ラブラドール・レトリーバーの1日の散歩時間や回数
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まずは、ラブラドール・レトリーバーの1日の散歩時間についてご説明します。
併せて、散歩回数についても見ていきましょう。
ラブラドール・レトリーバーの1日の散歩時間
ラブラドール・レトリーバーは活発な犬種であり、1日に必要な運動量はほかの犬種と比べても多い傾向にあります。
1日に、合計で1時間から2時間程度の散歩が理想です。
特に若かったりエネルギーが有り余っていたりする犬の場合は、散歩時間を増やしたり、ボール投げやフリスビーといった遊びを散歩中に取り入れたりすると良いでしょう。
一方で、シニア犬の場合は体力に応じて散歩時間を短縮して、無理のないペースで運動させることが大切です。
ラブラドール・レトリーバーの1日の散歩回数
ラブラドール・レトリーバーの散歩回数については、1日2回から3回程度が理想です。
朝と夕方にしっかりとした散歩を行い、昼間には短めの散歩を追加する形が効果的でしょう。
散歩回数を分けることで犬が退屈せずに済み、ストレスの軽減にも繋がります。
暑い時期は早朝や夕方など、比較的気温が低い時間帯を選ぶことで熱中症を予防できるでしょう。
また、寒い時期は気温が低すぎる時間を避け、暖かい時間帯を選ぶと快適に散歩できます。
ラブラドール・レトリーバーの散歩時の注意点
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ラブラドール・レトリーバーと散歩を楽しむ際は、いくつかの注意点があります。
これらの注意点を守り、近隣住人とのトラブルに発展したり犬に怪我をさせたりしないようにしましょう。
熱中症に注意
ラブラドール・レトリーバーは、暑さに弱い犬種です。
暑い時期の散歩では、アスファルトの温度が高くなることに特に注意が必要です。
散歩前に手で地面の温度を確認して、必要ならば早朝や夕方に散歩時間をずらしましょう。
また、こまめに水分補給を行い、体調の変化に気を配ることも大切です。
リードの取り扱いに注意
ラブラドール・レトリーバーの散歩中は、犬の安全を確保するためにリードをしっかりと握り、予期せぬ飛び出しを防ぐ必要があります。
特に大きな音が鳴った時やほかの犬と遭遇した時に、ラブラドール・レトリーバーは興奮しやすい傾向があります。
そのため、しつけを徹底して呼び戻しのコマンドを確実に覚えさせておくようにしましょう。
無理な運動に注意
ラブラドール・レトリーバーの散歩中に、無理をさせることは避けましょう。
ラブラドール・レトリーバーはエネルギッシュな犬ですが、疲れすぎると関節や筋肉に負担がかかり、健康面で悪影響を及ぼす可能性があります。
特に成長期の子犬やシニア犬の場合は、激しい運動を避けて適度なペースで散歩を行うことが大切です。
トイレのマナーを守る
散歩中に犬がトイレをすることは自然な行動ですが、飼い主としてのマナーが求められます。
エチケット袋、トイレシート、水を持参して、犬の排泄物をきちんと処理しましょう。
特に、公共の場や他人の家の前で排泄をさせないように、注意することも大切です。
犬のトイレの後はその場所をきれいに保つことで、まわりの住民とのトラブルを避けることができるでしょう。
ラブラドール・レトリーバーを散歩嫌いにさせない方法
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ラブラドール・レトリーバーは、何らかのトラウマなどで散歩嫌いになってしまうこともあります。
犬が散歩嫌いになると、運動不足やストレスの原因にもなってしまうため、やはり散歩が好きであることに越したことはないでしょう。
次に、ラブラドール・レトリーバーを散歩嫌いにさせない方法をご紹介します。
疲れるまで散歩をさせない
ラブラドール・レトリーバーに限らず、犬を散歩嫌いにさせないためには、犬が疲れるまで散歩をさせないことが大切です。
犬が「もう少しだけ散歩がしたいなぁ」と考えているうちに帰宅をすることで、犬は次の散歩が楽しみな状態で散歩を終えることができるでしょう。
しかし、そもそもラブラドール・レトリーバーは運動量が多い犬種なので、犬が疲れる前に飼い主が疲れてしまう心配もあります。
そのため、あまり意識をしなくてもラブラドール・レトリーバーが毎日どっと疲れるほどの散歩は難しいかもしれません。
楽しみながら散歩をする
犬にとって、散歩は楽しいものでなければなりません。
犬の毎日の楽しみは食事と散歩なので、散歩が嫌いになってしまうと生活のほとんどを楽しく過ごせなくなってしまいます。
ラブラドール・レトリーバーは飼い主とのコミュニケーションを大切にする犬種であることから、「今日はいい天気だね」などこまめに話しかけながら散歩をして、人通りの少ない場所であればおやつやおもちゃなどを与えるなど、楽しみながら散歩に取り組むと良いでしょう。
ラブラドール・レトリーバーにとって散歩がポジティブなものになれば、自然と散歩好きになっていくでしょう。
ラブラドール・レトリーバーの散歩に必要な持ち物
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ラブラドール・レトリーバーの散歩には、どのようなものが必要なのでしょうか?
ここでは、ラブラドール・レトリーバーの散歩に必要な持ち物をご紹介します。
リード
当然ながら、犬の散歩をする際はリードが必要になります。
人によっては伸縮リードを使用することもありますが、伸縮リードは身体の大きなラブラドール・レトリーバーのコントロールがしにくいためおすすめしません。
また、地域の条例によっては犬のリードの長さに制限があることも多いことから、2m前後の一般的な長さのリードを使用するようにしましょう。

