猫の食事について
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まずは、猫の食事について見ていきましょう。
猫への正しい食事方法を知っておくことで、愛猫が元気で健康的に過ごすことができるようになるはずです。
猫の食事の回数・時間
猫の食事の回数は、基本的に朝と晩の2回です。
しかし、猫は犬と違って急いで食事をすることが少ないため、1日の摂取量を満たしていれば、食器にキャットフードを入れっ放しでも問題はないでしょう。
子猫の場合は、4時間おきを目安にお湯でふやかした子猫用のキャットフードを与えましょう。
消化器が衰えてきたシニア猫も、1日数回に分けて食事を与えることをおすすめします。
猫の食事の量
猫の食事の量は、基本的にキャットフードのパッケージに記載されている量を参考にすることをおすすめします。
しかし、猫の種類によっては大型であることもあるため、パッケージに記載されている量では食事量が少ないこともあるでしょう。
そんなときには、猫のあばら付近を優しく撫でてあげることで、食事の量が多いか少ないかの目安を知ることができます。
あばら骨が触れないようであれば食事を与えすぎ、あばら骨がはっきりとわかるようであれば食事が少なすぎということになるでしょう。
猫の体型としては、あばら骨がうっすらとわかる程度が理想です。
キャットフードの選び方
キャットフードを選ぶ際に大切なことは「総合栄養食」と記載されたものを選ぶことです。
総合栄養食とは、猫に必要な栄養素を広くカバーしているキャットフードで、それと水さえ与えていれば猫は健康を維持することが可能です。
そのため、安価で販売されているものよりも、しっかりと総合栄養食の記載がされているものを選ぶ必要があるでしょう。
総合栄養食はドライフードであることが多いですが、ウェットフードにも一部総合栄養食の基準をクリアしているものがあります。
猫に食事を与える際の注意点
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猫に食事を与える際には、何点かの注意点があります。
これらをしっかりと守ることで、猫が肥満や病気になるのを避けることが期待できるでしょう。
キャットフード以外のものは与えない
基本的に、猫にはキャットフード以外のものは与えてはいけません。
もちろんおやつを少量与えるのは問題ありませんが、人間の食べ物などを与えることは絶対にやめましょう。
私たち人間にとっては美味しいものでも、猫にとっては有害なものはたくさんあります。
ねぎ類やチョコレートなどは猫が食べてはいけないものとして有名ですが、アボカドやナッツ類なども猫にとっては有害な食べ物です。
猫はキャットフードと水だけあれば、健康的に生きていくことができます。
「愛猫が食べたがっているから」と、安易に人間の食べ物を猫に与えることは、猫の寿命を短くしていることを自覚する必要があるでしょう。
手作りフードはおすすめしない
愛猫のことを考えて手作りフードを与えたいと考える人もいるでしょうが、手作りフードはおすすめしません。
なぜなら、栄養管理が大変だからです。
猫に必要な栄養素を満たす食事を毎日作るのは、容易ではありません。
そのため、総合栄養食の基準をクリアしたキャットフードを与えることが、猫のためにもなるのです。
おすすめのキャットフード4選
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最後に、おすすめのキャットフードをご紹介します。
「キャットフードがたくさんあって、どれを選んだらよいかわからない」という人は、購入時の参考にしてみてはいかがでしょうか?
カークランド メンテナンス キャット
アメリカのAAFCO(アフコ、全米飼料検査官協会)の試験をクリアした、キャットフードです。
猫に必要な栄養バランスを考えて作られているため、このキャットフードを与えていれば猫の健康を守ることが期待できるでしょう。
大容量でありながらリーズナブルなので、多頭飼いをしている人にもおすすめです。
ニュートロ ナチュラルチョイス 避妊去勢猫用 アダルト 白身魚
避妊・去勢後の猫に最適な栄養素を含んだキャットフードです。
原料の品質や安全性など、独自の検査基準をクリアしたものだけを使用しています。
肥満になりやすいといわれる避妊・去勢手術をした猫は、このキャットフードを与えてみてはいかがでしょうか?
オリジン フィット&トリム キャット
肉食動物である猫のことを考えて作られたキャットフードです。
使用している肉の3分の2が生肉や新鮮肉を使用しているため、安心して猫に与えることができるでしょう。
また、炭水化物を制限して、野菜や果物を多く使用しているのも特徴です。
アーテミス フレッシュミックス フィーライン
人間が食べることのできる、ヒューマングレードの基準をクリアした原料を使用したキャットフードです。
複数の動物性たんぱく質をバランスよく配合することにより、猫の健康を維持してくれることが期待できます。
また、ペットにとって有害な物質は完全に除去しているため、安心して猫に与えることができるでしょう。
猫の健康を維持するのは食事が大切!
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私たち人間もそうですが、毎日の健康を維持するためには正しい食事が欠かせません。
良質なキャットフードを与えていても、量が適正でなければ意味がないでしょう。
また、人間の食べ物を与えることも、猫にとって有害である可能性があります。
猫の健康を願うのであれば、総合栄養食と記載されたキャットフードと水のみを、適正量与えることが大切です。
goodmall(参照日:2021-11-04)
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キャットランド(参照日:2021-11-04)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。