犬が散歩で動かないのはなぜ?理由や対処法をご紹介

犬と一緒に散歩に出かけた時に、犬が動かなくなってしまったという経験はありませんか?散歩の時間も長くなってしまうため、忙しい飼い主さんにとっては辛いですよね。ここでは、犬が散歩で動かなくなる理由や対処法についてご紹介します。 2021年12月05日作成

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犬が散歩で動かなくなる理由とは?

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犬と一緒に散歩に行っている時に急に止まってしまうと困ってしまいますよね。声をかけても止まったままの場合、どうしてあげるのが正解なのでしょうか。
ここでは、犬が散歩で動かなくなる理由についてご紹介します。

恐怖を感じている

犬は恐怖を感じている時にも動かなくなります。バイクや車の音や工事の音、他にも人間が怖いと感じている可能性があります。これは外の世界に慣れていない犬によく見られ、徐々に慣れさせてあげる必要があります。少しずつ歩き、恐怖を感じているようであれば声をかけて気をそらしてあげたり、散歩ルートを変更するなどしてあげましょう。

外の世界に怖いと感じている時は、可哀想に感じるかもしれませんが、あえて散歩をし、これらの音や人は犬に危害を与えるものではないから大丈夫だと認識させるようにしましょう。
あまりにも動かない場合は、おすわりなどの基本的なトレーニングをして犬の気をそらしてあげることもおすすめです。

体調を崩している

犬が体調を崩している時に散歩に連れ出してしまうと、病気や症状が悪化してしまう可能性があります。食欲や元気はいつも通りか。排便や排尿の状態はどうだったか。歩行に異常がないかみていきましょう。
犬は痛みに強く、多少体調を崩していても隠すことがあります。家で休んでいる時などに様子を見て、原因がわからない時には動物病院を受診することをおすすめします。

リードやハーネスが気になる

装着しているハーネスやリードが気になってしまい動かなくなることもあります。新しくハーネスやリードを購入した時には、自宅でしっかり慣れさせてから使用することをおすすめします。
神経質な性格の犬の場合は、洋服を着せた時などに動かなくなることもあるため、散歩の時は脱がせるなど対処しましょう。

気になることがある

散歩中に鳥や猫などの動物がいた時や、気になるものがある時などに反応しているのかもしれません。散歩中に気になるものがあると動かなくなることはどんな犬にも起こりうることなので、そのような場合は飼い主が声をかけるなどして犬に気を引きます。無理やり引っ張ることで肉球を傷つけてしまう可能性がありますので注意しましょう。

犬が散歩で動かなくなった時の対処法

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犬が散歩で動かなくなる時には対処法がいくつかあります。対処法を覚えておくことで、いざという時に役立ちます。
ここでは、犬が散歩で動かない時の対処法についてご紹介します。

呼びかけてテンションをあげてみる

犬の名前を呼ぶなどして犬のテンションをあげてみましょう。犬に声をかけることにより、注意がそれて歩きだすこともあります。

散歩ルートを変更する

散歩ルートは毎日異なるルートでも問題なく、好奇心旺盛な犬は毎日同じルートだと飽きてしまうこともあります。散歩ルートを変更することで犬のテンションをあげてみましょう。
他にも、工事などで犬が怖がっている時などはその場所を通らないように、少しルートを変えてあげましょう。

ハーネスやリードに慣れさせる

ハーネスやリードにはあらかじめ慣れさせておくようにしましょう。犬が動かなくなる原因がハーネスやリードの場合は自宅で練習し、装着している感覚に慣れてもらいます。自宅の部屋でハーネスやリードを付けて歩くだけです。毎日少しずつ練習することで、よりハーネスやリードに慣れやすくなります。

犬が動かない時にしない方がいいこととは?

犬が動かない時に誤った対処をしてしまうと、余計に動かなくなってしまう可能性があるため注意が必要です。
ここでは、犬が動かない時にしない方がいいことについてご紹介します。

抱っこ

犬が動かない時には、抱っこをしてはいけません。犬が動かない時は体調を崩しているのかと心配になってしまい、抱っこしてあげようと思うかもしれませんが、実はそれは逆効果です。抱っこをしてしまうと、犬が散歩で立ち止まれば抱っこしてくれると認識してしまいます。抱っこを覚えてしまうと、散歩に連れ出すことが難しくなってしまうため、動かない時にでも抱っこしない方法を選びましょう。

おやつを与える

おやつは与えるタイミングがとても大事で、動かなくなった時におやつを与えてしまうと、「動かないとおやつがもらえる」と認識してしまう可能性があります。散歩中におやつを与えるのは問題ありませんが、基本的に良いこと(しつけなど伸ばしたい行動)をした時に与えるようにしましょう。

散歩に行くのをやめる

犬が動かなくなるからという理由で、散歩に行くのをやめるのはいけません。
散歩は犬にとって大事なもので、運動不足解消やリフレッシュ効果など様々な良い効果が期待できるものです。特に、運動不足になってしまうと肥満や筋力低下、免疫力低下などみられる可能性があります。しっかり散歩に連れ出して運動不足解消を心がけましょう。

愛犬の気持ちを考えよう

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ここでは、犬が散歩で動かなくなる理由や対処法についてご紹介しました。
犬が散歩の最中に動かなくなる理由は、恐怖を感じている時、体調を崩している時、リードやハーネスが気になる時、他にも気になることがある時などがあります。犬が散歩のときに動かなくなってしまった時は、これらの原因を取り除いてあげる必要があります。
対処法としては、犬のモチベーションをあげてあげてみることや、散歩ルートを変更したり、ハーネスやリードに慣れさせてあげてみましょう。

犬が散歩の時に動かないことには必ず何か理由があります。犬の気持ちに寄り添って、動かない原因を突き止めてあげましょう。

著者情報

こばやし

犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。

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