犬がクーンと鳴くのはなぜ?理由と対処方法を解説

犬が、クーンと寂しそうに鳴くことがあります。
犬がクーンと鳴く時は、本当に寂しさを感じているのでしょうか?
この記事では、犬がクーンと鳴く理由や対処方法を解説します。 2024年07月19日作成

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犬がクーンと鳴く理由

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まずは本題である、犬がクーンと鳴く理由を解説します。
実は、犬のこの鳴き声ひとつを見ても、さまざまな理由があるのです。

不安やストレス

犬が不安やストレスを感じているときに、クーンと鳴くことがあります。
特に神経質な犬であれば不安を感じやすいですが、例えば飼い主が家を留守にしている時や、引っ越しなどで慣れない環境にいる時などにクーンと鳴くことが多いです。
また、旅行などの宿泊先で犬がクーンと鳴く時も、知らない場所で不安に感じているからでしょう。

痛みを感じている

犬は、身体の痛みや不快感がある場合も、クーンと鳴いて飼い主に知らせることがあります。
身体の痛みにはさまざまな原因があり、主に犬同士の喧嘩などによる外傷や、病気によるものです。
これは、身体に異変が起こりやすいシニア犬に特に注意が必要でしょう。

恐怖を感じている

雷や花火の音、はじめて人や犬など、恐怖や緊張を感じる状況でも犬はクーンと鳴くことがあります。
雷や花火の音は飼い主に止めることはできないため、きちんとした対処が必要になるでしょう。

何かを要求している

散歩に行きたい、食事をしたい、遊びたいなど、飼い主に対して要求がある場合にも犬はクーンと鳴くことがあります。
これはいわゆる要求吠えのようなもので、犬の要求に応え続けていると犬の鳴き癖はどんどん悪化していくでしょう。

飼い主の注意を引くため

犬は飼い主の注意を引きたいときに、クーンと鳴くことがあります。
これは、暇だったり寂しかったりするのを、飼い主に気付いてほしい時にみられるでしょう。

犬がクーンと鳴く時の対処方法

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次に、犬がクーンと鳴く時の対処方法をご説明します。
犬が安心して生活できるように、犬の様子を見て、飼い主側でできる限りのことをしてあげましょう。

安心させる

犬が不安や恐怖を感じている場合、安心感を与えることが大切です。
優しく撫でたり、落ち着いた声で話しかけたりして、犬を落ち着かせてあげましょう。
また、チャイムなどの音に反応してしまう犬は、慣れさせるトレーニングをする必要もあります。

軽く構ってあげる

犬が飼い主の注意を引こうとしてクーンと鳴いている場合は、軽く構ってあげましょう。
少し撫でたり遊んだりしてあげるだけで、犬はある程度満足するはずです。

無視をする

犬が飼い主に何かを要求するためにクーンと鳴いている場合は、無視をするのもおすすめです。
おそらく、犬と長い間いっしょに過ごしている飼い主であれば、犬が何を伝えたいか多少はわかるでしょう。
「散歩に行きたいのかな?」と、犬と会話をしているように要求に応えてしまうと、犬と飼い主の上下関係が逆転してしまいます。
この場合は、犬が飼い主にクーンと鳴くことで飼い主が行動に移すという、本来の犬と飼い主の関係とは完全に逆転していることがわかるでしょう。
もしも犬の要求に応えたいのであれば、一度「すわれ」などとコマンド(命令)を出してから、ご褒美として要求に応えてあげることが大切です。
こうすることで、犬は「自分の要求に飼い主が応えた」のではなく、「飼い主の要求に応えたから、ご褒美として自分の要求も聞いてもらえた」と学習します。

生活環境を整える

犬が退屈している場合や運動不足でストレスを感じている場合は、散歩や遊びを通じてエネルギーを発散させることが大切です。
おもちゃを利用したり、散歩時間や散歩コースを工夫したりすることで、犬は毎日の生活を退屈に感じにくくなるでしょう。

健康チェック

痛みや不快感が原因で犬がクーンと鳴いている可能性がある場合は、獣医師の診察を受けることをおすすめします。
犬が一定の部位を触った時のみ嫌がる時などは、怪我や病気などで痛みを感じていることが考えられます。
日頃から怪我や病気の兆候がないか確認して、定期的な健康診断を受けさせることも大切です。

犬を構ってあげる時のおもちゃ4選

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最後に、犬を構ってあげる時のおもちゃをご紹介します。
犬が不安な気持ちや退屈だと感じている時は、これらのおもちゃを使用してみると良いでしょう。

犬を構ってあげる時のおもちゃ(1)えらべる!ロープ3点セット

犬の大好きなおもちゃが、3つセットになった商品です。
ロープタイプのおもちゃのため、犬と引っ張り合いの遊びをすることができます。
また、遊びながらデンタルケアも期待できるでしょう。


えらべる!ロープ3点セット

犬を構ってあげる時のおもちゃ(2)Octopus Plushy

可愛らしいタコの形をした、犬用おもちゃです。
足部分がシャカシャカと音が鳴るため、犬は夢中で遊んでくれるでしょう。
また、頭部分を噛むとピーピーと音が鳴り、いろいろな楽しみ方ができそうです。

犬を構ってあげる時のおもちゃ(3)M-PETS PLAYドッグトイ

柔らかな感触で柔軟性と耐久性に優れたおもちゃです。
噛むと音が鳴る仕様で、好奇心を刺激します。
また、噛みながら遊ぶことで歯垢の除去を手助けしてくれ、口の中の健康維持にも繋がります。


M-PETS PLAYドッグトイ

犬を構ってあげる時のおもちゃ(4)ノーズワーク

犬といっしょに遊ぶ時間がない場合は、このおもちゃがおすすめです。
おもちゃの中にフードやおやつを隠すことができるため、犬は夢中で遊んでくれるはずです。
遊びながら知育玩具としても使用できて、一石二鳥です。

犬がクーンと鳴くのはさまざまな理由がある

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犬がクーンと鳴くのは、寂しい時だけではありません。
不安やストレスを感じていたり飼い主に何かを要求したかったりする時にも、犬はクーンと鳴くことがあります。
大切なのは、原因を取り除くことです。
ただし、犬の要求に簡単に応えてしまうと、上下関係が逆転してしまう可能性があります。
犬がクーンと鳴く理由を予測して、正しい対処ができるようになりましょう。

参考サイト

MiO PET(参照日:2024-05-14)
https://item.rakuten.co.jp/omishop/compass1628227497/

SHITAMACHI PET YOUHINTEN(参照日:2024-05-14)
https://item.rakuten.co.jp/shitamachi-pet/pt067/

ペットグッズ専門店Petifam(参照日:2024-07-10)
https://item.rakuten.co.jp/petifam/10600699/

Minty(参照日:2024-05-14)
https://item.rakuten.co.jp/minty2022/carrot/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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