冬は犬のしもやけに注意!しもやけの症状や予防方法について

寒い冬に気を付けたいのが、しもやけです。
しもやけは私たち人間だけではなく、犬もなります。
この記事では、犬のしもやけの症状や治療方法、予防方法について見てみましょう。 2020年11月24日作成

  • 犬のカテゴリ - 犬の健康ケア犬のカテゴリ - 犬の健康ケア
  • VIEW:3,487

犬のしもやけの症状

出典:https://www.shutterstock.com

まずは、犬のしもやけの症状についてご説明します。
犬の異変にいち早く気が付くことができるように、症状について知っておきましょう。

患部を舐める

犬がしもやけになると、私たち人間と同じように患部に痛みや痒みを感じます。
そのため、患部を舐めたり噛んだりしている姿を見るようになるでしょう。

患部が腫れあがる・変色する

しもやけの症状が進行すると、患部が腫れ上がったり変色したりしてきます。
そうなるとかなりの痛みを伴うため、犬はさらに患部を舐めて痛みを和らげようとするでしょう。
ほとんどの場合は、こうなる前に対処しなければなりません。

患部がひび割れをする

さらにしもやけの症状が進行すると、乾燥により患部がひび割れを起こします。
ひび割れると出血してしまうため、飼い主としても見ていてかわいそうに感じるでしょう。
一度ひび割れを起こすと、何度も傷口が開いて出血を繰り返してしまうため、やはりこうなる前に早めに対処しなければなりません。

患部が壊死する

しもやけが重症化すると、火傷のような見た目になります。
最悪の場合は患部が壊死してしまい、その部分を切断しなければなりません。
患部の切断ともなると大事になりますし、初期症状のうちに対処したほうが良いといえます。

耳もしもやけになる

犬のしもやけは、手足になると考えている人が多いかもしれません。
しかし、しもやけは耳もなるため、気を付ける必要があります。
耳は血管が細いため、冬の寒さにより血行が悪くなり、しもやけになるのです。
ビーグルやダルメシアンなど、耳が薄くて大きい犬種は特に注意しましょう。

犬のしもやけの治療方法

出典:https://www.shutterstock.com

もしも犬がしもやけになってしまった場合、どのような治療をするのでしょうか?
犬のしもやけの治療方法について、ご説明します。

動物病院へ連れて行く

犬に何か異変があったときの基本ですが、やはりまずは動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
獣医師に診てもらうことで症状の進行がどれくらいか把握することができますし、その後の対処方法も相談することが可能です。
動物病院へ向かっている間は、しもやけになっている患部を温めながら向かうと良いでしょう。

患部を温める

しもやけは、患部が冷えることで起きる症状です。
そのため、まずは患部を温める必要があります。
温かいタオルや湯たんぽを使用して、患部の血行を良くしてあげましょう。
大体、40~42℃くらいのお湯を使用すると良さそうです。

温かいタオルでマッサージをする

犬がしもやけになったときの対処方法としては、温かいタオルで患部をマッサージすることが挙げられます。
温かいタオルで優しくマッサージをすることで、血行を良くする効果が期待できるでしょう。
しかし、タオルの水分をしっかりと絞っておかなければ、患部がさらに冷えてしまい逆効果です。
そのため、温かいタオルで患部をマッサージするときは、しっかりと絞って水分が抜けた状態のタオルを使用しましょう。

患部に保湿クリームを塗る

しもやけにより患部がひび割れを起こしている場合は、保湿クリームを塗って乾燥を防ぎましょう。
もちろん、犬用の保湿クリームを使用しなければなりません。
特にシニア犬は日頃から肉球が乾燥しやすいため、しもやけによってひび割れが起きやすくなっています。
そのため、シニア犬を飼っている場合は日頃から保湿クリームで肉球の乾燥を防いだほうが良いでしょう。

犬のしもやけの予防方法

出典:https://www.shutterstock.com

犬をしもやけから守るためには、どのようなことをすれば良いのでしょうか?
最後に、犬のしもやけの予防方法についてご紹介します。

患部を冷やさない

当たり前のことですが、犬をしもやけから守るためには患部を冷やさないことが一番大切です。
冬は特に地面が冷たくなっているため、犬用の靴や靴下を履かせて散歩をすると良いでしょう。
ただし、雪が降っているときに靴下を履かせると、靴下が濡れてさらに手足が冷えることが考えられます。
そのため、雪が降っているときには犬用長靴などを履かせると良さそうです。
また、耳がしもやけにならないように犬用の耳あても販売されています。

寒い時間帯を避ける

犬と散歩や外出をするときは、特に気温の低くなる早朝や夜は避けたほうが良いでしょう。
11~14時前後の日中であれば、日光が当たりアスファルトもある程度は温かくなっているはずです。
また、日中の気温は比較的高めであるため、しもやけのリスクもある程度は避けることができるでしょう。

マッサージをする

犬がしもやけにならないように、日頃からマッサージをすることもおすすめです。
マッサージをすることで血行が良くなり、しもやけのリスクも低くなります。

散歩のペースを速くする

犬をしもやけや冬の寒さから守るために、全く外出をしないというのは犬のストレスの原因にもなるため避けましょう。
やはり血行を良くするためには、運動をすることが一番です。
いつもの散歩コースでも、ペースを速くすることで血行が良くなることが期待できます。
ジョギング程度のスピードで犬といっしょに走ることで、しもやけのリスクを低下させることができるでしょう。
ただし、犬が疲れてしまう場合も考えられるため、かならず犬の様子を見ながら走るようにしなければなりません。

ビタミンEを摂取する

ビタミンEは、犬の血行を良くする働きが期待できます。
そのため、食事やサプリメントで積極的にビタミンEを摂るのもおすすめです。
鶏肉や魚にビタミンEは多く含まれているため、いつものフードにそれらを少しトッピングしてみても良いかもしれません。

しっかりと予防をして犬を冬のしもやけから守ろう

出典:https://www.shutterstock.com

冬に見られる犬のしもやけは、予防をすることである程度防ぐことが可能です。
しもやけが起きると痛みや痒みが生じるため、見ている飼い主としても辛いものがあります。
特にシニア犬は気を付けたいしもやけですが、しっかりと予防をして寒い冬でも楽しく過ごせるようにしましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

オススメ

新着記事