猫のストレスが原因の病気とは?
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まずは、猫のストレスが原因の病気をご紹介します。
当然ながらストレスがすべての原因ではありませんが、原因のひとつになることもあるため注意しなければなりません。
脂肪肝
脂肪肝は、肥満の猫に多くみられる病気です。
肥満の猫が何らかの原因で食欲不振になり、それが3日ほど続くと脂肪肝を発症しやすくなるといわれています。
脂肪肝の症状としては下痢や便秘、嘔吐などが挙げられますが、中度の症状になると口内が黄色く変色していきます。
肥満の猫が食欲不振になる原因はさまざまですが、ストレスになり食欲が低下することもあるでしょう。
皮膚糸状菌症
皮膚糸状菌症はカビによる感染症で、猫の被毛に感染します。
子猫に多いといわれていますが、免疫力の低下した猫も感染しやすいです。
皮膚糸状菌症の症状は、痒みにより顔のまわりや耳などに脱毛やフケ、赤みなどが出ることが挙げられます。
免疫力の低下は、ストレスが原因になることもあるため注意する必要があるでしょう。
特発性膀胱炎
特発性膀胱炎は、結石などハッキリとした原因がない状態で発症する膀胱炎です。
特発性膀胱炎はストレスが原因になることが多く、神経質な猫は特に発症しやすいといわれています。
症状としては、血尿や頻尿などが挙げられます。
猫ウイルス性鼻気管炎
猫ウイルス性鼻気管炎は、猫ヘルペスウイルス1型が原因となる病気で、くしゃみや咳、よだれなどの症状が現れます。
子猫が重症化すると命に関わる可能性もあるため、十分に注意が必要です。
また、猫ウイルス性鼻気管炎は一度感染すると再発しやすいといわれており、再発の原因となるのがストレスです。
そのため、一度猫ウイルス性鼻気管炎を発症した猫は、ストレスを感じさせないことが大切だといえるでしょう。
猫のストレス解消方法
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次に、猫のストレス解消方法をご説明します。
猫のストレスを軽減して、毎日の生活をより良いものにしましょう。
運動をさせる
猫も人間と同様に、思い切り運動をするとストレス解消できます。
運動の方法はさまざまですが、いっしょに遊ぶことで猫とのコミュニケーションになるでしょう。
また、キャットタワーを設置するのもおすすめです。
当然ながら、猫の性格によっては人間との触れ合いを苦手とする場合もあります。
警戒心が強い猫は、抱っこをしたり構いすぎたりすることで、かえってストレスの原因となるため注意しましょう。
猫用おやつを与える
猫は、美味しいおやつを食べることでストレスが和らぎます。
もしも猫がイライラしているようであれば、優しく声をかけておやつを与えてみましょう。
ただし、人間用に作られたおやつを与えるのは、糖分や塩分過多となるため避けなければなりません。
猫との距離感を一定に保つ
猫は、ひとりの時間が好きな動物です。
そのため、四六時中飼い主と触れ合っているのは好みません。
猫がストレスを溜めないようにするためには、程良い距離感が大切です。
猫と遊ぶときには、猫から近づいてきたときのみにしましょう。
猫のストレス解消におすすめのおもちゃ4選
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最後に、猫のストレス解消におすすめのおもちゃをご紹介します。
猫が思い切り運動できるように、これらのおもちゃを用意してあげましょう。
ボール回転盤
竹でできた、猫用おもちゃです。
中に入ったボールが取れそうで取れないことで、猫が夢中になって遊ぶでしょう。
プラスチック製のものとは違い、破損の危険がない点もポイントです。
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2
内部に隠れたおもちゃが自動で動き、猫の狩猟本能を刺激してくれる猫用おもちゃです。
電動で動くため、飼い主の留守中にも良いでしょう。
羽根とヒモの2種類のおもちゃで、猫が飽きずに遊べます。
猫じゃらし 釣り竿タイプ
猫の大好きな猫じゃらしが、10種類セットになった商品です。
いろいろな種類のおもちゃで、猫が飽きずに遊べるでしょう。
釣り竿のような形をしているため、猫のしなやかな動きに対応できるおもちゃです。
ボール回転盤 羽根付き
可愛らしい見た目のおもちゃです。
上部に付いた羽根でも、猫は遊べます。
底部にはきちんと滑り止め加工がされているため、可愛さと安全性が両立されています。
猫のストレスには十分に注意しましょう
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猫のストレスは、さまざまな病気の原因となります。
命に関わることは少ないかもしれませんが、場合によっては心の病になってしまうこともあるでしょう。
そのため、猫のストレスには日頃から十分に注意する必要があります。
いっしょに遊んだり運動させたりして、ストレス解消をする機会を与えてあげましょう。
また、キャットタワーを設置して、飼い主と遊べない時間帯に猫自身で運動してもらうのもおすすめです。
特に元気の有り余っている若い猫は、上下運動ができるキャットタワーを用意してあげると良いでしょう。
ilychee(参照日:2022-11-14)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。