猫にコーヒーを飲ませるのは絶対にNG!理由を解説

猫と生活している場合には、コーヒーの取り扱いには注意が必要です。
猫にコーヒーを飲ませると、場合によっては命に関わる可能性があります。
コーヒーを飲むことで、猫にどのような症状がみられるのでしょうか?
この記事では、猫にコーヒーを飲ませてはいけない理由や、飲んでしまった時の対処方法を解説します。 2024年02月16日作成

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猫にコーヒーを飲ませてはだめ?その理由とは?

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まずは、猫にコーヒーを飲ませてはいけない理由をご説明します。
愛猫を危険に晒さないためにも、理由だけでも知っておきましょう。

カフェインが中毒症状を引き起こす可能性がある

コーヒーには、カフェインが含まれています。
カフェインは猫の神経系に刺激を与えて、中枢神経を興奮させる中毒症状を引き起こす可能性があります。
また、猫は人間よりもカフェインに敏感で身体も小さいため、少量のコーヒーでも中毒症状を引き起こすことがあるでしょう。

どれくらいの量のコーヒーを飲んだら危険?

猫は1kgあたり、カフェインを15~20mg摂取すると中毒症状を引き起こす可能性があるといわれています。
ちなみに、致死量は猫1kgあたり100~200mgのカフェイン量です。
コーヒー豆によってもカフェインの含有量が変わるため一概にはいえませんが、インスタントコーヒー1杯に約150mlのカフェインが含まれているため、体重5kgの成猫であればインスタントコーヒーを1杯飲んでしまったら中毒症状を引き起こす可能性が高いでしょう。

コーヒーの利尿作用で脱水になる可能性がある

コーヒーには利尿作用があるため、猫がコーヒーを飲むことで尿の回数や量が増えて脱水症状を起こしてしまう可能性もあります。
また、尿路結石のリスクも高くなります。

胃や腸に強い刺激を及ぼす

猫がコーヒーを飲むと、胃や腸に悪影響を及ぼすことがあります。
カフェインは刺激物なので、コーヒーを飲むことで胃炎や消化器官にトラブルを起こす可能性があるでしょう。

火傷

ホットコーヒーの場合は、猫が一口舐めるだけでも舌を火傷してしまいます。
猫舌という言葉がありますが、もともと猫は肉食動物で熱いものを食べる習慣がありません。
ホットコーヒーにより口内を火傷すると、口内炎の原因になったり口内の痛みにより食欲低下を引き起こしたりするでしょう。

猫がコーヒーを飲んだ時にみられる症状とは?

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場合によっては、目を離した隙に猫がコーヒーを飲んでしまうこともあります。
猫がコーヒーを飲んだ時には、どのような症状がみられるのでしょうか?

嘔吐・下痢

猫がコーヒーを飲むと、嘔吐や下痢などの症状がみられます。
これは中毒症状の初期症状ですが、カフェインの刺激によって胃の不調などがみられることもあるでしょう。

興奮

猫がコーヒーを飲むことで、カフェインによる過剰な興奮がみられることがあります。
猫の落ち着きがなくなったり走り回ったりするなどの症状が現れた場合は、コーヒーのカフェインが原因で起こっているものだと考えて良いでしょう。

心拍数の増加

コーヒーに含まれるカフェインは、中枢神経を刺激する働きがあります。
そのため、猫がコーヒーを飲むことで、心拍数の増加がみられることがあるでしょう。
心拍数の増加は、当然ながら猫の心臓に負担がかかります。
心拍数の増加により、息切れや疲れやすさを感じることもあるはずです。

痙攣・意識消失

猫が多量のコーヒーを飲んでしまった時は、中毒により痙攣をしてしまうことがあります。
また、重症化した場合は意識を失ってしまうこともあり、早急に対処しなければ命に関わる可能性があるでしょう。

猫がコーヒーを飲んでしまった時の対処方法

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最後に、猫がコーヒーを飲んでしまった時の対処方法を解説します。
猫に万が一のことが起こらないように、正しい対処をしなければなりません。

早急に動物病院へ連れて行く

猫がコーヒーを飲んだ時は、早急に動物病院へ連れて行きましょう。
可能であれば、カフェインによる中毒症状がみられる前に、獣医師に診せることをおすすめします。
ちなみに、猫を動物病院へ連れて行く際は、どれくらいの量のコーヒーをいつ頃飲んだかをきちんと伝えるようにしましょう。

しばらく様子を見る

猫がコーヒーを舐めた程度であれば、しばらく様子を見ても良いでしょう。
数時間様子を見ても嘔吐や下痢などの症状がみられない場合は、その後も中毒症状が現れる心配は少ないはずです。
しかし、猫の様子が少しでもおかしいと感じたら、すぐに獣医師に診せましょう。

水分補給をさせる

猫がコーヒーを飲むことで、おしっこの回数が増えることが予想されます。
そのため、猫に脱水症状が起こらないように、こまめに水分補給をさせましょう。

無理やり吐かせない

猫がコーヒーを飲んでしまったとしても、無理やり吐かせるようなことは止めましょう。
以前までは、動物病院でもオキシドールを猫に飲ませて吐かせるような処置をすることがありましたが、オキシドールは猫の胃腸に大きな負担がかかるため、現在では行っている動物病院はほとんどありません。
また、塩水を猫に飲ませることで吐かせるという方法もありますが、これも塩分過多になることから、止めておきましょう。

猫にコーヒーを飲ませないように注意しましょう

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猫がコーヒーを飲むと、コーヒーに含まれるカフェインにより中毒症状を引き起こす可能性があります。
カフェイン中毒の症状としては、嘔吐や下痢のほかに、重症化すると痙攣や意識を失ってしまうこともあるでしょう。
場合によっては命に関わることも考えられるため、もしも猫がコーヒーを飲んでしまった時は、早急に動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
また、コーヒーの利尿作用により脱水症状を引き起こすリスクも踏まえて、きちんと水分補給もさせておくことが大切です。
ちなみに、猫がコーヒーを飲んだからと無理やり吐かせるような処置をすると、猫の胃腸に大きな負担がかかる可能性があるため、心配であればやはり一度獣医師に診せるようにしましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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