長毛の犬を飼育する時の注意点とは?
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犬の中には被毛が長い長毛種と被毛が短い短毛種がいます。長毛は被毛が長いため短毛の犬と比べると、飼育している時に気をつけなければいけないことがたくさんあります。
ここでは、長毛の犬を飼育する時の注意点についてご紹介します。
毎日ブラッシングをする
長毛の犬種の飼育ではこまめなブラッシングが必須です。長い被毛はすぐに絡まり毛玉ができてしまいます。毛玉ができてしまうと、皮膚が常に引っ張られる状態になってしまうため、皮膚が痛み、炎症を起こしてしまいます。
犬の皮膚の健康を保つためにも、自宅でしっかりブラッシングをしてあげましょう。
目やになどのケアをする
体だけでなく顔周りの被毛も伸びる傾向があります。そのため、目周りや口周りなども伸び、口や目に入ってしまいます。目やになども出やすいため、毎日しっかりケアしてあげましょう。
目やにがある時には目周りを清潔なコットンで拭き取ります。目やには放置してしまうと固くなってしまい、目周りが炎症を起こしてしまいます。目や口に被毛が入らないように、トリミングなどで短くカットしてもらうことをおすすめします。
定期的なトリミング
トリミングなどのカットも必要になってくるでしょう。自宅でカットをすることも可能ですが、場合によっては犬に怪我をさせてしまう可能性もあります。そのため、トリミングサロンを利用することがおすすめです。
長毛の犬は被毛が伸びていくため、1ヶ月に1回ほどのカットが必要となります。トリミングサロンでは被毛の長さやどんなカットにするかなども相談できるので、愛犬の被毛を一緒に楽しむことができます。
被毛のお手入れ方法とは?
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ブラッシング
ブラシの種類は、コーム、スリッカー、ピンブラシなど、複数を併用して使用しましょう。毛玉がある時にはスリッカーブラシを、毛玉があるかないか確かめる時はコーム、毛玉がない時にはピンブラシを利用しましょう。
スリッカーブラシは使い方を誤ると皮膚を傷つけてしまう可能性がありますので、使用方法を間違えないようにしましょう。ピンブラシは被毛を梳かすことでマッサージ効果も期待できます。
爪切り・耳掃除
爪切り・耳掃除などのケアもしっかり行いましょう。耳掃除は自宅でできない場合は動物病院やトリミングサロンに任せることもできますが、耳の状態はこまめに確認しておきましょう。
爪切りは3週間から1ヶ月程度の間隔で切っていきます。自宅でできるようであればペット用の爪切りを使用し、血管の前までカットします。自分でカットできない場合は、動物病院やトリミングサロンなどでカットしてもらうことをおすすめします。
爪は伸ばしすぎてしまうと、中の血管まで伸びていくため、こまめにカットしましょう。
被毛を清潔に保つ
被毛が清潔な状態であるか、常に注意してあげましょう。被毛が長い分、普段の散歩や毎日の生活で汚れることが多いです。そのため、被毛が汚れる度にシャンプーやドライシャンプーなどで清潔にしましょう。
シャンプーの際の注意点として、毛玉がある時にシャンプーをすると毛玉がさらに固くなり、ほぐれなくなってしまいます。そのため、ブラッシングしてからシャンプーを行いましょう。
おすすめペットブラシをご紹介
ペットブラシにはコーム、スリッカー、ピンブラシなどがあります。ここでは、おすすめのペットブラシをご紹介します。
抜け毛除去用ブラシ ピロコーム
ピロコームは犬だけでなく猫も利用することができるコームです。コームにはやわらかめ、かため、大型用、E1という種類があり、長毛の犬にはE1を使用しましょう。簡単に使用することができるので、お子様でも安心して使用することができます。
ブラシを利用することで無駄な抜け毛を取り除くことができ、長毛の犬の毛並みを整え清潔を保つことができます。
犬猫用 T字型ブラシ
初心者でも比較的使いやすいスリッカーブラシです。長毛種の換毛期や抜け毛対策にも役立ちます。被毛の根本からしっかりふんわりさせることができるので、毛玉などもしっかり取り除くことができます。毛玉予防や巻毛を伸ばしたい方にもおすすめです。
取っ手が木製なので滑りやすく、ピンはステンレス製で錆びにくい仕様になっています。
ペティオ プレシャンテ ピンブラシ
肌に優しい先丸ピンになっているので、直接肌に当ててブラッシングできます。ブラッシングをすることにより、マッサージ効果も期待できます。被毛のもつれ対策にも最適なブラシです。木製ブラシで、女性でも持ちやすいデザインになっています。
ステンレス製 高級両目櫛
毎日のお手入れにも便利なコームです。両面が櫛で、粗目と細目の2タイプとなっています。コームで全身を梳かすことで毛並みを整え、体に隠れた毛玉を見つけることも可能です。コームの先端は丸くなっているので、犬の皮膚にも優しくなっています。
長毛の犬のお手入れは毎日行いましょう
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長毛の犬を飼育する時の注意点やお手入れ方法、おすすめブラシについてご紹介しました。長毛の犬を飼育する時には、ブラッシングやトリミングなどのケアが必要です。しっかりケアをしなければ、全身が毛玉だらけになってしまい皮膚疾患を引き起こしてしまう可能性があります。さらに、毛玉だらけの体は不衛生で、ストレスにもなります。
長毛の犬を飼育するのであれば、毎日しっかりケアをしてあげ、快適に生活できるようにサポートしてあげましょう。
・犬ごはん専門店 Natural Dog Life (参照日:2021-09-07)
https://item.rakuten.co.jp/auc-natural/10000033/#10000033
・ぺったんPET (参照日:2021-09-07)
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・charm 楽天市場店(参照日:2021-09-07)
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・ホームスウィートホーム楽天市場店 (参照日:2021-09-07)
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著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。