犬が飼い主にするあざとい行動とは?
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まずは、犬が飼い主にするあざとい行動にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
どれも可愛らしく感じてしまうため、飼い主としては癒されるはずです。
上目遣いで見つめてくる
犬が上目遣いで見つめてくるのは、あざとい行動といえるでしょう。
また、目を潤わせながら見つめられると、どんな願いでもかなえてあげたくなるものです。
飼い主の足元に顎を乗せてくる
飼い主がソファで本を読んでいるときなど、犬が足元に顎を乗せてくることがあります。
まるでなにかをねだるような行動ですが、とても可愛らしく癒される人も多いはずです。
犬によっては瞳を潤わせながら顎を乗せて上目遣いをするなど、合わせ技をしてくることもあるでしょう。
お腹を見せてクネクネと動く
犬を飼っている人のほとんどが見たことがあるであろう、お腹を見せてクネクネと動く様子。
これもなんらかの意味があるでしょうが、あざと可愛い姿として人気です。
片手をあげて「おいでおいで」をする
「お手」のコマンド(命令)をしていないのにも関わらず、お手のように片手をあげて「おいでおいで」と飼い主になにかを伝えるような行動をとることがあります。
特に犬と目が合ったときや、飼い主がなにかに夢中になっているときに多く見られる仕草でしょう。
犬のあざとい行動の意味
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犬の行動には、すべて意味があります。
それでは、あざとい行動にも意味はあるのでしょうか?
構ってほしい
犬の可愛らしいあざとい行動は、飼い主に構ってほしいという意味が込められていることがあります。
特に片手を上げる仕草はパピーリフトと呼ばれ、子犬が母親に甘えるときに見せる仕草だといわれています。
子犬の頃の名残から、犬は飼い主に甘えているのかもしれません。
なにかを主張している
犬はなにかを主張したいときに、あざとい行動をとることがあります。
あざとい行動をして飼い主に注目してもらってから、自分の主張を伝えようとしているのでしょう。
飼い主があざとい行動に反応すると、犬は食事や散歩に行きたいなどを身振り手振りでアピールしてくるかもしれません。
飼い主に甘えたいのを我慢している
「甘えたいけど、飼い主が忙しそうだから…」と、犬はあざとい行動をしながらも甘えたい気持ちを我慢しているのかもしれません。
甘えたい気持ちを抑えきれないときには思い切り甘えてくるでしょうが、犬は空気を読むことができるため、飼い主が忙しそうであれば甘えるのも遠慮しがちになります。
飼い主のことを信頼している
犬がお腹を見せたり顎を乗せたりしてくるのは、飼い主のことを信頼している証拠です。
お腹を見せるということは、なにかあってもすぐに行動に移すことができません。
そのため、「この人であれば嫌なことはされないだろう」という気持ちの裏返しでもあるのです。
また、飼い主の足元に顎を乗せるのも同様で、マズルを触られることを嫌がることも多い犬ですが、マズルを飼い主に委ねているということは、飼い主のことを信頼しているということでしょう。
犬にあざとい行動をされたときの対処方法
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犬にあざとい行動をされたときには、思い切り可愛がってあげたくなるものです。
しかし、その対処は正しいのでしょうか?
いつもと変わらず対処をする
犬があざとい行動をしてくると、飼い主としては思い切り可愛がってあげたくなるものでしょう。
しかし、犬が甘えてきたからといって甘やかすのはよくありません。
犬は上下関係を重視する動物ですので、飼い主に甘やかされることで「自分のほうが飼い主よりも立場が上だ」と勘違いしてしまうこともあります。
そのため、犬があざとい行動をして甘えてきたからといって、特別なにかをする必要はないでしょう。
犬の要求に安易に応えない
犬があざとい行動をして飼い主の気を惹き、なにかを要求しているような素振りを見せても、それに応えてはいけません。
おそらく、多くの飼い主が「散歩に行きたいの?」と、犬の要求に応えてしまうでしょう。
先述したように、犬は上下関係を大切にしているため、犬の要求に応えてしまうと立場が逆転してしまいます。
あくまで、犬に要求するのは飼い主です。
犬からの要求には、応えてはいけません。
もしも偶然犬の要求してきた時間がいつもの散歩時間であった場合には、犬に「お座り」など一度コマンド(命令)をして犬が座ってから散歩に行くようにしましょう。
そうすることで、飼い主からの要求に応えたご褒美として散歩に行くように仕向けることができます。
体調不良にだけは気を付ける
犬があざとい行動をするのは、飼い主の気を惹こうとしていることが多いです。
なにかを要求しているようであれば無視をしてもよいですが、もしかしたら具合が悪いことを飼い主に伝えようとしているのかもしれません。
犬があざとい行動をしてきたときには、元気をなさそうにしていないか、室温や湿度の管理は大丈夫かを再度チェックしてみてもよいでしょう。
また、スキンシップを兼ねて手足などの身体を触るのも、犬の異変に気が付くことができるためおすすめです。
犬はあざとい行動をわざとやっている!
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犬はあざとい行動を、さまざまな意味を込めて行っています。
もちろん、自分のことを可愛いと知っており、「あざとい行動をしたら飼い主が喜ぶから」と考えて行っている犬もいるでしょう。
おそらく、犬は構ってほしかったり気を惹きたかったりするため、あざとい行動をしています。
そのため、飼い主としてはあざとい行動に対して可愛がってあげたいところですが、甘やかしすぎるのもいけません。
もちろん叱る必要はありませんが、あまり気に留めずにいつもどおりに接するとよいでしょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。