犬の耳垢は掃除したほうが良い?耳垢の役割や危険サインを解説

犬も人間と同様に、耳掃除をしていなければ耳垢が溜まります。
犬の耳垢は、やはり掃除をしたほうが良いのでしょうか?
この記事では、犬の耳垢の役割や異常な犬の耳垢の見分け方を解説します。 2022年12月03日作成

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犬の耳垢の役割

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まずは本題である、犬の耳垢の役割についてご説明します。
併せて、耳掃除をしたほうが良いのかどうかについても、見ていきましょう。

汚れなどを包み込む

犬の耳垢は、花粉や微生物、古い皮膚細胞などを包み込む役割があります。
耳垢がなければこれらの汚れなどが体内に入り込み、感染症などを引き起こす可能性があるでしょう。

犬の耳掃除はしたほうが良い?

結論から言うと、犬の耳の中が耳垢で汚れていれば、耳掃除はしたほうが良いでしょう。
しかし、執拗に耳掃除をすると、かえって耳の中が汚れたり感染症の原因となったりすることもあるため、気を付けなければなりません。
基本的に、犬の耳の中が耳垢で汚れてきたときに、軽く掃除をする程度で良いでしょう。

ひとつの目安としては、週に1回程度です。
また、後述しますが耳垢の溜まりやすい犬種がいるため、それらの犬種の場合はもう少しこまめな耳掃除が必要になるでしょう。

犬の耳掃除の方法

犬の耳掃除は、ペット用に作られたイヤークリーナーを使用しましょう。
少し汚れている程度であれば綿棒で軽く掃除をしても良いでしょうが、犬の耳の中を傷つけてしまう可能性もあります。
イヤークリーナーを犬の耳の中に注入して、軽く耳を揉みながら洗うだけで、犬の耳掃除は完了します。
その後はコットンを犬の耳の中に軽く入れて、犬が自分でコットンを取り除くのを待ちましょう。
そうすることで犬が耳をブルブルと左右に振り、自然と汚れがついたコットンが耳から出てくるはずです。

耳垢が溜まりやすい犬種

犬種によっては、耳垢が溜まりやすいことがあります。
代表的な犬種は、ミニチュアダックスフントでしょう。
耳が垂れた犬種は、耳垢が溜まりやすい傾向にあります。
また、通気性が悪く耳の中が群れやすいため、耳掃除をした後にきちんと水分を取り除くことが大切です。
ほかにも、フレンチブルドッグなどの脂漏体質の犬種も、耳垢が溜まりやすいといわれています。

異常な犬の耳垢の見分け方

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犬の耳垢は、身体に異常が現れているサインである可能性も考えられます。
次に、異常な犬の耳垢の見分け方について解説します。

正常な耳垢

犬の耳垢は、基本的に乾燥しています。
また、白色や薄茶色などの耳垢であれば、問題ないでしょう。
多少ベタベタしていても、心配する必要はありません。

異常な耳垢

異常な耳垢としては、ドロッとした耳垢や黒色、黄色い耳垢などが挙げられます。
黒い耳垢は、耳ダニの繁殖が疑われるでしょう。
耳ダニはほかの犬種にも感染してしまうため、多頭飼いの場合は気を付けなければなりません。
また、黄色くドロッとした耳垢は、耳の中で細菌感染により化膿している可能性が考えられます。
強いにおいがあるのも特徴です。
これらの耳垢がみられたときには、犬の身体に何らかの異常が現れているサインかもしれないので、一度獣医師に診てもらうことをおすすめします。

犬の耳掃除グッズ4選

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最後に、犬の耳掃除グッズをご紹介します。
これらのグッズを使用して、犬の耳の中を清潔に保ちましょう。

ララクリア ペット用イヤークリーナー

犬の耳に刺激の少ない、イヤークリーナーです。
無香料のため、においに敏感な犬でも問題なく使用できます。
毎日使用しても問題ないほどの刺激なので、皮膚の弱い犬にもおすすめです。


ララクリア ペット用イヤークリーナー

クリスプ イヤーウォッシュ

ノンアルコールの、イヤークリーナーです。
天然成分のみで作られているため、安心して犬に使用できるでしょう。
無味無臭で肌や被毛に優しく、飼い主の肌に触れてもかぶれる心配が少ないでしょう。


クリスプ イヤーウォッシュ

ミミキュアワン イヤークリーナー

獣医師と薬剤師、動物病院が共同で開発したイヤークリーナーです。
低刺激で、毎日使用しても問題ありません。
ベンダー油を使用しており、犬のリフレッシュ効果も期待できます。


ミミキュアワン イヤークリーナー

ツィーザース 毛抜きかんし Sサイズ

この商品に柔らかいコットンを巻き付けることで、犬の耳掃除が可能になります。
きちんと犬の耳の中の水分を取り除くためには、コットンが欠かせません。
イヤークリーナーをつけたコットンで耳垢を取り除き、仕上げに乾いたコットンで優しく水分を取り除きましょう。


ツィーザース 毛抜きかんし Sサイズ

犬の耳掃除は定期的に行いましょう

出典:https://www.shutterstock.com/

犬の耳垢は、花粉や微生物、汚れなどを包み込む役割があります。
そのため、毎日耳掃除をして、常に耳の中を清潔に保つ必要はありません。
しかし、耳垢が黒かったり黄色かったりする場合には、犬の身体に何らかの異常が現れているサインなので、早めに獣医師に診せる必要があります。
今回ご紹介したイヤークリーナーを使用して、犬の耳掃除を定期的に行いましょう。

参考サイト

zaiku(参照日:2022-10-17)
https://item.rakuten.co.jp/botanico36/lalaclear_er/

オゾンアソシア(参照日:2022-10-17)
https://item.rakuten.co.jp/ozoneassocia/crispearwash60/

わんちゃんライフ(参照日:2022-10-17)
https://item.rakuten.co.jp/wanchan-life/mimicureone/

Petitruban(参照日:2022-10-17)
https://item.rakuten.co.jp/auc-petitruban/jan-4964658685223/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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