撫でると噛んでくる理由は?
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愛猫と触れ合う時間は至福の時ですよね。猫を撫でると安らぎを感じますが、撫でようとしたときや撫でているときに、猫が手に噛みついてくることはありませんか?
急に噛まれるとどうしてなんだろうと気になってしまいますよね。
ここでは、猫を撫でると噛んでくる理由についてご紹介します。
そっとしてほしい
猫は一匹の時間を満喫しているのかもしれません。そのようなときに飼い主が撫でてくると、甘噛みをすることがあります。
はじめは軽く噛むことで嫌だという気持ちを伝えますが、あまりにしつこい場合は噛むだけでなく手を出すこともあります。
猫にとって一人でリラックスする時間はとても大切です。その時間を邪魔することで猫のとの信頼関係まで傷つけるおそれがあるため、触ったときに噛んできたときにはすぐにやめましょう。
かまってほしい
逆に、猫はかまってほしいのかもしれない場合もあります。
猫を撫でているときに、軽く口を開けてはみはみという具合に手を噛んできくることが多いです。飼い主と一緒に遊びたい、もっと撫でてほしいという気持ちから、噛んでくることがあるようです。
飼い主にかまってほしいことから噛んでしまうときは、可愛らしく感じそのままにしてしまうこともあるかもしれません。しかし、そのままにすると噛む力がどんどん強くなり、そのうち出血するほど強く噛まれてしまうことがあります。
猫が噛んでくるときの対処法
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甘えて甘噛してくる様子は可愛らしいものですが、そのままにするとエスカレートしてしまい本気で噛み付いてくることもあります。
猫に噛まれると出血するだけでなく患部が膿んでしまい発熱するケースもあるため、猫の噛み癖は直すことが望ましいです。
ここでは、猫が噛んでくるときの対処法についてご紹介します。
「痛い」と伝える
猫が噛んだときに「痛い」と伝えることで、猫が驚き噛むことをやめてくれるようになります。ただ、痛いというだけでなく、さわることをやめましょう。
猫は「飼い主の手を噛む」→「痛い!」→「かまってもらえなくなった」と認識するようになります。かまってほしくて噛んでいる場合にとても効果的です。ただ一度やるだけでは覚えることはできないため、何度も繰り返し行いましょう。
注意点としては、猫に痛いと伝えるときに叩くことや、大きな声で怒鳴ることはやめましょう。噛んだときのほかにも、基本的に体罰を与えるようなしつけはしないようにしましょう。
猫にかまうのをやめてみる
痛いことを伝えるだけでなく、かまうことをやめることでより効果的に噛む回数を減らすことができる可能性があります。
かまうことをやめても追いかけて噛んでくるようであれば、部屋を移動するなど猫がいない場所に移動してみましょう。
時間をおいてから遊んであげる
時間をおくことで、猫も少し落ち着いてくれるため噛んでくることが少なくなります。
おもちゃなどで遊ぶことにより人の手を噛むこともないため安心です。
人の手や体を噛んでも許さると認識させないよう、猫用のおもちゃを使って遊びましょう。
甘噛みはなぜする?
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猫の甘噛みはそのままにしてしまうとエスカレートしてしまうため注意が必要ですが、甘噛みするのには猫なりの理由があるようです。
ここでは、甘噛みをしてしまう理由についてご紹介します。
甘えたい・かまってほしい
猫は飼い主に甘えたいときや、かまってほしいときに甘噛みをすることで注意を引こうとすることがあります。
すぐにかまってあげたいところですが、甘噛みをされた直後にかまってしまうと、甘噛みしたら遊んでくれたと認識してしまう恐れがあります。
対処法としては普段から猫と遊ぶ時間を作り、時間がないときには一匹でも退屈しないよう、猫用のおもちゃを用意してあげましょう。キャットタワーは上下運動もできるため、猫を飼育し始めたときに購入を検討することをおすすめします。
口の中がかゆい
子猫の時期は乳歯が生えており、個体差がありますが生後5~6ヶ月程度で徐々に生え変わっていきます。生え変わりの時期は永久歯が生えてくるため口の中がムズムズしやすくなります。噛んでも問題のない猫用のおもちゃを用意してあげることがおすすめでしょう。
ストレスを感じている
猫はストレスがたまると攻撃的になり、飼い主の手や体、家具やクッションなどに噛み付くことがあります。怒りやすくなるため世話をすることが大変になります。
ストレスは体を動かすことや飼い主と一緒に過ごすこと、猫一匹の時間を満喫することで発散することができます。
猫は生活環境が不衛生な状態でもストレスを感じるため、こまめに掃除をすることもおすすめです。
猫を撫でるときは猫の様子を確認して
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ここでは、猫を撫でると噛む理由や対処法についてご紹介しました。
猫を撫でると噛んでくる理由としては「かまってほしい」「もう撫でないでほしい」という理由が考えられます。どっちなの?となってしまうところですが、甘噛みするときには撫でるのをやめ、そっとしておくことが望ましいでしょう。
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。