犬用サニタリーパンツはなぜ必要?
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メスの愛犬との暮らしにおいて、必ず必要になる「犬用サニタリーパンツ」。
なぜ必要なのかいまひとつ分からない人もいるのではないでしょうか?
実は、メス犬の健康を守るために重要なアイテムなんですよ。
一般的にメス犬は生後6ヶ月~10ヶ月頃になると生理が始まり、オス犬との交尾を受け入れる準備が整います。
生理中は陰部からの出血を伴い、オスへの刺激となることを防ぐため、サニタリーパンツの着用が必須です。
もしサニタリーパンツを着用していないと、散歩中などで陰部へ細菌が入り込むことで感染症リスクが高まる危険性もあります。
また、室内の家具やケージ内に血が付着してしまい、嫌なニオイや汚れが広がってしまうことも。
生理の期間の長さや出血量は犬によって異なるので、犬用サニタリーパンツでしっかりケアしてあげましょう。
犬用サニタリーパンツの正しい使い方
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生理中の愛犬のデリケートな体に直接触れるからこそ、犬用サニタリーパンツは正しく使うことが大切です。ここからは、犬用サニタリーパンツの正しい使い方を解説します。
こまめに洗濯・交換する
犬用サニタリーパンツは生理中の血で汚れてしまうため、こまめに洗濯・交換をしてください。
血で汚れたままだと、毛に付着した血が固まったり、パンツの中に嫌なニオイが発生したりしてしまいます。
加えて、長時間の着用でムレやかゆみが出てくることもあるんです。
そのため、犬用サニタリーパンツは洗い替え用を用意しておき、毎日洗濯・交換するようにしましょう。
使い捨てパッド・おむつを併用する
犬用サニタリーパンツを着用する際には、使い捨てのパッドを貼り付けるか、使い捨ておむつの上から覆いましょう。
使い捨てのナプキンやパッドをサニタリーパンツに貼り付けておけば、こまめに取り替えられますよ。
おむつの上からサニタリーパンツを着用すれば、出血量が多いときにも安心です。
出血前・止血後も着用させるのが望ましい
出血している間だけでなく、出血前・止血後も犬用サニタリーパンツを着用させることが望ましいです。
オス犬はメス犬の生理に対して敏感に反応します。
そのため、たとえ出血していなくても、メス犬の発情にオス犬が反応してしまう可能性があります。
他の犬との思わぬトラブルを防ぐために、発情前期・後期もサニタリーパンツを着用させましょう。
犬用サニタリーパンツの選び方
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犬用サニタリーパンツと一言で表しても、多彩なデザインがあるため選び方が分からない人も多いでしょう。
ここからは、犬用サニタリーパンツの選び方について解説します。
使いやすいデザインを選ぶ
犬用サニタリーパンツのデザインは、着心地や動きやすさを左右する重要なポイントです。
犬用サニタリーパンツは、腰で固定する「パンツタイプ」と胴体まで覆える「オーバーオールタイプ」の2種類があります。
パンツタイプは、愛犬の後ろ足と尻尾を通すだけで着用できるのが特徴。
簡単に着用できるので、急に生理が起こってもスムーズに対応できますよ。
オーバーオールタイプは、洋服と同じように着用できるのが特徴です。
着用時に手間はかかるものの、身体全体でパンツを固定できるので、たくさん動き回ってもズレたり脱げたりしにくいですよ。
サスペンダーで固定するオーバーオールタイプのものを選べば、より着脱がスムーズになるでしょう。
愛犬の性格や体格などを踏まえて、着心地のよいデザインを選んであげてくださいね。
愛犬の体格に合ったサイズを選ぶ
犬用サニタリーパンツを選ぶ際には、愛犬の体格に合ったサイズのものを選びましょう。
体にフィットしていないと、サニタリーパンツがずれやすくなったり、生理の血がパンツから漏れてしまったりすることがあります。
そのため、購入前に必ず愛犬の胸囲・着丈の採寸をしましょう。
パンツタイプのサニタリーパンツであれば胴回り、オーバーオールタイプの場合は胴回りと着丈の両方の採寸が必要です。
胴回りとは愛犬の前足の付け根あたりにある胴の最も太い部分。
柔らかい素材のメジャーを一周させて測ります。
着丈とは、首輪をしている部分から尻尾の付け根までの直線距離のことです。
メジャーをまっすぐ当てて測りましょう。
なお、採寸の際には愛犬が床・地面と水平になるように立たせて行ってくださいね。
市販のサニタリーパンツはサイズ目安が記載されていますので、採寸した数値を参考に、適切なサイズを選んでみてください。
素材もしっかりチェックしよう
犬用サニタリーパンツを選ぶ際には、素材をチェックすることも大切です。
特にパンツの内部は湿気が溜まりやすい場所です。
通気性のよいメッシュ素材が使われているものであれば、着用時のムレやかゆみを防げるでしょう。
また、サニタリーパンツのお手入れは手洗いが基本ですが、なかには洗濯機が使用な可能な素材が使われているものもあります。お手入れしやすい素材であれば、常に清潔を保ちやすくなります。
パッド・ナプキンポケットが付いているかも確認
生理の際に出血量が多い愛犬であれば、内側にメッシュのナプキンポケットが付いているかどうかもチェックしておきましょう。
生理用の使い捨てパッドを取り付けられるポケットがあれば、着用時にサニタリーパンツへ取り付けたパッドやナプキンがズレにくくなりますよ。
おすすめの犬用サニタリーパンツを4つ紹介!
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犬用サニタリーパンツのなかには、洋服のように見えるおしゃれなデザインのものもありますよ。
ここからは、生理中も愛犬を可愛くコーディネートできるおすすめの犬用サニタリーパンツを紹介します。
おすすめの犬用サニタリーパンツ(1)CanNana 抗菌花柄サニタリーパンツ
胸元のレースが可愛いオーバーオールタイプの犬用サニタリーパンツです。
パンツの内側はメッシュになっており、着用時のムレを防げるでしょう。
お腹側とメッシュ部分は抗菌防臭素材を採用しているため、清潔に保ちやすいのもポイントです。
ワンタッチテープでサッと着用できるので、突然の生理でも使いやすいでしょう。
白い花柄とコットンレースをあしらったデザインもとても可愛いですよ。

