犬が膝の上に乗ってくる理由と飼い主が押さえておきたいポイントとは

犬を飼っていると、愛犬が飼い主の膝の上に乗ってくることがあります。愛犬が上目遣いで見上げてくる姿は愛くるしいものです。では、なぜ犬は飼い主の膝の上に乗りたがるのか疑問に思いませんか?そこで今回は、犬が膝の上に乗ってくる理由について解説します。 2021年11月09日作成

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犬が飼い主の膝の上に乗ってくる理由はなんでしょうか?何か伝えようとしているのでしょうか?犬が飼い主の膝に乗ってくる理由を考えていきましょう。

犬が飼い主の膝の上に乗ってくる理由 

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犬が飼い主の膝の上に乗ってくる理由にはどのようなものがあるでしょうか?
個体による性格の違いも考慮しつつ、愛犬の気持ちを知るひとつの方法として参考にしてください。

① かまってほしい 

かまってほしいという気持ちから、飼い主の膝に乗りたがる犬も多いようです。

子犬時によく膝に乗せてもらっていた思い出が犬に残っていると、成犬になったあとも同じように乗ろうとしてきます。

時間がなくてあまり愛犬と遊んであげられていない方は、これを機会に愛犬の気が済むまでかまってあげてはいかがでしょうか?

② 安心できるから 

犬が飼い主の膝の上を安心できる場所だと認識している場合、よく膝の上に乗りたがります。

例えば、雷の音が怖い、ほかの犬とケンカしたあとなど、犬が安心できる場所を求めているときに飼い主の膝の上を思い浮かべるようです。

愛犬が恐怖を感じている状態のときは、優しい声掛けや撫でて落ち着かせるなどの対応をしてあげましょう。

③ おもしろいから 

飼い主の膝の上をおもしろい場所と思っている犬もいるようです。

犬からすると、大好きな飼い主とくっつける場所であり、なおかつ遊んでもらえやすい場所だからだと思われます。

しっぽをブンブン振っているなど興奮状態である場合は、膝上からの落下によるケガの心配もあるため、少し落ち着かせてから遊んであげましょう。

④ マーキング 

飼い主を自分のテリトリーだとほかの犬に認識させるため、マーキング目的で膝の上に乗りたがります。

犬はニオイでテリトリーを主張する動物ですから、飼い主に自分のニオイをつけ、ほかの動物が近づかないようにしています。

愛犬以外の犬のニオイがついているときなどは特に膝の上に乗りたがるようなので、機会があれば愛犬の行動を観察してみてください。

⑤ 立場の主張 

犬にとって飼い主の膝の上は、自分のテリトリーを示す場所のひとつです。
そのため、ほかの犬が飼い主と仲良くしている姿などを見ると、みずからの立場を脅かされまいと、飼い主の膝の上に乗りマーキングによる立場の主張をするようです。

攻撃性の高まりや過度な膝上への乗っかりが見られるようであれば、分離不安症の可能性も否定できないため、獣医師へ相談してみましょう。

この行動は注意!犬が優位性を示すときの行動とは 

先述したように、犬は飼い主の膝の上に乗ることでみずからの立場を主張しようとします。

それは、飼い主をほかの犬などに取られたくない(テリトリーを守る)という意味合いだけでなく、飼い主よりも自分(犬)が上であるとする優位性を示す際にも行われます。

犬が優位性を示す際の代表的な行動をふたつご紹介しますので、犬との適切な関係を築くためにも知識として頭に入れておきましょう。

① 膝の上に脚を乗せる 

飼い主の膝の上に脚を乗せるのは、犬が飼い主より立場が上であると優位性を主張する際に取る行動です。

この行動は飼い主に対して「自分のほうが優位だよね?」と確認する際に行われ、そのままにしておくと、自分の立場が飼い主より上だと誤認する原因となります。

かわいらしい行動であるためつい放置してしまいがちですが、しっかりとした関係を築いていくためにも、犬が膝に脚を乗せてきたらすぐに振り払うようにしましょう。

② マウンティング 

マウンティングとは、犬が膝立ち状態になり腰を振るような行動をすることです。

マウンティングは雄犬にとって生殖行動の練習という側面があります。しかし、雌も同様の行動を取ることから「マウンティング=優位性の主張」だと考えられるようになりました。

膝の上に脚を置く、マウンティング行動、どちらにしても犬が飼い主より自分の立場が上だと認識してしまうと、無駄吠えや攻撃性の高まりなど問題行動が増えてしまいます。

愛犬の行動を管理できるのは飼い主だけですから、しつけや日頃の接し方を通して、正しい関係を愛犬に覚えさせる努力が必要だといえるでしょう。

膝に乗せるのは危険?よく見かけるあの行動 

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犬と一緒にドライブへ出かける方も大勢いらっしゃると思いますが、みなさんは運転中に愛犬を膝の上に乗せたりしていませんか?

愛犬を膝の上に乗せて運転する行為は、道路交通法第55条2項の定めにより違反となる可能性があり、実際に「運転席の窓から顔を出していた犬を見かけた警察官が運転手に停車を求めたところ、それを無視したため逮捕された」という事案も発生しています。

また、違法というだけでなく愛犬の命を守るという観点からも危険な行為です。

仮に事故が発生した場合、運転手の膝の上に犬が乗っていると、エアバッグが作動することで強い衝撃が犬に加わってしまいます。

これらの理由から、犬を車に乗せる際は、犬用のシートベルトを活用する、固定したクレートに入れるなどの対策を講じるようにしてください。

運転中も離れず愛犬が膝に乗ってくれるのは嬉しいことです。
しかし、違法の可能性や愛犬のケガや命に関わる事態に発展しかねないということを認識しておく必要があるでしょう。

愛犬を膝の上に乗せる際はタイミングやシチュエーションを考えましょう 

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犬が飼い主の膝の上に乗ってくる理由や、それに類似する優位性を示す行動などについて解説しました。

犬がどのような理由で特定の行動を取っているのか理解できれば、愛犬の気持ちをより正確に知ることができるようになります。

また、愛犬を膝の上に乗せるのであれば車の運転中などは避け、タイミングやシチュエーションを考慮し、飼い主と犬の双方に危険がないことを確認してください。

そうすることで、これまでよりも安全で楽しい時間を愛犬と過ごせるでしょう。

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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