うさぎの運動量の目安
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うさぎの運動量については、さまざまな意見があります。目安についても、その基準は曖昧で、何を参考にして良いのか分からない飼い主さんもいるのではないでしょうか。うさぎの運動に関する、よくある意見をまとめたのが以下の通りです。
・特に1日何分以上と決められたものではない
・息抜きやコミュニケーションをとる程度の運動で良い
・遊びは無理強いしない
・運動不足には注意が必要だが、遊ばせ過ぎも疲れによるストレスを招く
「これではどのくらい運動させてあげれば良いのか分からない」と思われても仕方がありません。明確な運動量の目安や基準は分かりにくいものの、室内で飼われているうさぎの運動量に関しては、決して多くないことが推察されます。
ケージの外で放し飼いする時間については、1日30分~2時間程度という意見もあります。サークル等を活用して、自由にのびのびと遊べる時間を確保してあげても良いでしょう。
うさぎはさほど活動量が多くない
飼われているうさぎの場合、もともとそれほど運動量は多くありません。そのため、遊ばせ過ぎるとかえって疲れがたまってストレスになることもあるようです。犬や猫のように、飼い主さんが運動の時間をきちんと確保するというよりは、ケージの中で遊びたいときに遊べる環境を作ってあげることや、気分転換ができる程度の遊びを確保してあげることが大事だと思われます。
うさぎの運動量が不足すると…?
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とはいえ、運動量が少なすぎることで生じる問題もあります。運動量が少ないことでストレスがたまり、ケージを噛んだり深夜に後ろ足で床を蹴って音を出したりするなど、飼い主さんとの生活に支障が出てくることもあるため注意しましょう。
お散歩はさせてあげた方が良い?
完全室内飼いのうさぎを、わざわざお散歩に連れ出す必要性はあまり高くないようです。ただ、気分転換に青空の下につれていってあげたいと考える飼い主さんもいるでしょう。この場合、安全な場所を選んでハーネスや首輪、リードをつけて迷子にならないように気を付けた上で外につれていってあげるのも1つの方法です。
涼しく気候が穏やかな季節や時間帯であれば、屋外の散歩も良いリフレッシュになります。しかし、カラスや犬、猫などの天敵から襲われないように、くれぐれも注意しましょう。
また、野草には毒のあるものも多いです。うさぎがかじってしまわないように、目を離さないようにしましょう。
うさぎの運動不足解消法
うさぎは、起きている時間よりもウトウトとおとなしくしている時間の方が長い動物ですが、起きた時に遊べる環境を用意してあげると自分で好きなように遊びます。
特におすすめなのは、以下の方法です。
・ケージ内にロフトをつける
・ケージ内に階段やハウスを置く
・かじっても大丈夫な木製のものを置く
・かじり木や牧草のボールを与える
・掘って遊べるおもちゃを置く
うさぎは、好奇心が旺盛で知能も高いとされています。喜ぶおもちゃがあると、きっと遊んでくれることでしょう。特に、かじって遊べるものや掘って遊べるものを好みます。運動、という点を踏まえれば、自然と体が動かせるロフトや階段などもおすすめです。
ケージから出すときはサークルを活用して
ケージから出すと、のびのびと遊ばせてあげることができますが、室内のあちこちにはかじったら困るものがたくさんあります。サークルを活用して、安全な範囲で遊ばせてあげましょう。基本的には、飼い主さんの時間がとれるタイミングで出す、くらいのつもりで大丈夫です。運動を無理強いするのはストレスにつながるためやめましょう。
おすすめのうさぎ用おもちゃ4選
りんごの木
りんごの天然木をそのまま使用した、かじり木です。国産で、うさぎ以外の小動物にも与えることができます。着色料や保存料は使用されておらず、この枝は農薬が散布される前に切られてものなので安心。うさぎ以外の動物にも人気が高い商品となっています。
KAWAI トンネルハウス
アジアンビタミンチモシーだけでできた、うさぎ用のトンネルハウスです。寝転んで、上って、食べて…と、色んな使い方ができるハウスです。手作業で作られたこの商品、針金などは一切使用していないため、安心して食べさせてあげることができます。掘ったり、爪をといだりと、ストレス発散グッズとしても優秀です。
マルカン かじり木はしご
曲げたりねじったりして、自由に形が変えられるはしごです。運動になるだけでなく、かじってストレスの解消や歯の伸びすぎ防止にもなります。天然素材が使われており、価格もとてもリーズナブルで試しやすいのが嬉しいですね。ナチュラルな見た目もとてもかわいいです。
マルカン わら&ラタンボール
噛みごたえの違う、ふたつの素材がボールに使われています。わらとラタン、どちらも天然の素材で安心。わらは噛みやすく、ラタンは歯応えがあります。フェンスに吊るしたり、そのまま床に置いたりして、うさぎが遊びやすい形で与えることができます。
うさぎは運動できる環境づくりが大事!ケージの中を工夫してみよう
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ここでは、うさぎの運動量についての情報をご紹介しました。うさぎの場合、1日に何分以上は運動しないといけない、といったような基準はありません。しかし、運動不足が肥満や夜間の不眠、ストレスにもつながることから、健康を守るという意味でも運動は大事です。
飼い主さんの時間がとれるときには、うさぎをケージから出してあげたり、一緒におもちゃで遊んであげたりして、気分転換ができるようなひとときをつくってあげましょう。また、うさぎが気の向いたときにいつでも遊べるように、ケージ内におもちゃや設備を充実させて、運動不足を回避していきましょう。
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著者情報
こば
小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。