猫が落ち着かないのはなぜ?猫が落ち着く環境づくりも解説

猫が、そわそわとして落ち着かないことがあります。
普段はリラックスしている猫が落ち着かない時は、必ず何らかの理由があるはずです。
この記事では、猫が落ち着かない理由や、猫が落ち着く環境づくりを解説します。 2024年01月24日作成

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猫が落ち着かない理由は?

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まずは本題である、猫が落ち着かない理由をご説明します。
理由がわかれば、正しい対処ができるようになるでしょう。

驚いたから

猫は、リラックスしている時に驚かされたら落ち着かなくなります。
代表的なものは、突然のインターホンの音でしょう。
インターホンが鳴ると来客があるということを理解しているため、猫はそわそわとして落ち着かなくなるのです。
また、臆病な猫は雷などの大きな音に驚いた時も、落ち着きがなくなります。

ストレス

猫は、ストレスを感じている時にも落ち着きがなくなります。
特に、1日中ストレスを感じるような環境に身を置いている時は、落ち着きがなくなるでしょう。
猫の持続的なストレスの原因としては、仲の悪い猫がいたり室内が騒がしかったりなどです。

生活環境が悪いから

猫は、意外にも几帳面な性格をしていることが多いです。
トイレが汚れているだけでもストレスを感じますし、毎日の食事に飽きてしまうこともあるでしょう。
生活環境が悪いと、猫は落ち着きがなくなる可能性が高くなります。

空腹

猫は、毎日規則正しい生活をしています。
ある程度は、毎日決まった時間に起きたり食事をしたりするでしょう。
そのため、食事の時間になっても食事が出てこない時は、落ち着かずにそわそわと部屋中を歩いたり飼い主に鳴いてアピールしたりします。

体調不良

猫は、病気や怪我などの体調不良の時も、落ち着きがなくなります。
落ち着きがなくなる病気として挙げられるのは、認知症です。
また、尿路結石などトイレに行くことが多くなる病気の時も、そわそわと落ち着きがなくなるでしょう。
ちなみに、猫は体調不良でも表に出してアピールすることは少ないため、日頃から飼い主が猫の様子をチェックする必要があります。

猫が落ち着かない時の対処方法

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次に、猫が落ち着かない時の対処方法を解説します。
なるべく早く対処をしてあげて、猫に落ち着きを取り戻してもらいましょう。

見守る

インターホンや雷など、一時的に猫の落ち着きがなくなった際は、しばらく見守りましょう。
飼い主が猫をなだめたりするのは、逆に興奮させる原因にもなります。
また、猫が飼い主に依存してしまう、分離不安症を発症する可能性もあるため、一時的に猫が興奮しているようであれば、そっとしておくことがもっとも良い対処方法といえます。

生活環境を見直す

猫が落ち着いて生活できるように、生活環境を見直す必要があります。
トイレが汚れているのであれば毎日のトイレ掃除の回数を増やすなど、詳しくは後述しますが生活環境を見直すことで、猫がそわそわとすることは減るはずです。

動物病院へ連れて行く

猫の様子がいつもと違うようであれば、一度動物病院へ連れて行ったほうが良いでしょう。
獣医師に診せることで、猫に落ち着きがない理由をある程度は特定することができます。
どんな病気も早期発見、早期治療が大切です。
ちなみに、認知症であれば完治をすることはないですが、やはり猫に異変がみられた時は、動物病院へ連れて行ったほうが安心でしょう。

猫が落ち着く環境づくり

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最後に、猫が落ち着く環境づくりをご紹介します。
これらを行い、1日でも早く猫が安心して生活できるようにしましょう。

静かな部屋づくり

猫が落ち着いて生活できるように、室内は静かな環境を保てるようにしましょう。
大音量で音楽を流すなどはせずに、ドアの開け閉めや足音にも気を付けることをおすすめします。
もちろんインターホンなどを防ぐことはできませんが、飼い主側でできる限りの対策をとって、静かな部屋づくりを心掛けると良いでしょう。

猫が落ち着けるスペースを作る

猫のお気に入りの猫用ベッドなどを、部屋の隅などに設置しましょう。
引っ越しなどで生活環境が大きく変化した時でも、猫用ベッドなど猫が少しでも落ち着けるスペースがあれば、猫のストレスも多少は軽減されるはずです。
また、飼い主が使っていた毛布などを与えるのもおすすめです。
落ち着けるスペースによって、突然の来客時なども猫が身を隠すことができます。

運動スペースを確保する

猫がストレスを溜めないように、キャットタワーなどを設置して運動できるようにしましょう。
猫は高いところへの上り下りが好きなので、キャットタワーを設置するだけである程度は運動不足やストレスが軽減されるはずです。
また、リビングなど広いスペースで、猫じゃらしで遊んであげることも大切です。
猫といっしょに遊ぶことで、コミュニケーションにもなります。

芳香剤などを設置しない

猫は嗅覚に優れているため、芳香剤などを使用しないようにしましょう。
また、飼い主も強い香りがするシャンプーや香水の使用を避ける必要もあります。
強いにおいは、猫の大きなストレスになります。
ちなみに、猫の嫌いなにおいは柑橘系です。
柑橘系のにおいはリラックス効果があるように感じますが、猫にとっては不快なにおいです。
当然ながら煙草も猫には良くないため、もしもタバコを吸うのであれば、必ず外に出てからにしましょう。

猫が落ち着いて生活できるように配慮しよう

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猫の落ち着きがないのは、インターホンなどで突発的に驚かされたなどがありますが、そういった一時的なものはそこまで気にする必要はありません。
気を付けなければならないのが、ストレスなど持続的に落ち着きがなくなることです。
猫が落ち着かない時は、生活環境を見直すことが大切でしょう。
静かな部屋にして猫が落ち着けるスペースを確保することで、猫がそわそわすることはなくなります。
また、強いにおいが苦手な猫のために、芳香剤や香水などの使用も避けたほうが良いでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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