猫の感情のカギは尻尾の動きに注目!
犬の尻尾は感情のバロメーターと言われていますが、実は猫にも同じことが言えます。
長い立派な尻尾の動作に注目して感情を読み取りましょう。
① ピンと尻尾を立てている時
ピーんと避雷針ねように猫が尻尾を立てているときには、嬉しい感情の現れです。
垂直に尻尾を立てて、飼い主さんの帰宅を喜んでいる愛猫の姿を見たことはありませんか?
それはめいいっぱい嬉しい感情を表現しており、甘えたい気持ちがあります。
愛描が尻尾を垂直に立てて近寄ってきたらたくさんなでてコミュニケーションを取りましょう。
喜び度が高い証拠です。
②激しく尻尾を振る
犬は嬉しい感情の時には尻尾を左右に振って喜びますが、猫が激しくムチのように尻尾をふっている場合には要注意です。
これは不機嫌な感情の現れで、これ以上近づくと怒りますよと威嚇しています。
怒りの感情とは知らずに喜んでいるのかな?と手を出すと噛まれたり引っ掻かれたりする機嫌があるためそっとしておきましょう。
時間がたてばまたデレて甘えてくれるはずです。
③股の間に尾を挟む
この状態の尻尾は何かに怯えて恐怖を感じている感情の現れです。
このような状態になってしまった場合には、なにに対して怯えているのか原因を早めに突き止めて取り除いてあげましょう。
緊張状態が長く続くとストレスから体調不良に陥る危険もあります。
また、初めて家に来た日や動物病院などの苦手な場所ではこのように股の間に尻尾を挟んで防御の姿勢になることがあります。
鳴き声に隠された感情は?
やはり人がわかりやすいのは鳴き声による感情の変化です。
鳴き声別に感情について紹介します。
①喉をゴロゴロならす
猫に見られるしぐさの一つであり、元々は子猫が母猫にするコミュニケーションのなごりになります。
信頼の証であり、リラックスして喜びの感情が強いとゴロゴロと喉を鳴らします。
このゴロゴロには驚くべき効果もあり、なんと人に対してもセロトニンという幸福ホルモンの分泌を促し、リラックスさせる効果があります。
また、自己治癒力を高める効果もあるため、怪我をした際にも回復させようとゴロゴロなくこともあります。
猫はゴロゴロと喉を鳴らすことにより、昔の子猫だった時を思い出して安心することがあります。
②にゃーと高く鳴く
猫は人に対して鳴き声でコミュニケーションをとることが多いと言われています。
一口ににゃーと高く鳴く理由は猫によって様々ですが、なにかして欲しい要求の感情があると鳴く声です。
おやつやご飯がほしい、遊んでほしいなど飼い主さんに対してなにか要求があり、自分に注目してほしいときによく鳴きます。
また、あいさつや会話のはじめとしてにゃーと一声なくこともあり、愛猫の様子を普段から観察して性格を把握しておくことが愛猫の感情を知る近道になります。
③シャーと鳴く
これは喧嘩の前段階であり、怒りの感情がある時に鳴きます。
いつでも攻撃できる臨戦態勢であり、これ以上近づくと攻撃するという威嚇でもあります。
特に初対面の人や他の猫との縄張り争いの際に聞かれる声でもあり、いずれにしても不機嫌でもうすぐ怒りますよという合図になります。
このように愛猫が鳴いて威嚇してきた場合には、怪我をする前に引くことが大切です。
猫の感情を読み取るためにはコミュニケーションを
尻尾や鳴き声からわかる猫の感情について紹介しました。
猫は一つ一つの仕草は小さいですが、そこには様々な感情が隠されています。
愛猫の様子を観察してスムーズな意思疎通のヒントになれば幸いです。
猫と飼い主さんが快適にくらすためにたくさんコミュニケーションをとることがオススメですね。
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UCHINOCO編集部
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