猫のご飯の選び方
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まずは本題である、猫のご飯の選び方について見ていきましょう。
「安ければ何でもよい」という考えでは猫の健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、しっかりと選ばなければなりません。
総合栄養食を与える
猫のご飯は、大前提として総合栄養食と記載されたものを与えましょう。
総合栄養食とは、そのキャットフードと水を与えるだけで、猫の健康が維持できるご飯のことです。
総合栄養食であればドライフードやウェットフードのどちらでもよいですが、傾向としてドライフードのほうが総合栄養食の割合が高いです。
もちろんウェットフードでも総合栄養食と記載されていれば問題ないですが、一般食と記載されているものは選ばないほうがよいでしょう。
一般食はいわばおかずのようなものですので、メインのご飯として与えることはできません。
たんぱく質が豊富に含まれているものを選ぶ
猫は肉食動物ですので、肉を食べなければ健康を維持することができません。
そのため、猫のご飯を選ぶときにもたんぱく質が豊富に含まれているものを選びましょう。
ここで注目したいのが、キャットフードに記載されている原材料名です。
原材料名は、含まれている割合の多い順に記載されています。
たんぱく質を十分に摂取するには、原材料名の一番上に肉や魚などのたんぱく質が記載されているものを選びましょう。
しかし、気を付けておきたいのが、穀物類の存在です。
安価なキャットフードは、原価を抑えるためにとうもろこしやコーングルテンなどの穀物類を多く入れて製造します。
原材料名を見ると一番はじめに肉が記載されているため肉が多い含まれていると考えがちですが、これらの穀物類をひとまとめにすると穀物類がもっとも多く含まれたキャットフードかもしれません。
これらのことに気を付けながら、キャットフードの原材料名をチェックしましょう。
年齢に合わせて選ぶ
猫のご飯は、年齢に合わせて選ぶことが大切です。
子猫から9歳以上のシニア猫まで、必要な栄養素は違います。
そのため、ライフステージに合わせたご飯を選ぶ必要があるでしょう。
たいていはキャットフードのパッケージに「子猫用」などのライフステージが記載されているので、それを参考にするとよさそうです。
猫にご飯を与える際の注意点
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まともなキャットフードを猫に与えていても、与え方が間違っていたら意味がありません。
適切な与え方をして、猫の健康を維持できるように努めましょう。
適正量を守る
当たり前のことですが、猫にご飯を与えすぎると肥満になります。
またその逆もあり、十分な食事ができなければ痩せてしまうでしょう。
肥満や栄養不足は、どちらも猫の身体に大きな影響があります。
そのため、猫にご飯を与えるときには適正量を守りましょう。
適正量は、キャットフードのパッケージに記載されていることが多いですが、個体差もあるため心配であれば獣医師に相談することをおすすめします。
1日2~3回に分けて与える
猫はもともと、一度の食事で満腹になるような食べ方はしません。
そのため、1日の適正量さえ守っていればご飯を何回に分けても問題ないでしょう。
胃腸に負担がかからないように5~6回に分けることもありますが、猫が健康なうちは飼い主の生活リズムに合わせて2~3回与えることがおすすめです。
水にも気を配る
猫は、あまり水を飲まなくても生活ができる動物です。
そのため、普段生活をしていても水を飲む姿はあまり見かけません。
ですが、水分を摂取しなければ尿結石のリスクが高くなります。
ご飯に気を配ることも大切ですが、水も意識しましょう。
また、ミネラルウォーターは尿路結石の原因になることがあるため、普通の水道水で問題ありません。
効率よく水を飲ませたいのであれば、ウェットフードを与えるのもよいでしょう。
おすすめのキャットフード4選
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最後に、おすすめのキャットフードをご紹介します。
愛猫のご飯にどれを与えてよいかわからないという人は、購入時の参考にしてみてください。
ウェルネス コア 体重管理用
このキャットフードは、高たんぱく質と穀物不使用にこだわって作られています。
たんぱく質は38%以上配合しており、新鮮な生肉や生魚が使用されています。
また、泌尿器系トラブルや便臭に配慮してクランベリーやユッカ抽出物も配合しており、このキャットフードを与えるだけで猫の健康を維持することが期待できるでしょう。
Kia Ora ラム&レバー
ヘルシーで、ダイエットをしている人にも人気のラム肉を使用したキャットフードです。
ラム肉は低脂肪・高たんぱくであるため、効率よくたんぱく質の摂取をすることができるでしょう。
また、穀物類を使用せずに単一肉原料とフィッシュミールに動物性たんぱく質を絞って製造しており、アレルギーに悩んでいる猫にもおすすめです。
オーブンベークド 子猫用
幼年期に必要なたんぱく質を、豊富に含んだキャットフードです。
トウモロコシや小麦、大豆は不使用で、アレルギーが心配な猫にもよいでしょう。
フレッシュ骨抜きチキンを使用しており、美味しく栄養を摂取することが可能です。
ニュートロ ナチュラルチョイス 室内猫用 サーモン
室内飼いをしている猫のために作られた、キャットフードです。
最適な栄養バランスはもちろん、嗜好性や消化性も重視しています。
自社の工場で、原材料の品質や安全性に厳しい検査基準を設けて製造しているため、安心して猫に与えることができるでしょう。
毎日の健康は美味しいご飯から!
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猫の健康を維持するためには、毎日しっかりとご飯を食べる必要があります。
ただし、どんなご飯でもよいというわけではありません。
高たんぱくで必要な栄養素がバランスよく配合された、総合栄養食を与えなければ、猫の健康は保証されないでしょう。
健康管理は飼い主の努めということを意識しながら、愛猫のキャットフード選びをしてみてはいかがでしょうか?
犬と猫のJohn&Coco(参照日:2021-05-26)
https://item.rakuten.co.jp/mpcpets/wnc0100270-400g/
インターズー・クリニッククラブ(参照日:2021-05-26)
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Fantasy World(参照日:2021-05-26)
https://item.rakuten.co.jp/fantasyworld/66197392/#66197392
犬想い(参照日:2021-05-26)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。