犬の餌にはランクがある
出典:https://www.shutterstock.com
一般的に販売がされている市販のドッグフードには、スタンダード(レギュラー、エコノミーと呼ばれることもあります)と、プレミアムの2つのランクが存在しています。
プレミアムフードの定義としては、
①高価格であるもの
②良質な原料を使用しているもの
③健康志向を訴求しているもの
④ライフステージごとの商品ラインナップを有しているもの
などが挙げられます。
価格の差
まずはじめに挙げられる大きな差が、価格の差です。
だいたい、スタンダードの犬の餌とプレミアムの犬の餌の価格の差は、1.6~4倍程度とされています。
しかしこの価格の差が発表されてから現在8年が経っています。
現在ではスタンダードの犬の餌の価格がだいたい1キロあたり数百円程度です。
プレミアムの犬の餌の価格が1キロあたり1,500円前後であることから、さらに差が出てきていることがわかります。
質の差
スタンダードの犬の餌は、プレミアムの犬の餌と比べると、質、量ともに劣ります。
そのほか、プレミアムの犬の餌の場合は無添加であったり無着色であったり、健康志向を大事にして販売しているものがほとんどです。
犬種や年齢によって餌代は大きく変わってくる
出典:https://www.shutterstock.com
小型犬と大型犬の食べる量はだいたい6倍ぐらいの差があります。
子犬・成犬・シニア犬の場合の食べる量も異なってきます。
このことから、犬の餌代は犬種や年齢によって大きく変わってくると言えます。
小型犬の場合の餌代
トイプードルやチワワといった超小型犬の場合、1日の餌の給与量はだいたい70グラム程度です。
このことから、70(g)×30(日)=2,100(g)となり、1ヶ月に約2キロの餌の量が必要となります。スタンダードの犬の餌の場合には1ヶ月1,000円台で収めることができます。
しかしながら、プレミアムの犬の餌を使用した場合には、安くても3,000円ぐらいはかかってきます。
柴犬くらいの少し大きめな小型犬の場合、1日の餌の給与量はだいたい150グラム程度です。
このことから、150(g)×30(日)=4,500(g)となり、1ヶ月に4.5キロもの餌の量が必要になります。
この場合、スタンダードの犬の餌だと2,000円ほど、プレミアムの犬の餌の場合には安くても4,000円はかかることになります。
中型犬の場合の餌代
ブルドッグぐらいの大きめな中型犬の場合の1日の餌の給与量はだいたい300グラム程度です。
このことから、1ヶ月30日だとすると、300(g)×30(日)=9,000(g)となることから、1ヶ月に9キロもの餌の量が必要になります。
この場合、スタンダードの犬の餌の場合には4,000円ほど、プレミアムの餌の場合には10,000円以上かかってきてしまいます。
大型犬の場合の餌代
ゴールデンレトリバーくらいの大型犬の場合の1日の餌の給与量はだいたい400グラム程度です。
このことから、1ヶ月30日だとすると、400(g)×30(日)=12,000(g)となることから、1ヶ月に12キロものドッグフードが必要になります。
この場合、スタンダードの犬の餌の場合には6,000円以上、プレミアムの犬の餌の場合には2万円近くかかってきてしまいます。
犬の餌代は非常に高い
出典:https://www.shutterstock.com
犬の餌代は安くても1ヶ月1,000円、高い場合には20,000円ぐらいだとして、犬が平均10年生きることから、換算すると次のようになります。
◎1ヶ月の餌代が1,000円の場合の生涯の餌代
・1,000(円)×12(ヶ月)=12,000(円)
・12,000(円)×10(年)=120,000(円)
この計算から、1ヶ月の餌代が1,000円で10年生きた場合には120,000円もの餌代がかかってくることが分かります。
◎1ヶ月の餌代が20,000円の場合の生涯の餌代
・20,000(円)×12(ヶ月)=240,000(円)
・240,000(円)×10(年)=2,400,000(円)
なんと月々の餌代が20,000円の場合、10年生きた場合の餌代はかなりの額になってしまうことが見受けることができます。
このように実際に計算をしてみてみると、犬の餌代には、かなりの額が必要ということが分かるのではないのでしょうか。
餌代を安く抑えたい場合
出典:https://www.shutterstock.com
犬の一生のうちにかかる餌代は、月々1,000円ぐらいといっても一生を通して見てみるとかなりの額がかかってしまいます。では、少しでも餌代を安くするためにはどうすれば良いのでしょうか。
大型犬は諦めて小型犬を飼う
大型犬を飼うことを夢見る方も多いですが、やはり費用が高いことから諦める方もいます。しかしながらやはり犬は飼いたいものです。
その場合には、大型犬よりもはるかに費用を抑えることのできる小型犬がおすすめでしょう。
先程ご紹介した、一生にかかる餌代の計算ですが、大まかに言うと1,000円の場合の計算が小型犬、20,000円の場合の計算が大型犬となっています。
このことから、小型犬だと大型犬と比べてもはるかに費用を抑えられるのでおすすめです。
安いドッグフードを選ぶ
ドッグフードの値段は様々であり、高いものもあれば安いものもあります。
安いドッグフードは、高いドッグフードと比べると質が劣ってしまう場合がありますが、安価でも質がそれなりに良いものも販売されています。
餌代は犬種によって大きく異なる!
犬の餌代は、小型犬・中型犬・大型犬というように、犬種によって大きく異なってきます。生涯を通すとかなりかかってきてしまう餌代ですが、工夫次第で餌代を安く済ませることは可能なのです。しっかりと考えて犬の餌を選んでみてはいかがでしょうか。
著者情報
Hanaco
子育てをしながら、専業主婦ワーカーとしてお仕事をさせていただいております。以前はチワワを2匹飼っていました。
調べることや文章を考えることが好きで、自分の考えや経験などを活かせるようなお仕事をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。