ブラッシングを嫌がる猫をお手入れするコツとは?

毛玉ができるのを防ぐ目的で行うブラッシングですが、嫌がる猫が少なくありません。そこでブラッシング嫌いの猫の毛を上手にお手入れするコツを解説します。 2020年06月15日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫の健康ケア猫のカテゴリ - 猫の健康ケア
  • VIEW:3,300

ブラッシングは抜け毛を取り除いて毛玉ができるのを防いだり、血行が良くする目的で行うお手入れです。

猫は自分で毛づくろいをしますが、その際に抜け毛を飲み込んで、お腹に毛玉を溜めてしまうことがあります。愛猫の健康を守るために定期的にブラッシングをしましょう。

ところが飼い主さんの思いをよそに、ブラッシングを嫌がる猫が少なくありません。嫌がる猫にはタイミングを見計らい、少しずつブラシをかけることが大切です。

猫がブラッシングを嫌がる理由

画像・写真・ベクター画像・動画・音楽素材 | Shutterstock

出典:https://www.shutterstock.com

健康維持の観点からブラッシングは不可欠ですが嫌がる猫もいます。なぜ嫌がるのでしょうか?

猫はとても綺麗好きな動物で、自分で毛づくろいをします。自分でやると言っているのに、無理に世話を焼かれたら嫌な気分になりますよね。

しかも猫はお腹や尻尾などデリケートな場所を触られるのを好みません。また毛づくろいにはこだわりを持っていて、とことん納得するまで毛並みを整えます。

だから無理にブラッシングしようとすると、嫌がって逃げてしまうのです。

そのうえ道具のセレクトや使い方が間違っていると、痛いと感じてますますブラッシングが嫌いになります。

まずは道具を見直そう

画像・写真・ベクター画像・動画・音楽素材 | Shutterstock

出典:https://www.shutterstock.com

猫のブラッシングに使う道具は、コーム、スリッカーブラシ、ピンブラシ、ラバーブラシ、獣毛ブラシなどさまざまな種類があります。

愛猫がブラッシングを嫌がるとお困りの方は、これらの道具をなんとなく選んでいませんか?まずは道具のセレクトを見直しましょう。

短毛種と長毛種では使用する道具が異なります。毛を溶かす目的で使うコームとピンブラシ、抜け毛を効率良く取れるスリッカーブラシはとても便利な道具です。

一方で短毛種に使うと被毛を傷つける恐れがあります。コームとピンブラシは毛が絡まっていない限り、短毛種に使う必要はありません。

ブラッシングを嫌がる猫には感触がソフトなラバーブラシや柔らかい毛を使用した獣毛ブラシをセレクトしましょう。

正しいブラシの使い方を覚えよう

出典:https://www.shutterstock.com

道具のセレクトに問題がなくても、ブラシの使い方が間違っていると猫は嫌がります。まずは正しいブラシの使い方を覚えましょう。

毛を逆立てるようにしてブラシをかけると抜け毛はよく取れますが、ブラッシングに慣れていない猫は気になって毛並みを整えようとします。毛の向きに沿ってブラシをかけるようにしましょう。

ブラシを入れる角度も抑えたいポイントです。スリッカーブラシを垂直に立てて使う方がいますが、痛がって抵抗されるばかりか皮膚を傷つける恐れがあるので止めましょう。

スリッカーブラシは写真のように毛の方向と水平になるように持ち、歯が当たらないように斜めに滑らせるのが正しい使い方です。

ブラッシングを嫌がる猫をお手入れするコツ

くつろいでいるタイミングを逃さない

出典:https://www.shutterstock.com

ブラッシングはタイミングが大事です。動き回っているときにブラッシングしようとしても上手くいきません。くつろいでいるタイミングを逃さないことが、ブラッシングを嫌がる猫をお手入れする一番のコツです。

朝10時を過ぎると多くの猫はお昼寝タイムに入ります。のんびりくつろいで寝入ったら、起こさないように優しくブラッシングしましょう。食後のまどろんだ時間や膝に乗ってきたタイミングでブラシをかけるのもおすすめです。

