犬がジャンプをする理由は?
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まずは、犬がジャンプをする理由についてご説明します。
理由がわかることで、正しいしつけができるでしょう。
人への挨拶
犬がジャンプをする理由のひとつが、人へ挨拶をするためです。
犬は、相手と顔を合わせて挨拶をすることが好きなため、自分よりも高い場所にいる人間の顔に向けてジャンプをしてしまうのでしょう。
特に小型犬は身体が小さく、どれだけジャンプをしても人間の顔の近くまで飛ぶことは難しいです。
そのため、小型犬ほどその場でピョンピョンとジャンプをする傾向にあります。
飼い主へのアピール
犬が一生懸命飼い主に向けてジャンプをするのは、飼い主へのアピールの意味も込められています。
これは、過去に犬がジャンプをした時に飼い主から構ってもらえた経験がある犬に多くみられるでしょう。
過去に一度でもジャンプをしたことで飼い主に構ってもらえた犬は、「またジャンプをすれば構ってもらえるかも!」と期待をして、飼い主と遊びたいという気持ちからジャンプをしていることが考えられます。
体力を持て余しているから
犬は、日頃の運動不足により体力を持て余しているのかもしれません。
そのため、ジャンプをして「運動をしたい」という欲求を解消している可能性が考えられます。
犬がジャンプをすることのリスク・危険性
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次に、犬がジャンプをすることのリスクや注意点を解説します。
犬のジャンプにはさまざまなリスクがあるため、なるべく早めに止めさせるようにしましょう。
椎間板ヘルニア
犬がジャンプを続けることで、椎間板ヘルニアを発症するリスクが高くなります。
椎間板ヘルニアは人間にも起こるものですが、椎間板が脊髄を圧迫することにより、歩いたり段差を登ったりすることが辛くなるでしょう。
ちなみに、犬の椎間板ヘルニアはダックスフンドやコーギーなどの胴体が長い犬種がなりやすい傾向にありますが、ジャンプを続けることでどんな犬種でも発症する可能性があります。
犬の椎間板ヘルニアは、重症化すると歩けなくなることもあるため、注意しなければなりません。
骨折
犬がその場でジャンプをすると、骨折をする危険性もあります。
「たかがジャンプをしただけで本当に骨折するの?」と疑うかもしれませんが、イタリアングレーハウンドなどの骨が細い犬種であれば、その場でジャンプをしただけでも骨折をする可能性はあるでしょう。
人間が怪我をする可能性
犬が人間に飛びつくことで、犬ではなく人間が怪我をしてしまう可能性もあります。
特に力の強い大型犬に飛びつかれたら、成人男性であっても後に倒れこんでしまうことがあるでしょう。
また、小さな子どもに犬が飛びついたら、思わぬ怪我に繋がる可能性があります。
犬が飛びつくのが飼い主であればまだ良いですが、他人に飛びついてしまうことで事故となる危険もあるため、まわりの人のためにも犬にジャンプをさせることは止めさせたほうが良いといえるでしょう。
犬がジャンプをすることを止めさせるしつけ方法
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最後に、犬がジャンプをすることを止めさせるしつけ方法をご紹介します。
これらのしつけを行い、犬がジャンプをすることのリスクを避けられるようにしましょう。
無視をする
犬がジャンプをすることを止めさせるしつけ方法でもっとも効果的なのは、犬を無視することです。
犬が飛びついてきても一切構わないことで、犬は「飛びついても構ってもらえないんだ」と学習します。
特に犬は飼い主に無視をさせることを嫌がるため、無視をするというしつけ方法はおすすめです。
小型犬であれば飼い主に飛びついてきても無視をすることは簡単でしょうが、力の強い大型犬を無視をすることは大変だと思いますので、頑張りましょう。
驚かせる
犬がジャンプをすることを止めさせるしつけ方法は、第三者に手伝ってもらうのも良いでしょう。
空き缶にビー玉などを入れた大きな音が出るものを用意して、犬が飼い主に飛びついた瞬間に、死角から犬の近くに缶を投げてもらいます。
そうすることで、犬は大きな音に驚くはずです。
「人間に飛びつくと近くで嫌なことが起こる」と犬が学習することで、徐々に人間に飛びつくことはしなくなるでしょう。
犬を興奮させないようにする
犬を日頃からジャンプをしないように、興奮させないようにすることも大切です。
飼い主としては犬の反応が見たいがために、「散歩行く?」や「ご飯だよ」と声をかけることがあるかもしれませんが、不必要に犬を興奮させることでジャンプをする可能性が高くなってしまいます。
日頃からジャンプをする癖をつけないことも、犬の足腰のためにとても大切です。
犬をジャンプさせるのはさまざまリスクがある
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犬がジャンプをするのは、飼い主に対する挨拶やアピールの意味があります。
飼い主からすればとても可愛らしい行動かもしれませんが、犬がジャンプをすることで足腰へ大きな負担となり、椎間板ヘルニアや骨折のリスクが高くなります。
また、犬が飛びついてきたことで人間側が怪我をしてしまう可能性もあるでしょう。
そのため、犬の飛びつき癖は早めに止めさせることをおすすめします。
一番良いしつけ方法としては、犬を無視することでしょう。
驚かせるのも、効果的なしつけ方法といえます。
犬が興奮してジャンプをしてしまわないように、日頃から穏やかに生活をすることが大切です。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。