犬に干し芋を与えても大丈夫？与える際の注意点も解説

まずは本題である、犬に干し芋を与えても大丈夫かどうかについて解説します。
併せて、犬に干し芋を与えるメリットも見てみましょう。

結論から言うと、犬に干し芋を与えても問題ありません。
モチモチとした食感と程良い甘みに、犬は喜んで食べるでしょう。
また、食欲がない時のドッグフードのトッピングとしてもおすすめです。

犬が干し芋を食べても良いといっても、人間用に販売されているものは避けたほうが無難です。
なぜなら、人間用に作られたものは嗜好性を高くするために、添加物が含まれている可能性があるからです。
糖分はもちろん、品質を維持するための保存料などは、犬にとって有害となることが考えられます。
そのため、犬に干し芋を与えたいのであれば、犬用に作られたものを与えましょう。

干し芋の原料はさつまいもなので、さつまいもに含まれる栄養素が摂取できます。
特に、腸内環境を整える食物繊維は、便秘気味の犬に大きなメリットとなるでしょう。
また、皮膚や粘膜を正常に保つために役立つビタミンB1も、干し芋には含まれています。
ほかにも抗酸化作用が期待できるビタミンEなど、犬にとって干し芋は多くのメリットがあります。

犬に干し芋を与える時には、いくつかの注意点があります。
注意点を守って、犬に健康的に干し芋を楽しんでもらいましょう。

犬は雑食ではありますが、基本的に肉食動物です。
そのため、主食が肉でなければ健康を維持することができません。
干し芋は犬が喜んで食べるかもしれませんが、与えすぎには注意が必要です。
干し芋の与えすぎは健康維持が難しくなることはもちろん、糖質により肥満の原因となります。
また、犬が干し芋を食べすぎると下痢や便秘にも繋がります。
もしも犬に干し芋を与えるのであれば、1日に与えているドッグフードの5～10%程度の量に留めておきましょう。

干し芋は、スティック状になっていることが多いです。
飼い主としては犬に与えやすい形状に感じるかもしれませんが、犬に与える際は細かくカットしてから与えましょう。
スティック状の干し芋をそのまま犬に与えると、飲み込んで喉つまりを起こしてしまう可能性があります。
細かくカットするのが手間だと感じるのであれば、スティック状になった干し芋を飼い主が手に持ったまま与えましょう。

犬がさつまいもを原因として、アレルギー反応を起こすことは少ないです。
しかし、どんな食べ物にもアレルギー反応を起こす可能性があります。
そのため、はじめて犬に干し芋を与える時は、少量を与えてしばらく様子を見るようにしましょう。
少量の干し芋を与えて1～2時間経ってから下痢や嘔吐、皮膚の痒みなどのアレルギー症状がみられないのを確認して、犬に干し芋を与えることをおすすめします。

犬に干し芋を与える際は、犬用に作られたものがおすすめです。
最後に、おすすめの犬用の干し芋のおやつをご紹介します。

通常の干し芋よりも少し硬めに作られた、犬用の干し芋です。
程良い硬さは噛み応えがあり、犬の満足感も大きいでしょう。
また、糖度が高くカロリーが低い安納芋を使用しているため、犬の食いつきにも期待できます。

しっとりとした滑らかさが特徴の、犬用干し芋です。
極端に硬い部分や繊維質が少ないため、犬にとって食べやすいでしょう。
さつまいもの甘みが、しっかりと感じられるおやつです。

干し芋の直売場が、犬のために作ったおやつです。
通常の干し芋よりも、あえて硬いものや甘味の少ないものを使用しています。
噛み応えや肥満に配慮しており、安心して与えることができるでしょう。

細かくカットされた、犬用の干し芋です。
しつけの際のご褒美に使いやすいでしょう。
また、ドッグフードのトッピングにも使えそうです。

犬に干し芋を与えることで、腸内環境の維持や抗酸化作用などが期待できます。
また、噛み応えがあるためダイエット中の犬にも良いでしょう。
細かくカットすることで、ドッグフードのトッピングにも使用できます。
ただし、人間用に作られた干し芋には、さまざまな添加物が含まれている可能性があります。
そのため、犬に干し芋を与える際は、犬用に作られたものを与えたほうが無難です。