犬に人間の食べ物を与えてはいけない理由と気をつけたい食品とは

犬を飼っていると「人間の食べ物を与えてはいけない」とよく耳にすると思います。では、なぜ人間の食べ物を与えてはいけないのかその理由をご存じでしょうか?そこで今回は、人間の食べ物を犬に食べさせてはいけない理由について解説します。 2022年06月26日作成

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人間の食べ物には犬にとって有害となる成分が含まれている場合があります。そのような可能性も踏まえたうえで、愛犬の食事管理をしてあげましょう。

犬に人間の食べ物を与える必要はあるのか? 

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結論からいうと、飼い主が自らペットのご飯を手作りする場合を除けば、人間の食べ物は犬にとって不要な場合がほとんどです。

動物はそれぞれ必要な栄養素が異なっています。そのため市販のペットフードは、該当種類のペットに必要な栄養素を適切に配合し販売されています。そのことから、無理に人間の食べ物を犬に与える必要はないのです。

※ダイエット目的や療養食など、愛犬のご飯を手作りする理由にはさまざまなものがあるため一概にNGではありません。もし人間の口にする食材や調味料を用いて愛犬のご飯を作るのであれば、獣医師などの専門家によるアドバンスを受けたうえで与えるようにしましょう。

犬が人間の食べ物を欲しがるのはどうして? 

犬が人間の食べ物を欲しがるのはどうしてでしょうか?
いくつかの説をみていきましょう。

味を覚えてしまった 

犬が食べるフードの多くは、塩分・糖分が過剰にならぬよう薄味となっています。その点、人間の食べ物は味が濃く、犬も「おいしい」と感じるものばかりです。

そのため、一度味を覚えてしまうと飼い主が食べている姿をみるだけで要求吠えするようになります。

「またもらえる」と思っている 

人間の食べ物を継続して与えられている犬は、飼い主が食事をしている場面などで、「またおいしい食べ物がもらえるかも」という誤った思考が働いてしまいます。

癖になると食べ物をもらえないイライラから要求吠えが増えてしまうため、人間の食べ物を与えるのは控えるようにしましょう。

犬の習性「食い溜め」によるもの 

犬の祖先であるオオカミは集団で狩りを行い、獲物を分け合いながら生活していました。しかし野生下の厳しい環境では、次にいつ獲物にありつけるかわかりません。そのためオオカミは、食べられるときにできるだけ胃を満たそうと大量に食事を取るようになったそうです。

現代の犬が出されたエサを食べられるだけ口に入れようとするのは、この「食い溜め」の習性が色濃く残っているからだといえます。

人間の食べ物を欲しがるのも、「とりあえずおなかを満たしておこう」という習性からくる部分も大いにあると考えられます。

人間の食べ物を与えてはいけない理由は? 

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犬に人間の食べ物を与えてはいけない理由を解説します。健康に関わることが多いため、しっかりと理解しておきましょう。

塩分や糖分を取りすぎてしまう 

人間の食べ物には塩分や糖分が多く含まれています。
犬がそれらの食品を摂取すると塩分や糖分を取りすぎてしまい、心臓疾患などの病気を引き起こす原因となる恐れがあります。

肥満になる 

人間の食べ物には高カロリーのものが多いため、犬が口にすると肥満の原因となります。

「肥満は万病のもと」といわれるように犬が体調を崩す要因となるため、犬用のフードやおやつを与えるようにしましょう。

犬に与えてはいけない食品がある

人間の食べ物のなかには、犬が食べてはいけない食品も存在します。
犬がそれらの食品を誤って口にすると、中毒症状などを引き起こし命に関わる場合があります。

栄養のバランスが崩れる

人間と犬では食事から摂取が必要な栄養素に違いがあります。例えば、人間はビタミンCを食事から摂取しなければいけませんが、犬は体内で生成できるため食事から得る必要がありません。

犬用フードを中心とした、栄養バランスの取れた食事を与えるようにしましょう。

犬に与えてはいけない食品とは?

人間の食べ物を犬に与えてはいけない理由でもご紹介したように、犬が口にすると中毒症状などを引き起こす可能性のある食品が存在します。

どのような食品が該当するのか把握し、愛犬に与えることがないよう注意しましょう。

ネギ類 

タマネギ・ネギ・にんにく・ニラなどのネギ類は、重度な貧血を引き起こす溶血性貧血や下痢・嘔吐などの中毒症状を引き起こします。

ネギ類を摂取した際の症状には個体による違いがあるものの、少量でも命に関わる食品であることに変わりありません。

マカダミアナッツ 

ナッツ類は消化が難しい食品です。そのため、犬が口にすると消化不良による消化器系の異常が発生します。

特にマカダミアナッツを食べてしまうと、立ち上がれなくなる・高熱を出すなどのマカダミアナッツ中毒と呼ばれる症状があらわれることが多いです。

チョコレート 

チョコレートの原料であるカカオには、カフェインやテオプロミンという物質が含まれています。これらの成分を犬が口にすると、中毒症状による嘔吐や下痢を発症します。

チョコレートなどのお菓子類は、ついついテーブルのうえに置きっぱなしにしがちです。愛犬が誤って食べてしまわないよう、冷蔵庫に入れるなどの対策を取りましょう。

また、チョコレートにもさまざまな種類がありますが、甘いチョコレートには砂糖がたっぷりと使われているため、糖質やカロリーの過剰摂取という意味合いからも犬にとって不適切な食品だといえます。

日々の食事から愛犬の健康を考えてあげましょう

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犬に人間の食べ物を与えることで発生するデメリットを中心にご紹介しました。

かわいさのあまり人間の食べ物を与えてしまいそうになりますが、愛犬の健康を考えるのであれば止めるべきです。

現在では犬用のお菓子やフードのバリエーションも豊富になっています。これを機に愛犬が喜んでくれる新しい犬用フードを探してみてはいかがでしょうか?

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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