甘えん坊の犬がする仕草や行動
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まずは、甘えん坊の犬がどのような仕草や行動をするのかをご説明します。
愛犬にこれらの仕草や行動がみられたら、甘えん坊な性格の一面があるでしょう。
膝に乗ってくる
甘えん坊の犬は、飼い主の膝に乗ってくることが多いです。
飼い主がテレビなどを観ながらゆっくりと過ごしていると、ちょこんと愛犬が膝に乗ってくる姿は、とても可愛らしいでしょう。
身体を擦り寄せてくる
甘えん坊な犬は、飼い主にスリスリと身体を擦り寄せてくることもあります。
まるで猫のように身体を擦り寄せてくると、とても愛らしい気持ちになるでしょう。
顎を乗せてくる
飼い主がパソコンで作業をしている時やテレビを見ている時に、邪魔をするように顎を乗せてくる犬もいます。
犬はリビングでのんびりしている時も顎を床につけてぼーっとしている時がありますが、完全に脱力しており緊張感もありません。
それほどまでに、飼い主のことを信頼しているという証と考えても良いでしょう。
甘噛みをしてくる
犬は、飼い主に甘える際に甘噛みをしてくることもあります。
甘噛みは子犬の頃にみられる行動のひとつですが、成犬になってもすることはあるでしょう。
犬に甘噛みをされても痛くはなく、犬からの愛情表現のひとつといえます。
飼い主の後をついてくる
甘えん坊な犬は、飼い主の後をついてくることが多いです。
これにはさまざまな意味が込められていますが、やはり大好きな飼い主と常にいっしょにいたのでしょう。
犬によっては、トイレやお風呂についてこようとすることもあります。
お腹を見せてくる
犬が寝そべってお腹を見せてくるのも、愛情表現のひとつです。
犬が寝そべった時に思い切りお腹を撫でてあげると、とても喜ぶでしょう。
甘えん坊の犬がする仕草や行動の意味
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甘えん坊の犬がする仕草や行動には、必ず意味があります。
実は、飼い主の思ってもいないことを意味している可能性があるでしょう。
何かを要求している
甘えん坊の犬がみせる仕草や行動の多くは、何かを要求しているという意味が込められています。
犬が膝に乗ってくるのも身体を擦り寄せてくるのも、飼い主に何かを伝えたいからでしょう。
ちなみに、犬の要求にはさまざまなものがあり、「構ってほしい」や「散歩に連れて行ってほしい」などが挙げられます。
飼い主がそばにいないと不安になる
犬が飼い主にべったりとくっついたまま離れなかったり、トイレやお風呂にもついてこようとしたりするのは、飼い主がそばにいないと不安になってしまうからでしょう。
これは飼い主としては愛らしく感じるかもしれませんが、分離不安症という精神的な病気のひとつです。
犬の分離不安症は、飼い主がそばにいないと大きなストレスを感じたり問題行動を起こしたりするといった症状がみられ、犬にも飼い主にも負担の大きい病気です。
そのため、犬に分離不安症の症状がみられる前に、ある程度の自立をさせなければなりません。
体調不良
犬はしゃべることができないため、何とかして飼い主に体調不良を伝えようとします。
パソコンで作業をしている飼い主に顎を乗せてきたり邪魔をしたりするのは、飼い主に体調不良なのを伝えているのかもしれません。
犬は多少の体調不良であっても、基本的には食欲や元気はあります。
しかし、普段あまり甘えてこない犬が甘えるような仕草をみせつつ、食欲がなかったり下痢をしたりする時は、体調不良を疑ったほうが良いでしょう。
甘えん坊な犬への対処方法
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甘えん坊な犬には、正しい対処をしなければなりません。
甘やかすだけではなく、飼い主としてきちんとした対処をしましょう。
しつけをしてから甘えさせる
甘えん坊な犬に対しては、そのまま甘えさせてはいけません。
犬が飼い主の膝に乗ってくるのをそのまま眺めていたり、要求に応えたりしてしまうと、犬は自分のほうが立場は上だと考えてしまいます。
そのため、犬に甘えさせる時には一度犬に「おすわり」や「伏せ」などのコマンド(命令)を出してから、犬へのご褒美として甘えさせてあげると良いでしょう。
犬との距離感を保つ
犬が分離不安症を発症しないようにするためには、犬との距離感を保つことが大切です。
飼い主からすれば犬は家族同然でしょうが、犬がある程度の時間は留守番できるように、自立をさせる必要があります。
しかし、いきなり長時間の留守番をさせるのはストレスになるため、まずは数分から数十分の留守番から始めると良いでしょう。
動物病院へ連れて行く
いつもは甘えてこない愛犬が甘えてくるようになったり、食欲不振や下痢がみられたりする場合は、早めに動物病院へ連れて行くことをおすすめします。
言葉の話せない犬なりに一生懸命に体調不良を飼い主に伝えようとしていることから、飼い主としてもきちんと応えてあげる必要があるでしょう。
犬が甘えるのは必ず意味がある
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犬の仕草や行動には、すべて意味があります。
犬が甘えてくるのは、飼い主に何かを要求していることが多いです。
飼い主からすれば、愛犬から要求にはなるべく応えてあげたいと考えるでしょう。
しかし、犬からの要求に応えてしまうと、飼い主と犬の立場が逆転してしまう可能性があるため、きちんと対処をしなくてはいけません。
まずは、犬からの要求ではなく、飼い主からの要求に犬が応えてから甘えさせましょう。
また、犬の分離不安症のリスクも考えて、日頃から犬との距離感を保つことも大切です。
愛犬の様子がいつもと違うようであれば、体調不良の可能性もあるため、早めに動物病院へ連れて行きましょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。