猫が喜ぶ撫で方とは?猫を撫でる際のポイントを解説

猫を撫でて気持ち良さそうな表情を見せると、飼い主としても嬉しい気持ちになりますよね。
猫は、撫でられて嬉しい部位とそうでない部位があるため、猫にリラックスしてもらうためにも猫の撫で方は知っておかなければなりません。
この記事では、猫が撫でられて嬉しい部位や嫌な部位、猫を撫でる際のポイントについて解説します。 2023年12月09日作成

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猫が撫でられて嬉しい部位とは?

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まずは、猫が撫でられて嬉しい部位をご紹介します。
ほとんどの猫は、これらの部位を撫でられて嫌がることはないでしょう。

顎の下

おそらく、猫を飼っていなくても「猫は顎の下を撫でられるのが好き」ということを知っている人は多いのではないでしょうか?
なぜ猫が顎の下を撫でられることが好きなのかというと、理由はいくつかありますが、「痒くても自分で掻くことができないから」という点が挙げられます。
また、猫の顎の下にある臭腺は皮脂や汚れが詰まりやすいことから、痒くなりやすい部位なのだといわれています。
そのため、猫は日頃掻くことができない顎の下を撫でられると喜ぶのでしょう。

猫は、頭を撫でられるのも喜びます。
頭は子猫の頃に母猫が舐めてくれる部位なので、成猫になってからも頭を撫でられると嬉しいのでしょう。
また、頭や顔も顎の下と同様に、自分で舐めることができない部位です。
頭のほかにも、顔まわりも撫でられると喜ぶため、頭や頬、耳の間などをマッサージするように撫でてあげると良いでしょう。

尻尾の付け根

猫の尻尾の付け根には、神経やツボが集中しています。
また、フェロモンを出す分泌腺なども尻尾の付け根にあるため、猫にとって尻尾の付け根はとても敏感な部位といえるでしょう。
猫の尻尾の付け根を優しく撫でてあげることで、特にメス猫が喜びます。
しかし、尻尾の付け根はとても敏感であることから、しつこく撫でるのは避けたほうが良いです。

背中

猫は、背中を撫でられることも喜びます。
特にブラッシングをしている時は、背中を撫でてあげると気持ち良さそうにするでしょう。
換毛期になると背中の抜け毛がごっそりと抜けるため、飼い主としても背中のブラッシングをしてあげるのは楽しいものです。

猫が撫でられて嫌な部位とは?

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次に、猫が撫でられて嫌な部位を見ていきましょう。
猫が飼い主に撫でられることが嫌にならないように、きちんとチェックしておく必要があります。

お腹

猫は、お腹を触られると嫌がります。
なぜなら、猫にとってお腹は急所だからです。
おそらく、野良猫がお腹を出して無防備に寝ることはめったにないでしょう。
お腹は攻撃されると致命傷になる可能性もあるため、猫は心を許した相手以外にお腹を見せることはありません。
飼い主であれば猫のお腹を撫でても怒らないこともあるでしょうが、知らない人にお腹を撫でられると攻撃をしてくる猫も多いはずです。

猫は、足を撫でられるのも嫌がります。
足は神経が集中しているほか、抑えられると身動きができなくなることから、足を触られて喜ぶ猫は少ないでしょう。
ちなみに、猫の肉球は小さくてぷにぷにとしておりとても可愛らしいことから、つい触りたくなってしまうかもしれませんが、やはり嫌がる猫も多いです。

尻尾

猫は、尻尾の付け根を撫でられることは好きなことが多いですが、尻尾を撫でられるのは嫌がります。
猫の尻尾は猫にとって感情表現に利用したり、バランスを利用したりするために、とても大切な部位です。
おそらく、どれだけ飼い主のことを信頼している猫であっても、尻尾を撫でられることを喜ぶ猫はいないでしょう。

猫を撫でる際のポイント・注意点

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猫を撫でる際は、いくつかのポイントや注意点を押さえておけば良いでしょう。
これらのポイントや注意点をチェックしておけば、猫は飼い主に撫でられることが大好きになることが期待できます。

優しく声をかけながら撫でる

猫は、突然触られるとびっくりします。
特に背中を向けている猫を撫でると、飼い主のことを「いつ撫でられるかわからない」と、信頼できなくなってしまいます。
そのため、猫を撫でる前に優しく声をかけてあげましょう。
また、猫が背中を向けている場合は、猫の横や前に立ってから撫でることで、猫は突然触られて驚くこともなくなるはずです。

優しく撫でる

当然のことですが、猫のことは優しく撫でなければなりません。
人間の子どもを撫でるようにワシャワシャと思い切り猫のことを撫でると、猫は落ち着かないでしょう。

猫がリラックスしている時に撫でる

猫を撫でる際は、猫がリラックスしている時にしましょう。
猫が興奮している時にむやみに撫でようとすると、猫に噛まれたりパンチされたりする可能性があります。
しかし、猫が熟睡している時は触るとかえって猫がリラックスできなくなってしまうため、猫がぼーっと暇そうにしている時などに撫でると良いでしょう。

猫が近寄ってきた時に撫でる

猫は気まぐれな動物なので、どれだけリラックスをしていても飼い主に触ってほしくない時に撫でられると怒ってしまいます。
そのため、猫が「撫でて」と言わんばかりに近寄ってきた時に撫でてあげると良いでしょう。
猫が撫でてほしいと思うタイミングとしては、飼い主の膝に乗ってきた時や、喉をゴロゴロと鳴らしながら近寄ってきた時が挙げられます。
逆に、猫が撫でてほしくないタイミングは、遊んでいる時やグルーミングをしている時、食事をしている時などでしょう。

猫を撫でる部位には気を付けよう

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猫は、基本的に飼い主に撫でられることは大好きです。
しかし、飼い主といえども、急所であるお腹や神経の集中している足などは、触られると嫌がります。
そのため、猫を撫でる時は、猫が撫でられて嬉しい部位を撫でるようにして、タイミングにも気を付けなければなりません。
愛猫との信頼関係をさらに深いものに築き上げるためにも、猫が撫でられて嬉しい部位とそうでない部位は把握しておくようにしましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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