子を見ます。
また、吐くことは犬の胃に負担がかかるため、一度食事を抜くか食事量を減らしてもよいでしょう。

血液が混じっていれば動物病院へ連れて行く

犬が吐いたときに血液が混じっているようであれば、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
動物病院へ連れて行くことで、口内や食道など出血をした箇所を特定することができるはずです。
また、可能であれば嘔吐物を袋に入れて持っていくと原因が判明しやすく、診察や治療がスムーズにいくでしょう。

何度も吐く場合には早急に動物病院へ

犬が何度も吐いたりぐったりと元気がなかったりする場合には、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。
胃捻転や急性胃腸炎など、対処が遅くなると危険な病気はたくさんあります。
そのため、犬に明らかな異変があるときには、早急な対処をしなければなりません。

食事の見直し

犬が空腹などを原因で吐いているのであれば、食事を見直す必要があるでしょう。
食事量は足りているか、食事時間は適切かなど、犬の食事について見直すことはたくさんあります。
また、胃捻転の予防として早食い防止の食器を用意してもよいでしょう。

犬が吐いたときはその後の様子をチェックしよう

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犬が吐くのは、いっしょに生活をしていれば何度も見ることがあります。
大切なのは、犬が吐いた後の様子です。
ケロッとして元気そうであればよいですが、ぐったりと元気のない場合にはすぐに動物病院へ連れて行かなければなりません。
また、嘔吐物に血液が混じっているなど、明らかに異常が見られるときにも獣医師に診せる必要があります。
犬が吐いた後の様子を見ることで、動物病院へ連れて行くべきかどうかをある程度判断することができるでしょう。
もちろん、犬のことが心配であれば一度動物病院へ連れて行くことをおすすめします。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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