散歩中に犬が動かなくなるのはなぜ?理由や対処方法を解説

散歩中に、犬がその場から動かなくなってしまい、困った経験がある人は多いでしょう。
なぜ、犬は突然動かなくなってしまうのでしょうか?
この記事では、散歩中に犬が動かなくなる理由や対処方法について解説します。 2022年03月04日作成

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散歩中に犬が動かなくなる理由

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まずは本題である、散歩中に犬が動かなくなる理由についてご紹介します。
これらの中から、愛犬に当てはまる点はないかを見てみましょう。

過去に嫌なことがあったから

特定の場所のときにのみ犬が動かなくなるのであれば、その場所で過去に嫌なことがあったのでしょう。
ほかの犬に吠えられるなどのトラブルや、大きな自動車にびっくりさせられたなど、犬がその場で恐怖を感じたことがあるときに、動かなくなることが考えられます。

行きたくない方向だから

いつもの散歩ルートと違う道を歩いているときに犬が動かなくなった場合には、犬の「そっちの方向には行きたくない!」というメッセージかもしれません。
これは、犬が主導となっている散歩に多く見られます。

疲れたから

子犬やシニア犬の場合は、体力がないため散歩の途中で疲れてしまうこともあるでしょう。
そんなときには、その場で動かずに休憩します。
呼吸が荒くなったり心臓の鼓動が早くなったりしているときには、犬の疲れのサインといえるでしょう。

首輪やリードが気に入らないから

犬の首輪やリードを替えたときに犬が動かなくなったときは、新しい首輪やリードが気に入らないのでしょう。
首輪のサイズが合っていない、リードが長すぎたり短すぎたりするなど、犬にとってしっくりときていないようであれば、散歩グッズを見直す必要がありそうです。

夏バテ

夏の暑い時期になると、犬も夏バテをします。
日光が出ている時間帯であれば、アスファルトも熱くなっており、歩くだけでも肉球に負担がかかってしまうでしょう。
また、朝方でも気温の高い日であれば、気温と湿度によって夏バテになってしまい、散歩中でも動きたくないと考えることがあります。

病気、怪我

もしかしたら、犬は病気や怪我によって、散歩中に歩きたくても歩けなくなってしまっているのかもしれません。
足を引きずって歩いているようであれば、脱臼や関節炎、捻挫などをしている可能性があります。
また、病気によって身体に大きな負担がかかっている場合には、その場で動かずにぐったりとしてしまうでしょう。

散歩中に犬が動かなくなったときの対処方法

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次に、散歩中に犬が動かなくなったときの対処方法について解説します。
犬が動かなくなる理由を取り除いて、楽しく散歩ができるようにしましょう。

人通りが少ない道を歩く

犬がほかの犬や人、車に恐怖を感じてしまうのであれば、人通りが少ない道を歩くのもひとつの対処方法でしょう。
人通りが少なければ、犬が怖い思いをすることもありません。
しかし、ほかの犬や人とコミュニケーションを取らなければ、人見知りになってしまうリスクが高くなるため、ある程度犬が散歩に慣れてきたら徐々に人通りの多い場所にも行くようにしましょう。

ご褒美を与える

犬が散歩中に喜んで歩いてもらえるように、ご褒美を活用するのもおすすめです。
犬が行きたくない方向であっても、「飼い主について行けばご褒美がもらえる」と認識してもらえば、散歩中に動かなくなることはなくなります。
犬が動かなくなったら名前を呼んで、ふたたび歩くようになったらしっかりと褒めてあげてご褒美を与えましょう。

散歩ルートを見直す

子犬やシニア犬の場合は、犬が疲れないような散歩ルートを考える必要があります。
子犬もシニア犬も当然運動は必要ですが、歩きすぎは足腰への負担にもなるでしょう。
そのため、犬が程良く疲れるような散歩ルートに見直すことをおすすめします。

散歩の時間帯を見直す

暑い時期であれば、夏バテや肉球の火傷を避けるために時間帯を見直す必要もあります。
基本的にはアスファルトが熱くなっていない、早朝や夜間が理想です。

犬の散歩をする際に気を付ける点

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最後に、犬の散歩をする際に気を付ける点についてご説明します。
犬が散歩の時間を楽しみに感じてもらえるように、飼い主としてできる限りのことをしてあげましょう。

犬について行かない

犬の散歩で大切なのは、犬について行かないことです。
飼い主が散歩ルートを考えて、それに犬がついて行くというのが犬の散歩です。
散歩の主導権が犬にあれば、犬は飼い主のことを下に見るようになり、問題行動も増えていきます。
そのため、犬が行きたいところがあるとしても、飼い主が主導で散歩をするようにしましょう。

散歩ルートを確立しない

毎日の散歩ルートを確立してしまうと、犬は散歩に飽きてしまいます。
また、同じ道で怖い思いをしたときには、毎回その場所で動かなくなってしまうこともあるでしょう。
そのため、犬の散歩ルートは毎日変えることをおすすめします。
毎日違う散歩ルートを歩くことで、犬は毎回の散歩を新鮮な気持ちで楽しむことができるでしょう。

アイコンタクトをする

犬は、信頼している相手にアイコンタクトをしながら散歩をします。
その際に犬とアイコンタクトを行うことで、信頼関係はさらに深まっていくでしょう。
逆に、アイコンタクトをせずにいると、犬は飼い主といてもつまらないと感じるようになってしまいます。
アイコンタクトはしつけをする上でもとても大切なので、散歩に限らず日頃から行うようにしましょう。

犬が散歩中に動かなくなることは多い

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犬が散歩中に動かなくなるのは、意外に多いものです。
過去のトラウマや気分が乗らないなど、理由はさまざまでしょう。
理由によって対処方法は異なりますが、正しい対処をすることで犬は動かなくなることなく、喜んで散歩をしてくれます。
犬が飽きたり怪我をしたりしないように、散歩ルートや時間帯を見直すのもおすすめです。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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