猫が物陰から飼い主を覗き見する!?猫が飼い主を覗く理由

ふと気が付くと、愛猫が物陰からこちらを覗いていることがあります。
飼い主としては驚いてしまうでしょうが、猫の覗き見にもきちんとした理由があるのです。
この記事では、猫が物陰や隙間から飼い主を覗く理由や対処方法を解説します。 2023年04月23日作成

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猫が物陰や隙間から飼い主を覗く理由

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まずは本題である、猫が物陰や隙間から飼い主を覗く理由をご説明します。
また、猫が物陰に隠れる理由についても見ていきましょう。

観察している

猫が物陰や隙間から飼い主を覗いている時に考えられる理由としては、観察しているという点が挙げられます。
当然ながら猫は人間ではないため、人間の考えていることや、いま何をしているのかがわからないということもあるでしょう。
そんな時には、猫は物陰に隠れながら何をしているのか観察をしているのです。
言葉の話すことのできない猫にとって、「見る」という行為はとても大切なのだとわかります。
飼い主を含めたさまざまなものを見ることで、猫は情報を集めているのでしょう。

警戒している

猫が物陰や隙間から飼い主を覗いている時は、警戒していることも考えられます。
猫はもともと警戒心が強い動物ですが、飼い主のまわりに知らない人や動物、物がある時には「あれは何なんだろう……」と、物陰に隠れながら様子を伺っているのでしょう。
これは、危機回避能力の高い猫なりの行動だといえます。

構ってほしい

猫が物陰や隙間から飼い主を覗いている時には、「飼い主に構ってほしい」と考えているのかもしれません。
飼い主からすると、物陰から愛猫が覗いていると、つい構いたくなってしまうでしょう。
過去に同じような経験があったら、猫は「物陰から飼い主を覗いたら、前みたいに構ってもらえるかも!」という期待を持って飼い主のことを覗いていることが考えられます。

狩りをしようとしている

猫が物陰や隙間から覗いているのは、通常であれば狩りをする時にみせる仕草です。
もしかしたら、猫はタイミングを見計らって飼い主を狩ろうとしているのかもしれません。
当然ながら本格的に狩りをするつもりはないですが、隙間からチラチラと飼い主が動いているのが見えることで、狩猟本能が目覚めてしまうのでしょう。

猫が隠れるのはストレスのサイン

猫が物陰に隠れるのは、ストレスのサインだと考えられます。
特に引っ越しなどで生活環境が変わった時にみられ、猫が環境に慣れていないことによるストレスが挙げられます。
たいていは時間が解決してくれますが、突然の来客などで驚いた時にも物陰に隠れることがあるでしょう。

好奇心と警戒心が両立している

猫が物陰や隙間から飼い主を覗いているのは、猫の好奇心と警戒心が両立しているといえます。
「飼い主のことは気になる、でも住んでいる環境やほかの人のことは怖い…」と、好奇心と警戒心を持ち合わせた、猫らしい行動でしょう。

猫が物陰や隙間から飼い主を覗く時の対処方法

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猫が物陰や隙間から覗いてくると、どうすれば良いのかわからないという人もいるはずです。
次に、猫に物陰や隙間から覗かれた時の対処方法をご紹介します。

放っておいても大丈夫

猫が物陰や隙間から覗いてくる時は、基本的に放っておいても良いでしょう。
飼い主のことを観察したいのであれば、思う存分観察させてあげることをおすすめします。
また、物陰に隠れることが猫のストレスサインであれば、あえて放っておいて猫が環境に慣れるのを待ちましょう。

構ってあげる

猫が物陰や隙間から覗いてきてじっと見つめてくるようであれば、猫といっしょに遊んであげると良いでしょう。
猫の思いどおりの行動にはなってしまいますが、いっしょに遊んであげることで猫のストレスや運動不足解消に繋がります。
しかし、猫が「物陰から飼い主を見つめたら構ってもらえる!」と学習してしまい、猫が飼い主へ遊びを誘う時は物陰に隠れるという、風変わりな遊びの誘い方をするようになる可能性があるでしょう。

猫が物陰や隙間から飼い主を覗いている時にしてはいけないこと

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猫が物陰や隙間から飼い主を覗いている時に、してはいけないことがあります。
猫との信頼関係を築くためにも、必ずチェックしておきましょう。

驚かせる

猫が物陰や隙間から飼い主を覗いている時にもっともしてはいけないことは、猫を驚かせることです。
物陰は、猫にとって静かで安全な場所にあたります。
そこで突然飼い主に驚かされると、猫にとって安全な場所がなくなってしまいます。
そのため、猫は部屋のどこにいても落ち着かずにストレスが溜まる原因になるでしょう。
また、飼い主に驚かされることで攻撃的になる猫もいます。
猫と飼い主の信頼関係に溝を作ってしまう原因にもなるため、物陰に隠れている猫を驚かせるのは絶対にやめましょう。

無理やり構う

物陰に隠れている時は、「飼い主に構ってほしい」とすべての猫が考えているわけではありません。
猫なりに理由があって隠れているわけで、猫によっては「飼い主と距離を置きたい」と考えていることもあるでしょう。
そのため、猫が隠れている時に無理やり構うのは避けたほうが良いです。
なぜ猫が隠れているのかを考えて、適切な行動をすることが大切でしょう。
どちらにせよ、猫が物陰や隙間から覗いてきている時は、放っておくことをおすすめします。

猫が物陰や隙間から覗くのはさまざまな理由がある

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猫が物陰や隙間から飼い主を覗いている時は、飼い主のことを観察している、警戒しているなどさまざまな理由が挙げられます。
特に引っ越したばかりの時や突然の来客があった時などは、不安な気持ちから遠巻きに飼い主を見ているのでしょう。
また、猫によっては飼い主に構ってもらうために覗いていることもあります。
そんな時には構ってあげても良いですが、基本的には放っておいても問題ありません。
猫はマイペースでひとりの時間を大切にする動物なので、猫から近寄ってくるまでは無理やり構う必要はないでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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