ご飯が食べにくいという状況について
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犬が食欲をなくしているわけではなく、なんとなく「食べにくそうにしている仕草」を感じる場合があります。何が理由なのか?と飼い主さんは気がかりです。そんな場合にはまずは3つの原因が考えてみてください。
①口の中に何らかの問題がある
②フードの皿を置く位置が悪い
③首に問題がある(身体的な問題)
その日だけの問題であれば、様子を見ても大丈夫ですが、数日間も食べにくそうな様子が続く場合には、獣医さんに相談をして口の中や首回りのチェックをしてもらう方が安全です。いつもは普通に食べている犬が食べにくそうにするというのは問題です。普段から食欲旺盛な犬なのに、食べにくそうにするというのも悩ましい問題ですので、是非とも根本的に解決が出来るように試みてください。
食べないのか?食べにくいのか?
犬の性格を一番わかっているのは飼い主さんです。その犬の気質を分析して、食べにくそうにしているのは何か機能的な問題なのか?あるいはわがままを言っているのか?ということは区別して想像できるはずです。本当に食べにくいという場合には年齢的なことも関わってくる場合もあります。食べるものを柔らかいものに変更するなど、犬に合わせて食事形態を変えてあげるのも一つの方法です。
それでもどうしようもないという場合には、検査が必要になることもあります。食べないのか?食べられないのか?ということには大きな違いがあることを飼い主さん走っておくべきでしょう。
シニア犬が食べにくそうにする場合には?
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歯が抜けていたり、歯茎が弱ってくると若い頃と違って噛む力も衰えてしまいます。それに先回りをして、ドッグフードも柔らかめのものや砕きやすいものなどを年齢相応に考えてあげないといけません。シニア犬になると、急にご飯を食べなくなるというのは、日常的な悩みです。
急に食の好みが変わるということもあります。これまで好物だったものを受け付けなくなる場合もあるのです。そこで栄養バランスを保つためにも、本格的にシニア犬になる一歩手前の段階で、シニア用のフードを試してみるなど、早め早めの準備が必要になることを忘れないようにしてください。
半生のフードを検討するのも一案
子犬の時期の様にふやかしてみたり、いろいろと試行錯誤を繰り返してみてください。その中で、これまで通りに食べてくれる形態の食事が見つかれば、しばらくはその食事を続けるなど、飼い主さんの配慮が不可欠となります。そんな中で、いろんなメーカーから販売されている半生のドッグフードはかなり使い勝手が良いものです。早速試してみてください。
硬いフードを食べにくそうにしている犬でもウエットフードや半生のフードならば、喜んで食べてくれたという話はよく聞きます。飼い主さんの余裕があれば手作り食を少しずつ増やしてあげるのも、一つの方法です。
食べにくい食材があるかどうかも検討する
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犬によっては特定の食材を嫌うとう場合もあるのです。もしかするとアレルギーがあってその食材の食感だけでも違和感があるのかもしれません。まずは、これまで食べていたものと全く違う形状のもので、素材も少し変えてみるなどしてみてください。機能的な理由や病的な理由の場合には治療が必要です。
同時進行で、もう一度食べられるような食材や食べやすい形の食事を提供してみるのも一つの方法です。犬は命を全うするまでは自分の力で食べ続けないといけません。そのためにも、食べにくい理由をはっりとさせて、飼い主さんとしては一つずつ対処方を試してみてください。それが犬への愛情です。
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UCHINOCO編集部
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