おすすめの犬用サニタリーパンツ(2)BACKYARD FAMILY サニタリーパンツ
オムツに見えにくい、洋服感覚で着用できる犬用サニタリーパンツです。
パンツのクロッチ部分は肌触りのよいメッシュ生地で仕上げたことで、ムレが気になる季節でも快適に着用できますよ。
また、クロッチ部分はポケット仕様。吸水パッドやナプキンなどを入れておけば、出血量が多い時期や急なおしっこにも対応できるでしょう。
胴回りはしっかり伸びるゴムギャザーを採用したことで、お腹まわりにやさしくフィット。活発な愛犬が着用しても脱げにくくなっています。
ポリエステル生地で作られているため、汚れても手軽に洗濯できますよ。

おすすめの犬用サニタリーパンツ(3)mottomotto 犬用サニタリーパンツ
ボタンで簡単に着用できる、パンツタイプの犬用サニタリーパンツです。
尻尾を出せる穴が付いているため、愛犬の自然な動きを妨げません。
附属のサスペンダーを取り付ければ、着用時にパンツがずれてしまうの防止できるため、活発でたくさん動き回る愛犬にもぴったりです。

おすすめの犬用サニタリーパンツ(4)pocopoco 犬用サニタリーパンツ
ポップなフルーツ柄が可愛い、オーバーオールタイプの犬用サニタリーパンツです。
マジックテープ式なので、着脱やサイズ調整が簡単にできます。
オールシーズン着用できるうえ、手洗い・洗濯機のどちらでもお手入れできるため、生理はもちろん介護や手術後のカバーとしても使えるでしょう。

犬用サニタリーパンツで愛犬の健康を守ろう!
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生理中の愛犬の体はとてもデリケート。健康を守るためにも、適切なサイズの犬用サニタリーパンツを着用することが大切です。本記事で紹介した使い方・選び方を参考にしながら、愛犬のケアをしてあげてくださいね。
・じゃんぐるぺっと 楽天市場(参照日 2025/5/16)
https://item.rakuten.co.jp/jungle-pet/can-hp28/
・BACKYARD FAMILY 楽天市場(参照日 2025/5/16)
https://item.rakuten.co.jp/backyard/g6282/
・motto motto 楽天市場(参照日 2025/5/16)
https://item.rakuten.co.jp/motto-motto/pet-76075/
・pocppocp 楽天市場(参照日 2025/5/16)
https://item.rakuten.co.jp/pocopoco/dk-11/
著者情報

西野由樹
生粋の犬好きなフリーランスWebライター。執筆のお供はコーヒーと愛犬のマルチーズ「こたろう」。
やんちゃな愛犬にちょっかいを出されつつ、今日も実体験・調査に基づいた執筆で、読んで楽しい記事づくりに勤しむ。