ディスクドッグに必要な犬のしつけ
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ディスクドッグには、基本的な犬のしつけも必要になります。
まずは、どんなしつけが必要なのかをチェックしてみましょう。
呼び
呼びのコマンド(命令)は、ディスクドッグをする上で欠かせないしつけです。
呼びのコマンドは「来い」や「おいで」、「カム」などが挙げられます。
呼びのしつけができていないと、大会中にほかの犬のところで走って行ってしまったり、飼い主以外のところに走り去ってしまったりする可能性があるでしょう。
そのため、呼びのしつけは、ほかの人や犬に迷惑をかけないためにも、ディスクドッグの最も大切なしつけといえます。
呼びのしつけのコツは、犬から逃げるように走ることです。
「来い」のコマンドとともに犬から逃げるように走ることで、犬は本能的に飼い主の下へ戻ってきます。
キャッチ
「持ってこい」、などのコマンドもある程度は必要ですが、ディスクドッグをするのであればキャッチのほうが重要です。
なぜなら、犬は逃げるものを追う習性があるため、自分から遠ざかっていくディスクを見ると、追わずにはいられなくなるからです。
ディスクを投げた後に追うまではできますが、うまくキャッチができないという犬は多くいます。
大会であれば、キャッチしなければ得点に繋がらないため、飼い主の持っているものや投げたものをキャッチするというしつけを覚えさせておきましょう。
放せ
咥えているディスクをスムーズに放して次のスローに繋げるには、「放せ」のコマンドを教えておく必要があります。
放せのコマンドは、「放せ」や「ドロップ」と言い、飼い主のコマンドに合わせて抵抗することなくディスクを放すようにしつけをしましょう。
放せをしつけするコツは、犬がディスクを放したらご褒美として再度ディスクを投げてあげることです。
これを繰り返すことで、犬は「放したからといって、飼い主に取られるわけじゃない」と理解するようになります。
基本的なしつけをすべて覚えさせておく
ディスクドッグは、遊びの延長ではありますが、基本的にはしつけで成り立つドッグスポーツです。
そのため、先述したようなしつけのほかにも、「座れ」や「伏せ」などの基本的なしつけはある程度覚えさせておくようにしましょう。
そうすることで、スムーズにディスクドッグに取り組むことができるはずです。
ディスクドッグの練習方法
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次に、ディスクドッグの練習方法をご紹介します。
空中でディスクをキャッチできるように、コツコツと練習を積み重ねていきましょう。
ディスクを縦に転がす
犬の逃げるものを追う習性を利用して、はじめのうちはディスクを縦に転がして遊びましょう。
縦に転がすことで、犬はコロコロと転がる変わった形のおもちゃを見て、興味津々で追いかけるはずです。
また、何度もそれを繰り返し行うことで、犬は口を縦に開けてディスクを咥えようとするでしょう。
もちろん、犬がディスクを咥えた後には、いっしょに引っ張り合いをして遊ぶことをおすすめします。
そうすることで、犬はディスクをおもちゃだと認識するでしょう。
ディスクを近距離に投げてみる
縦に転がるディスクを犬がキャッチできるようになったら、実際にディスクを近距離に投げてみましょう。
はじめのうちは、1m程度で構いません。
それでも犬が問題なく空中でキャッチできるようになったら、次のステップに進みます。
ディスクの投げる距離を伸ばしてみる
犬がある程度の距離までディスクを問題なくキャッチできるようになったら、本格的に遠くに投げてみましょう。
ちなみに、初心者がディスクをうまく投げられるようになるには、かなりの時間を要します。
そのため、はじめのうちは風がないときにチャレンジすると良いでしょう。
家族や知人が練習に付き合ってくれるのであれば、人間同士でディスクの投げ合いをしてみることをおすすめします。
犬に股の間を通させる
本格的にディスクドッグの大会にもチャレンジしてみたくなった場合には、犬に「ターン」のコマンドを教える必要があります。
ターンとは、コマンドに合わせて犬が飼い主の股の間を通り抜け、その勢いのままUターンしてディスクを追う動作のことです。
ターンのしつけ方は、「ターン」のコマンドとともに、ボールなどのおもちゃを飼い主の股の間から後方少し左に投げます。
それを何度も繰り返し、徐々に後方少し左から左、左前、そして前方へとボールの投げる場所を変えていきましょう。
そうすることで、犬はスムーズにターンを覚えてくれるはずです。
おすすめの犬用ディスク4選
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最後に、おすすめの犬用ディスクをご紹介します。
初心者用から本格的にディスクを始めたい人まで、さまざまなディスクがあることを知っておきましょう。
ロープトイ フリスビー
犬がディスク状のおもちゃに興味を示すように、はじめのうちはこのディスクを使用すると良いでしょう。
ロープ部分が犬との引っ張り合いをしやすくしてくれるため、犬がディスクをおもちゃと認識しやすくなります。
特に犬がディスクに興味を示さなくて困っている人に、おすすめのおもちゃです。
エアディスク ソフト
犬の歯に優しい、ソフトなタイプのディスクです。
このディスクは初心者向けで、縦に転がしやすい構造になっています。
また、犬がディスクを噛んで口内を怪我しにくいため、ディスクに対して苦手意識を持つ心配もないでしょう。
EVA フリスビー カモフラ
風の影響を受けにくいディスクです。
プラスチック製のディスクは、初心者がいきなり投げると風に流されてしまうでしょう。
そこで、まずはこのディスクを使用して、ディスクの投げるフォームやコツなどを掴むのをおすすめします。
スカイドッグ フリスビーディスク
本格的にディスクドッグを始めたい人は、このディスク一択でしょう。
日本フリスビードッグ協会(JFA)の大会でも実際に使用されているディスクで、おそらく大会出場者のほとんどがこのディスクを使用しているはずです。
飼い主が投げやすく犬が咥えやすい形状の、上級者向けでありながら初心者でも問題なく投げられるディスクです。
ディスクドッグは飼い主の練習も大切!
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ディスクドッグは、コツコツと毎日の練習を積み重ねることが大切です。
もちろん犬の練習もそうですが、それ以上に飼い主がうまくディスクを投げられるように練習をする必要があるでしょう。
飼い主がある程度上手にディスクを投げられるようになったら、ディスクドッグに必要なしつけに取り組みます。
日頃から犬との信頼関係を構築しながら、基本的なしつけはマスターしておきましょう。
Jungle Pet(参照日:2022-03-14)
https://item.rakuten.co.jp/jungle-pet/cmb-001/
帝塚山ハウンドカム(参照日:2022-03-14)
https://item.rakuten.co.jp/ashu/lp-f001l/
Pets Village(参照日:2022-03-14)
https://item.rakuten.co.jp/kurosu/33120787ku/
えむはーとドットコォム(参照日:2022-03-14)
https://item.rakuten.co.jp/m-haot/100003540/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。