キャットフードに表示されている「総合栄養食」とは?
出典:https://www.shutterstock.com
まずは本題である、キャットフードに表示されている「総合栄養食」についてご説明します。
猫が健康で毎日過ごすことができるように、キャットフードの基本についても覚えておきましょう。
総合栄養食とは?
キャットフードに表示されている総合栄養食とは、簡単にいえば総合栄養食と水を与えるだけで猫の健康が維持できるものということです。
つまりは、猫の主食となるキャットフードを意味します。
人間の食べ物はもちろん、猫用おやつなどを与えずにキャットフードと水のみを与えることで、1日に必要な栄養素を十分に摂取することが可能です。
一般食とは?
総合栄養食ではなく、一般食や副食と表示されているものもあります。
それらは嗜好性の高いもので、いわゆる猫用おやつやおかずなどを意味します。
一般食は総合栄養食と異なり、それだけでは十分な栄養素を摂取することができません。
そのため、あくまでおやつとして与える程度に抑える必要があるでしょう。
総合栄養食の特徴
まず、すべてのドライフードは総合栄養食です。
そのため、現時点で愛猫にドライフードを与えている場合は、そこまで栄養状態を心配する必要はないでしょう。
しかし缶詰タイプのキャットフードは、一部のものしか総合栄養食として分類されていないため、注意しなければなりません。
また、年齢や成長に合わせてさまざまな種類があるのも、総合栄養食の特徴です。
そして分析試験と給与試験を行い、1日に必要な栄養成分の基準などをクリアしたキャットフードだけが、総合栄養食の表示をすることができます。
総合栄養食のキャットフードの選び方
出典:https://www.shutterstock.com
総合栄養食とは何かを理解していただけた後は、選び方についてご説明します。
総合栄養食といってもさまざまな種類がありますので、どんなキャットフードを選べば愛猫が健康を保つことができるかを知っておきましょう。
良質なたんぱく質が多く含まれているか
猫は肉食動物であるため、良質なたんぱく質を摂取しなければ健康を維持することができません。
健康とは筋肉や内臓はもちろん、被毛などのことも指します。
総合栄養食と表示がされているキャットフードにも、粗悪なものはたくさんあるでしょう。
まずチェックしておきたいのが、良質なたんぱく質が多く含まれているかどうかという点です。
主原料をチェックする
キャットフードを選ぶときは、主原料をチェックしましょう。
安価なキャットフードは、原価を抑えるために肉類の使用を控えて、とうもろこしなどの穀物類を使用します。
安価なキャットフードにも肉や魚などは含まれているでしょうが、十分なたんぱく質を摂取することができない可能性もあるでしょう。
そのため、キャットフードに記載されている原材料の先頭が肉や魚になっているものを選ぶことをおすすめします。
第一原料に肉や魚が使用されていれば、第二原料に穀物類が入っているものでも問題ありません。
タウリンが含まれているものを選ぶ
タウリンは、猫の心臓や肝臓、目などの健康に欠かせない栄養素です。
しかしタウリンは猫の体内で合成することができないため、食事で補わなければなりません。
タウリンは動物性たんぱく質に多く含まれているため、先述したように良質なたんぱく質が多く含まれているキャットフードであれば、問題なく摂取することができるでしょう。
必須脂肪酸が含まれている
リノール酸とαリノレン酸、そしてアラキドン酸の3つの必須脂肪酸は、猫の体内で合成することができません。
必須脂肪酸が不足すると、猫の皮膚の乾燥や生殖機能の低下などが見られる場合があります。
おすすめの総合栄養食のキャットフード4選
出典:https://www.shutterstock.com
最後に、おすすめの総合栄養食のキャットフードをご紹介します。
どれを選べば良いかわからないという人は、購入時の参考にしてみてください。
おすすめの総合栄養食のキャットフード(1)ブラバンソンヌ
ヒューマングレード・グルテンフリー・無添加と安心安全な要素が揃った高品質のキャットフードです。
「美食の国ベルギー」の工場で作られ、良質な食材のみを使用し、消化器ケアやタンパク質・ビタミンミネラルバランスなど、栄養素の配合も猫の健康を考え、子猫から成猫までのそれぞれのライフステージにあわせた商品を提供しています。
おすすめの総合栄養食のキャットフード(2)アボ・ダーム キャット 全年齢猫用 サーモン&ツナ
全年齢用のアボダームキャットフードです。
抗酸化作用の強い良質なサーモンとチキンとツナを使用しており、食いつきの良さに定評があります。
また、えんどう豆とタピオカを原料にしていてグレインフリー設計、マグネシウムの含量も調整されているため、猫に多い下部尿路疾患に配慮されています。さらに、イヌリン配合により腸内環境を整える効果も期待できます。
おすすめの総合栄養食のキャットフード(3)ナチュラルバランス ウルトラプレミアム
毛玉や便臭、尿路疾患に配慮されたプレミアムキャットフードです。
必須脂肪酸はもちろん、たくさんの高品質な食材が含まれています。
タウリンも豊富に含まれているため、愛猫の健康を保つのに最適なキャットフードといえるでしょう。
おすすめの総合栄養食のキャットフード(4)シェフキャット
保存料や着色料、酸化防止剤などの添加物を一切使用せずに作られたキャットフードです。
また、とうもろこしや小麦などを使用していないため、アレルギーが気になる猫にもおすすめできます。
食物繊維が豊富に含まれていることで、毛玉ケアにも期待できるでしょう。
総合栄養食で猫の健康を保ちましょう
出典:https://www.shutterstock.com
総合栄養食と表示されたキャットフードを与えることで、猫の健康を保つことができます。
おやつはあくまで嗜好品ということを頭に入れ、むやみに与えすぎないようにしましょう。
また、総合栄養食の中にもさまざまな種類があるため、原材料をチェックして肉類が多く含まれているものを与えることをおすすめします。
愛猫の健康を保つためにも、良質な総合栄養食を探してみてはいかがでしょうか?
WePetJapan(参照日:2024-11-22)
https://item.rakuten.co.jp/wepet/c1496/
Pets Village(参照日:2024-11-22)
https://item.rakuten.co.jp/kurosu/33114848ku/
PET NUTRITION(参照日:2020-10-02)
https://item.rakuten.co.jp/petnutrition/nbc-ic22/
CHIEN-CHIEN(参照日:2020-10-02)
https://item.rakuten.co.jp/regalfactory/10000323/
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。