首輪
ラブラドール・レトリーバーに万が一のことが起こっても対処できるように、首輪を着けておきましょう。
首輪には犬の名前や飼い主の連絡先などを記入できるものもありますし、GPSなどで居場所をチェックできるものもあります。
ラブラドール・レトリーバーは首が太めなので、引っ張られても壊れないようなしっかりとした作りの首輪をおすすめします。

ハーネス
ラブラドール・レトリーバーのしつけがある程度できていれば、ハーネスを装着して散歩に行くのもおすすめです。
ハーネスであれば、犬の首に負担がかかることなく散歩を楽しむことができます。
ただし、ハーネスは首輪よりも犬のコントロールがしにくいことから、引っ張り癖がつかないように注意しなければなりません。

飲み水
ラブラドール・レトリーバーの散歩時は、飲み水を持ち歩くようにしましょう。
こまめに水分補給をさせることで、犬の熱中症対策になります。
散歩時間が長いラブラドール・レトリーバーにとって、こまめな水分補給はとても大切です。
また、飲み水を持ち歩くことで、排泄時の簡単な掃除もすることができるでしょう。

エチケット袋
犬の排泄物を処理できるように、エチケット袋も持ち歩くようにしましょう。
ラブラドール・レトリーバーは、1回の散歩で1~2回は排泄をするはずです。
近隣住人に配慮するためにも、エチケット袋を携帯しておいたほうが良いでしょう。
また、エチケット袋は犬が嘔吐した時などにも使用するため、なるべく多めに持ち歩くことをおすすめします。
さらに、エチケット袋は犬用のおやつやフードを入れる時にも役立つことから、何枚持ち歩いても困ることはないでしょう。

ラブラドール・レトリーバーの散歩にあると便利な持ち物
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最後に、ラブラドール・レトリーバーの散歩にあると便利な持ち物をご紹介します。
これらの持ち物はなくても問題はないですが、あったらさらに散歩をスムーズに楽しむことができるでしょう。
おやつ
ラブラドール・レトリーバーと散歩をする際は、おやつを持ち歩くのもおすすめです。
当然ながら犬用に作られたおやつでなくてはいけませんが、犬のおやつはコミュニケーションのほか、しつけの際のご褒美としても使用できます。
ただし、何度もおやつを与えて食事ができなくなってしまうと必要な栄養素を摂取できなくなってしまうため、注意が必要です。
犬のおやつの使い方としては、しつけが上手にできた時が理想です。
ラブラドール・レトリーバーはしつけも熱心に取り組んでくれることから、おやつなどのご褒美は必須ともいえるでしょう。

