穏やかな猫の特徴とは?優しい性格の猫をご紹介

人間と同様に、猫にもさまざまな性格の持ち主がいます。
猫によっては、何をしても怒らないような穏やかな猫もいるでしょう。
この記事では穏やかな猫の特徴や、優しい性格の猫の種類をご紹介します。 2023年11月12日作成

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穏やかな猫の特徴とは?

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まずは、穏やかな猫の特徴をご説明します。
穏やかな猫は、それなりの生活環境に身を置いてあることが多いです。

まわりから優しくされることが多かった

穏やかな猫は、幼い頃から飼い主や母猫から優しくされることが多かった傾向にあります。
また、多頭飼いの場合は先住猫から優しく接してもらえたことで、自身も優しい性格になることが多いです。
当然ながら怒ったり怒られたりする機会が少なかったため、日頃から怒ることがないのでしょう。

縄張り争いがない

猫は、縄張り意識が高い動物です。
そのため、自分の縄張りにほかの猫がいると、どうしても攻撃的になってしまいます。
しかし、先住猫に縄張り意識が薄かったり多頭飼いをしていなかったりする場合は、縄張りを気にする必要がなくなるため、穏やかな性格になることが多いです。

幼い頃に去勢手術をした

オス猫は特に縄張り意識が高く、去勢をしていないオス猫同士のトラブルは多くみられます。
しかし幼い頃に去勢手術をした場合は、穏やかな性格になることが多いでしょう。
これは、去勢手術によりホルモンバランスが変化することが原因です。

安心して食事ができる

安心して食事ができる環境にいる猫は、穏やかな性格になることが多い傾向にあります。
逆に、ほかの猫と食事を取りあうような環境に身を置く猫は、食事を奪い合うために攻撃的になることが多いです。
食事の際は食器を別にしたりケージに入れたりすることで、猫同士の食事の奪い合いはなくなるでしょう。

遺伝

人間と同様に、猫の性格も遺伝の影響が強く反映されるようです。
父猫や母猫が穏やかな性格であれば、子猫も優しく育つことが多いでしょう。
当然ながらその後の育て方によっても性格は左右されていきますが、遺伝によりある程度の子猫の性格はわかります。
ちなみに、穏やかな性格だといわれる猫種も、遺伝により優しくなるはずです。

優しい性格の猫5選

実際に優しい性格の猫は、どのような種類がいるのでしょうか?
ここでは、たくさんいる猫の種類から、比較的穏やかな性格が多いとされる猫種をご紹介します。

ラグドール

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ラグドールは、優しい性格として代表的な猫種です。
ラグドールには「ぬいぐるみ」という意味がありますが、その名のとおりぬいぐるみのように大人しいことで知られています。
ふわふわの被毛の持ち主であるラグドールは、滅多に怒ることはないでしょう。

ペルシャ

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優雅な見た目で人気のペルシャですが、ペルシャも優しい性格だといわれています。
激しく遊ぶことは得意ではなく、若くても1日中ゆっくりと過ごしていることが多いでしょう。
また、あまり鳴かないので集合住宅で飼うのも向いています。

スコティッシュフォールド

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垂れ耳が大きな特徴のスコティッシュフォールドも、穏やかな性格の猫種です。
のんびりとしていて、いっしょに生活をするのも気楽でしょう。
身体も瞳もまん丸なスコティッシュフォールドは、過ごしていてとても癒されるはずです。

ブリティッシュショートヘア

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短い鼻で驚いた表情のようなブリティッシュショートヘアも、穏やかな性格の猫種として有名です。
当然ながら可愛いのですが、どこか味のある顔は多くの愛猫家からも好まれています。
ちなみに、ネズミ捕りが得意なので、運動が苦手というわけではありません。

ロシアンブルー

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優雅な見た目が印象的なロシアンブルーも、大人しい性格をしています。
ボイスレスキャットといわれるほど鳴き声が小さく、鳴くことも少ない猫種です。
ちなみに、ロシアンブルーはほかの猫種に比べて口角が上がっていることから、ロシアンスマイルといわれることもあります。

優しい性格の猫を飼う際の注意点

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優しい性格の猫はとても飼いやすいですが、いくつかの注意点があります。
注意点を守り、優しい性格の猫が過ごしやすい環境にしましょう。

構いすぎない

穏やかな性格の猫は、構いすぎないことが大切です。
むやみに構ってしまうと、「いまはゆっくりしていたいのに、落ち着かないな」と飼い主から離れていってしまうことがあります。
穏やかな性格の猫と暮らす時は、飼い主の近くにいても安心であることを優先しましょう。

一人遊びのおもちゃを用意する

穏やかな性格の猫であっても、気まぐれで遊びたくなることはあります。
そのため、部屋に一人遊び用のおもちゃを用意してあげましょう。
一人遊び用のおもちゃを用意することで、猫が遊びたいときに遊ぶことができるようになります。
もちろん猫から誘ってきた時は、飼い主といっしょに遊ぶことも大切です。

落ち着ける場所を用意する

穏やかな性格の猫は、騒がしい場所が苦手な傾向にあります。
そのため、キャットタワーや猫用ベッドなど、落ち着ける場所を用意してあげることがおすすめです。
落ち着ける場所があれば、猫がストレスを感じる前に移動するでしょう。

ストレスに気を付ける

穏やかな性格の猫は、元気で活発な猫よりも神経質であることが多いです。
そのため、日頃からストレスに気を付ける必要があるでしょう。
ドアの開け閉めや足音に気を付けるなど、特に騒音に気を付けなければなりません。

穏やかな性格の猫に合わせた環境づくりをしよう

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穏やかな性格の猫は、生まれつきの遺伝であったり育った環境であったりすることが多いです。
そのため、愛猫を優しい性格にしたいのであれば、なるべく幼い頃から穏やかな生活をさせると良いでしょう。
ちなみに、猫種によってもある程度の性格がわかります。
穏やかな性格の猫と生活をする際は、キャットタワーや猫用ベッドなどの猫が落ち着ける場所や一人遊び用のおもちゃを用意してあげましょう。
猫の性格に合わせた生活をすることで、猫が落ち着いて過ごせるようになるはずです。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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