子猫の鳴き声はとてもかわいいものですが、いつまでも鳴き止まなかったり、大きな声で鳴いたりすると、うるさく感じてしまうこともあります。子猫がうるさく鳴くのはどういうときなのか、その対処方法についてもまとめてみました。
子猫が不安やストレスを感じているとき
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ペットショップなどから連れて帰ってきて、環境が変わったばかりの子猫は、母猫や兄弟猫と離れ離れになったことで、寂しくて鳴いたり、初めての慣れない環境にとまどって、不安を感じて鳴いたりすることが多くあります。
また、住むところが変わったことで、トイレや寝床などが変わり、ストレスを感じて鳴き声が大きくなる子もいます。こうしたとき、子猫は夜中に大きな声で鳴き続けることが多くなります。
このような場合は、とにかく子猫の不安やストレスを和らげてあげることが大事です。猫の不安を取り除いて、安心させてやると、鳴き声も自然と収まってきます。
たとえば、母親猫や兄弟猫のにおいがついているものを、子猫のそばに置いてやったり、以前と同じトイレの砂を使ったりすることで、猫の不安やストレスを軽減させられます。また、毛布やタオルなど、やわらかくて母猫の乳房を連想させるようなものを寝床に敷いてやると、安心して休むようになることも多いようです。
子猫がけがや病気になっているとき
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けがや病気になった子猫が、不快感や違和感、痛みを訴えて鳴く場合もあります。咳をしていたり、鼻水が出ていたり、嘔吐、下痢、発熱など、私たちが見てすぐにわかる症状があったりする場合は、病院に連れて行くなどの対処をしましょう。
また、見かけはいつもと変わらないのに鳴き続けている場合は、視覚や聴覚に異変がある可能性もあります。よく見えなかったり音が聞こえなかったりするために、不快な思いをしていたり、不安を感じたりして叫ぶように鳴く場合もあるようです。
いつまでも鳴き叫んでいるようなときには、子猫の様子をよく観察し、少しでも元気がない、いつもと様子が違うと感じるようなときには、早めに動物病院へ相談に行くのがよいでしょう。
猫の分離不安症と認知症
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飼い主がトイレやお風呂に入っている間に、愛猫や愛犬がずっと鳴いていることを経験されたことはありませんか。猫や犬と一緒に暮らしている方なら、うんうんとうなずく方は結構いらっしゃるでしょう。猫に限らず、家の中で飼っているペットに共通して言えることですが、人間の子どもと同じように猫にも「分離不安症」があることをご存知でしょうか。
分離不安症とは、愛情をかけられている人(親猫)や愛着のある家(テリトリー)から離れることに対して極度の不安を抱いたり、恐怖を感じたりすることを言います。親猫や兄弟姉妹猫と離れてしまったとき、ペットとなって人間と暮らすようになってからは、飼い主や家族などがいなくなったときなどに、大声で鳴き続ける行動が見られます。
症状がひどくなると、「嘔吐」「食欲不振」「舐めすぎによる脱毛や皮膚の炎症」「攻撃的になる」「破壊行動」などが見られるようになります。これらの行動を分離不安症と言います。
また、猫にも「認知症」は見られます。高齢になった猫の脳にも認知機能の低下が確認されるようになりました。最も多い症状としては、大声で鳴くことや夜鳴きが挙げられます。それ以外にも、トイレの場所がわからなくなったり、うろうろと歩き回ったりする行動もあります。
発情しているとき
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猫は、通常、生後1年ほど、早い猫は生後半年ほどすると発情が始まります。発情した猫は、異性を求めて鳴き、繁殖行動をとろうとします。1匹だけで飼っていたとしても、近所に発情した猫がいて、鳴き声が聞こえてくると、それに呼応して鳴くようになります。
猫が発情するのは、だいたい1月~3月と8月~10月ごろで、2月ごろがピークになります。この時期に発情した猫の鳴き声は、低めの声で「ニャーオ」という、発情期特有の大きな鳴き声です。
猫の発情は本能ですので、止めさせられません。私たち飼い主にできる唯一の対策は、不妊手術(去勢や避妊)をすることです。発情期を迎える前に手術をすると、発情による大きな鳴き声などをおさえられます。
夜中や朝方に鳴くとき
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猫は夜行性の動物で、明け方と日の入り前後に活発になります。特に、薄暗い時間帯には、鳴き声をあげて活発に動き出すという習性を持っています。
子猫をはじめとする家庭で飼われている猫が、夕方から夜、朝方に鳴いたり騒いだりするのは、昼間たくさん寝すぎてエネルギーが余っているためと言われています。したがって、夜中や朝方に
騒がないようにするためには、昼間たくさん遊ばせてエネルギーを使わせたり、夜鳴きや朝鳴きの時間帯にケージに入れて動き回らないようにしたりするとよいでしょう。
また、家具の配置を工夫したり、キャットタワーを置いたりして、家の中でも上下運動ができるようにするのも効果的です。
何かを要求しているとき
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子猫に限らず、猫は、遊んでほしいとかかまってほしいなど、何か要求があるときに鳴くことがあります。餌や水が欲しいときや、トイレに行きたい(けど、トイレが汚れているので入れない)などの要求で鳴いているときには、猫の要求に応えてやりましょう。
しかし、早朝にご飯が欲しいと鳴いたり、しょっちゅう扉を開けてほしいと鳴いたりするような場合は、無視してもかまいません。猫のわがままにいつも応えてしまうと、猫は「鳴けばいつでも自分の思い通りになる」と学習してしまいます。
子猫が鳴く理由を見極めよう!
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子猫がうるさくいつまでも鳴いていると、飼い主は困ってしまいますよね。鳴いている子猫の様子を観察し、その理由を見極め、適切な対応をすることが大事になるでしょう。
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UCHINOCO編集部
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