おもちゃ
犬と楽しみながら散歩をするためには、おもちゃは欠かせません。
犬の散歩は、飼い主と犬とのコミュニケーションの場でもあります。
ちなみに、おすすめのおもちゃの使用方法は、散歩時に突然おもちゃを与えることです。
しつけのご褒美におもちゃを与えるのも良いですが、散歩時に突然おもちゃを与えることで、犬は「そろそろおもちゃがもらえるかも!」と期待して、飼い主のことをチラチラと見るようになります。
犬とのアイコンタクトもコミュニケーションになるため、散歩時はおもちゃも上手に利用することをおすすめします。
ただし、ラブラドール・レトリーバーは身体が大きく噛む力も強いことから、誤飲をしないような大きさで壊れにくいおもちゃを選ぶ必要があるでしょう。

レインコート
ラブラドール・レトリーバーの被毛や皮膚の清潔を守るためにも、雨の日の散歩ではさまざまな対策をしなければいけません。
雨の日は、ラブラドール・レトリーバーにレインコートを着せてあげることで、雨を気にせずに散歩を楽しむことができるはずです。
もしもラブラドール・レトリーバーの被毛が濡れたまま放置しておくと、皮膚炎などの原因にもなります。
また、ラブラドール・レトリーバーにレインコートを着せることで、散歩中にノミやダニが付着することを予防することもできるでしょう。

ロングリード
ラブラドール・レトリーバーに「呼び」のしつけを行いたい場合は、10m以上のロングリードもおすすめです。
基本的に、遠くにいる犬を呼ぶしつけを行う際は、ロングリードを使用します。
ロングリードがあれば、遠くにいるラブラドール・レトリーバーもリードを手繰り寄せることで足元まで呼び寄せることができます。
ロングリードはドッグランなど使用できる場所は限られていますが、「呼び」のしつけを行うには必須のグッズです。
身体の大きなラブラドール・レトリーバーは、しっかりとしつけをしなければ手のつけられない犬になってしまう可能性もあることから、ロングリードを使用した呼びのしつけは欠かさずに行っておきましょう。

靴
ラブラドール・レトリーバーが散歩時に小石やガラスを踏んでしまっても怪我をしないように、犬用の靴を履かせるのもおすすめです。
犬用の靴は子犬の頃から履かせておかなければ慣れるのに時間がかかりますが、散歩時の安全を守るのに役立つでしょう。
もちろん、散歩から帰ってきた時に肉球や足の被毛をきれいに拭く必要がなくなるのも、ラブラドール・レトリーバーに犬用の靴を履かせるメリットです。
また、暑い日にアスファルトが熱くなっていることによる肉球の火傷も予防してくれます。
ラブラドール・レトリーバーと散歩を楽しもう!
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ラブラドール・レトリーバーの散歩時間は、1日1~2時間程度が目安ですが、犬の年齢や体力に応じて調整することが大切です。
散歩中は肉球の怪我や熱中症に注意して、さまざまなグッズを使用しながら散歩に取り組むと良いでしょう。
また、リードやハーネスを正しく使用することで、いろいろなトラブルを未然に防ぐことができます。
もちろん、身体が大きく力の強いラブラドール・レトリーバーのために、しっかりとした作りの首輪を選ぶ必要もあります。
犬の散歩は単なる運動だけでなく、犬との信頼関係を深める大切な時間なので、ラブラドール・レトリーバーと楽しい散歩を心がけるようにしましょう。
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著者情報

けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。