嫌がる猫には少しずつ

出典:https://www.shutterstock.com

嫌がる猫には体をなでてリラックスさせてから、少しずつブラシを入れます。一度で全身をブラッシングしようとせず、様子を見て嫌がったら止めましょう。

強引にブラシをかけないことで、猫は「嫌がれば止めてくれる」と理解し、ブラシを見ても逃げないようになります。

ブラッシングが終わったらおやつを与える

出典:https://www.shutterstock.com

猫が喜ぶおやつをブラッシングが終わった後に与えるのも効果的です。こうすることで猫の中で「ブラッシング=おやつ」という図式が出来上がり、ブラッシングを嫌がらなくなります。

冬場は静電気対策を

出典:https://www.shutterstock.com

冬は静電気が発生しやすい季節です。猫はビリッという静電気の感触を嫌います。

長毛種は特に静電気が発生しやすいので、冬場は静電気対策を行いましょう。市販のブラッシングスプレーをかけてからブラッシングすれば、静電気が発生しません。

ブラッシンググッズおすすめ4選

ブラッシング嫌いな猫にも使えるおすすめお手入れグッズを紹介します。

レデッカー 高級キャットブラシ

2,000円以下で買える天然木と天然毛を使用した獣毛ブラシです。サイズは約18.5cmとやや小ぶりですが、小回りが効くので猫の体をお手入れするのに適しています。

やわらかい豚毛を使っているので刺激が少なく、ブラッシングを嫌がる猫でも気持ちよくお手入れさせてくれることでしょう。


レデッカー 高級キャットブラシ

ローレンス ソフトスリッカーブラシ Mサイズ

スリッカーブラシは抜け毛取りに便利ですが、ピンの固い感触を嫌う猫が少なくありません。

ローレンスのソフトスリッカーブラシは、ソフトラバークッションと細くしなやかなピンが特徴で、優しくブラッシングすることができます。

被毛への刺激が少なく、ブラッシング嫌いの猫でもおとなしくお手入れされてくれることでしょう。静電気が発生しにくい木製の柄を使用しているのも嬉しいです。


ローレンス ソフトスリッカーブラシ Mサイズ

ペット用ブラシ フーリーイージー

世界で1日4,000本以上売れているこれまでの常識を覆すペット用ブラシです。

2枚構造の特殊なブラシが抜け毛を綺麗に取り除いてくれます。硬い毛用のブラシと柔らかい毛用のブラシの切り替えが可能で、毛質に合わせて使い分けることができます。

さらにレバーでブラシの長さを調整できるので、これ一つで短毛種と長毛種どちらもお手入れ可能です。

肌に優しいプラスチック製で、金属製のブラシよりも格段に被毛への刺激が少なく、ブラッシングを嫌がる猫にも安心して使うことができます。


ペット用ブラシ フーリーイージー

BEBON ラバーブラシ 毛とるん。

猫がブラッシングを嫌がるのは痛いから、ではこのラバーブラシならどうでしょうか?

普通のラバーブラシよりもやわらかいので被毛への刺激が少なく、無理なくブラッシングできます。これなら嫌がらずじっとしていてくれることでしょう。

指にはめて使うので、優しくなでるだけで抜け毛が取ることができ、ブラッシング初心者におすすめです。


BEBON ラバーブラシ 毛とるん。

愛情を込めて優しくブラッシングしましょう!

出典:https://www.shutterstock.com

猫がブラッシングを嫌がる理由は、無理やりブラッシングするから、道具のセレクトや使い方が間違っていて痛いと感じるからです。

そこでまずは道具のセレクトを見直し、正しいブラシの使い方を覚えましょう。

そのうえでくつろいでいるタイミングを逃さず、少しずつブラシをかけ、様子を見て嫌がったら止めましょう。

何よりも愛情を込めて優しくブラッシングすることが大切です。

参考サイト
くらしの美術館(参照日:2020-5-5)
https://item.rakuten.co.jp/kurashibijutsukan/4974034-cp/

PETECH楽天市場店(参照日:2020-5-5)
https://item.rakuten.co.jp/petech/001042/

Pet館〜ペット館〜(参照日:2020-5-5)
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/515531/

猫用品のゴロにゃん 楽天市場店(参照日:2020-5-5)
https://item.rakuten.co.jp/56nyan/734917/

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

オススメ

新着記事