犬の骨格についてどこまで知ってる?基礎知識やトラブルなど

犬種について詳しい人は、たくさんいるはずです。
しかし、犬の骨格について知っている人は、どれほどいるのでしょうか?
この記事では、犬の骨格の基礎知識や、骨格のトラブルなどについてご紹介します。 2021年01月23日作成

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犬の骨格に関する基礎知識

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そもそも、骨格とは何かを知っていますか?
まずは、犬の骨格に関する基礎知識について見ていきましょう。

犬の骨は人間よりも多い

犬は人間と比べて小さな身体をしていますが、人間よりも骨の数が多いです。
人間の骨は、成人になると206本あるとされています。
しかし、犬の骨は約320本と、人間の1.5倍程の骨があるのです。

犬は頭蓋骨が大きい

犬は身体の大きさに比べると、頭蓋骨が大きいです。
また、物を噛むための筋肉である咬筋と側頭筋が発達しています。
これは、獲物の骨などの硬いものを噛むために必要としているのでしょう。
頭蓋骨の形がさまざまあるのも、犬の大きな特徴です。
ブルドッグなどで知られる短頭種は、頭に丸みを帯びており鼻が短くなっています。
それに比べてボルゾイなどの犬種は長頭種といわれており、細長い骨格を持っていることが特徴です。

犬の足は走ることに特化している?

私たち人間の足は、歩くことはもちろん、走ったり股を広げたりすることができます。
しかし犬の骨格は走ることに特化しているため、横に開くことはできなくもないですが、苦手です。
逆に縦の動きに対しては非常によく動くため、獲物を追いかけるには最高の骨格といえるでしょう。

犬の歯は全部で42本!

犬の歯は全部で42本あり、それぞれ上下左右に切歯3本、犬歯1本、前臼歯は4本、そして後臼歯は上顎に2本、下顎に3本ずつあります。
また肉食動物である犬には、ギザギザの形をした裂肉歯と呼ばれる歯があります。
裂肉歯はその名のとおり獲物の肉を切るために存在しており、裂肉歯によって肉を食べやすい大きさに切ることが可能です。

犬の骨格の成長について

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犬の骨格は、何歳ごろまで成長を続けるのでしょうか?
骨格の成長に合わせた育て方をしなければ、その後の成長にも影響する可能性があります。

小型犬であれば生後10ヶ月で成長が止まる

チワワやダックスフンドなどの超小型犬や小型犬は、生後8~10ヶ月で骨格の成長が止まります。
つまり、生後10ヶ月には成犬となるわけです。
人間の骨格が約15~18年かけて成長するのに対して犬の骨格の成長は約1年で終わるわけですので、犬の成長スピードがとても早いことがわかります。
ちなみに、中型犬は10~12ヶ月、大型犬は15~18ヶ月、グレートピレニーズやグレートデンなどの超大型犬であれば18~24ヶ月を目途に骨格の成長が止まります。

生後1ヶ月で骨格は4倍に成長

犬は成犬になるまでに、凄まじいスピードで骨格が成長していきます。
生後1ヶ月には出生時の約4倍にまで成長し、生後2ヶ月にもなると体重は約10~15倍になります。
そこからは骨格の成長スピードは緩やかになりますので、子犬の成長に合わせた食事を与えることが大切です。

超大型犬の体重は出生時の100倍に成長!

超大型犬は、成犬になるまで約18~24ヶ月を要しますが、成犬になるとなんと出生時の約100倍にまで成長します。
出生時は小さく可愛らしい姿ですが、超大型犬の成犬は迫力があり散歩時には引っ張られてしまうほどの力を持つようになるため、しっかりとしつけをする必要があるでしょう。
ちなみに出生時と成犬の体重を比較すると、小型犬は約20倍、中型犬は約50倍、大型犬は約70倍になります。

犬の骨格のトラブルと対策

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最後に、犬の骨格のトラブルをご紹介します。
トラブルをどうすれば回避できるのか、対策も見ていきましょう。

骨や関節の病気に注意!

骨や関節の病気には、注意が必要です。
主な病気としては、ラブラドールレトリバーに多い股関節形成不全や、華奢な犬種に多く見られる膝蓋骨脱臼症候群、小型犬に多い関節リウマチなどが挙げられます。
骨や関節の病気は、一度発症すると完治をすることが難しくなるため、日頃からしっかりと対策をすることが大切です。

滑りやすい床に要注意!

フローリングや畳などの滑りやすい床は、犬の骨や関節に大きな負担がかかります。
特に興奮して走り回るときや、高いところや階段から降りるときなどは、床が滑ると踏ん張ることができないため、犬の足腰に大きな負担となるでしょう。
これらはすべて、カーペットを敷くことで対策をすることができます。
階段にも滑り止めマットを敷くことで、犬の足腰への負担を軽減することができるでしょう。

犬が足腰を痛めてしまったら?

もしも犬が関節を痛めてしまっても、そこまで痛がるような動作はしないはずです。というのも犬は痛みに強いため、間接の炎症がある程度治まったらいままで通りの行動をするようになります。そのため、私たち飼い主が犬の関節のケアをしてあげなければなりません。

動物病院へ連れて行けば、痛み止めを処方されることもあるでしょう。しかし、痛み止めは犬が治ったと勘違いして走り回るようになり、さらに症状を悪化させてしまう可能性があるため、おすすめはできません。

足腰を痛めてしまったら、炎症が治まるまでは散歩時間を減らして、室内でも激しい運動をさせないように心がけましょう。

肥満が病気の原因に!

毎日の健康的な食事の管理や、適度な運動は犬の骨や関節、筋肉を守るためにとても大切です。それらを怠ってしまうと、犬が肥満になってしまう可能性があります。
犬の肥満は、骨格の異常の原因となることがありますし、間接にも良くありません。そのため、犬が健康で長生きをしてほしいのであれば、肥満には十分に気を付けましょう。

ちなみに、犬のあばら骨付近を触り、うっすらと骨を触ることができるくらいが理想の体重です。
くっきりとあばら骨が出ていたら痩せすぎ、あばら骨を触ることができなければ肥満となります。
ですが、犬種によっても肥満の定義が異なるため、詳しく知りたい場合は獣医師に適正体重を教えてもらうことがおすすめです。

愛犬の骨や関節のケアをしよう

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子犬から家に迎え入れた経験がある人はご存知でしょうが、本当に犬の成長スピードには驚かされます。特に小型犬であれば、生後8ヶ月ほどで成犬となることもあるため、子犬の小さい頃はあっという間に終わってしまいます。
成犬となってからも犬の足腰のケアをしなければ、間接や骨の病気になってしまうことがあるでしょう。
しかしそれらの病気は、私たち飼い主側である程度の対策をすることができます。愛犬が元気に過ごすことができるように、私たちがしっかりとケアをしてあげましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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