犬の歯磨きはいつから始める?頻度や練習方法をご紹介

愛犬に歯磨きをさせたいけど、いつから始めれば良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
また、歯磨きのやり方がわからないという人もいるでしょう。
そこでこの記事では、犬の歯磨きの必要性から練習方法までをご紹介します。 2020年11月11日作成

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犬の歯磨きの必要性

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そもそも、犬に歯磨きは必要なのでしょうか?
犬の歯磨きの必要性について知り、納得した上で愛犬の歯磨きに取り組みましょう。

犬は虫歯になりづらい

犬の歯磨きをまったくしていなくても、虫歯になることは少ないです。
理由としては、ドッグフードに炭水化物があまり含まれていないことや、犬の歯の構造上食べかすが歯に付着しづらいことが挙げられます。
しかし、私たち人間が好んで食べるような甘いものや、ウェットフードなどの食べかすが口の中に残りやすいものを食べることで虫歯ができてしまうこともあるため、絶対に虫歯ができないということではありません。
そのため、ドッグフード以外のものを犬に与えないことは虫歯や口内疾患の予防になることが考えられます。
どちらにせよ、犬に虫歯ができてほしくない人は、歯磨きをすることで予防することが期待できそうです。

歯周病予防に効果的

犬の歯磨きは、歯周病予防のために必要だといえます。
なぜなら、3歳以上の犬の約8割が歯周病を患うといわれているからです。
歯周病が進行すると、歯が抜けたりほかの内臓に悪影響を及ぼしたりする可能性が考えられます。
歯周病を予防するためにも、愛犬の歯磨きは怠らないようにしましょう。

人間の食べ物は与えない

人間の食べ物には、砂糖を含めてさまざまな添加物が含まれています。
それらは、犬の歯に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、犬のことを本当に大切にするのであれば、人間の食べ物は与えずにドッグフードや犬用おやつだけを与えましょう。

犬の歯磨きはいつから始める?

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犬の歯磨きは、子犬の頃からしても良いものなのでしょうか?
ここでは、犬の歯磨きを始めるタイミングや頻度などについてご説明します。

生後3ヶ月頃から始めよう

結論からいうと、犬の歯磨きは早ければ早いほど良いとされています。
しかし私たちが犬を家族として迎え入れるのは、生後3ヶ月頃が多いでしょう。
そのため、家に迎え入れた生後3ヶ月頃から行うのが最適です。
もちろん、すべての家で子犬を迎えるわけではないでしょう。
成犬になっても、徐々に慣れさせていくことで、歯磨きをすることが可能です。

就寝前に歯磨きをしよう

犬の歯磨きをするタイミングとしては、就寝前が良いでしょう。
なぜなら、就寝中に口内の食べかすに雑菌が繁殖するからです。
口内の食べかすの雑菌が歯周病の原因となるため、就寝前に歯磨きをして食べかすを取り除いておくことで、雑菌の繁殖を抑えることができるでしょう。
ただし、歯磨きのしすぎは逆効果になることも考えられるため、人間の生活に合わせて夜にまとめて歯磨きをすることがおすすめです。

毎日歯磨きをしよう

犬の歯磨きの頻度としては、毎日行うのが良いでしょう。
なぜなら、犬は人間の5倍の速さで歯石が溜まるといわれているからです。
毎日歯磨きを行い口内をきれいに保っておくことで、歯石が溜まるのを抑えることができるでしょう。

子犬は無理のない範囲で行う

子犬は口内を触られることに慣れていないため、嫌がることも多いでしょう。
そんな中で無理やり歯磨きを行うと、犬は歯磨きに苦手意識を持ってしまい、成犬になった後も歯磨きを嫌がるようになります。
そのため、子犬の頃は無理やり歯磨きをしようとせずに、無理のない範囲で歯磨きをすると良いでしょう。
口内を触る練習をしながら、1~2日に1回軽く歯磨きをする程度に留めておくことで、子犬は徐々に歯磨きに慣れていくはずです。

犬の歯磨きの練習方法

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実際に犬の歯磨きをするときに、犬が嫌がることも多いです。
そこで、犬の歯磨きの練習方法についてまとめました。

まずは口内を触る練習をする

子犬から成犬まで、口内を触られるのに慣れていない犬に対しては、口内を触る練習をしましょう。
犬を遊んだり撫でたりコミュニケーションをとりながら、少し歯に触れます。
犬の歯を触ることができたら、犬を褒めてあげましょう。
徐々に歯を触る時間を長くしていき、歯を触られることに抵抗をなくしていきます。
最初のうちは犬に誤って噛まれないように、軍手を着用して行うと良いでしょう。

犬の唇をめくることに慣れさせる

犬は、触られ慣れていない場所を触られることに抵抗があります。
爪切りを嫌がるのも、手足を触られ慣れていないことが原因です。
そのため、歯磨きをする下準備として犬の唇をめくることにも慣れさせましょう。

ガーゼや軍手で歯を磨く

いきなり歯ブラシで犬の歯を磨くことは、犬にとってもハードルが高いでしょう。
そのため、まずはガーゼを指に巻いたり軍手を着用したりして歯を磨きます。
犬に声をかけながら優しく歯を磨き、犬が抵抗しないようでしたらそのまま奥歯も磨きましょう。
はじめのうちは、歯をひとつ磨けたらしっかりと褒めてあげることが大切です。
徐々に磨く歯の本数を増やしていき、都度褒めてあげましょう。

無理して歯ブラシを使用しないでもOK

犬によっては、歯磨きに慣れていても歯ブラシを嫌がることがあります。
そんなときは、無理して歯ブラシを使用しなくても問題ありません。
歯ブラシを使用しなくても、先述したガーゼや軍手で十分に歯磨きをすることができます。
また、犬の歯磨きシートを使用しても良いでしょう。


歯磨きシート

デンタルガムは効果あるの?

犬の歯磨き用として、デンタルガムや歯磨きができるおもちゃが販売されています。
結論からいうと、デンタルガムだけでは不十分なため、やはり犬の歯磨きはしたほうが良さそうです。
しかし、歯磨きグッズを一切歯使用しないよりは効果があるため、歯磨きが難しい犬の場合には良いかもしれませんね。


デンタルガム

毎日の歯磨きで犬の口内を健康的に!

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犬の歯磨きは、虫歯よりも歯周病を予防するために必要です。
歯周病は口内だけではなく、犬の身体に悪影響を及ぼす可能性があるため、しっかりと予防しなければなりません。
まずは無理のない範囲で始め、慣れてきたら徐々に歯の磨く本数を増やしていきましょう。
なるべく早い頃から歯磨きを始めることで、犬はストレスなく歯磨きに取り組んでくれるようになるはずです。

参考サイト

charm 楽天市場店(参照日:2020-10-02)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/96875/

ペットグッズショップ i wish(参照日:2020-10-02)
https://item.rakuten.co.jp/epet-life/4981528321142/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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