短毛種の猫のブラシの選び方
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猫用ブラシには、さまざまな種類があります。
まずは、短毛種の猫のブラシの選び方について見ていきましょう。
皮膚を傷めないブラシを選ぶ
長毛種の猫であれば、金属製のブラシでブラッシングをしても、被毛が長いため猫の皮膚が傷つく心配は少ないでしょう。
しかし短毛種の猫を金属製のブラシでブラッシングをすると、あっという間に皮膚に傷がついてしまいます。
そのため、短毛種の猫には皮膚を傷めない素材でできたブラシを選ぶようにしましょう。
おすすめは、ゴムやシリコン素材でできているラバーブラシです。
ラバーブラシであれば、短毛種の猫の皮膚に傷がつく可能性は低くなります。
また、ラバーブラシにはマッサージ効果も期待できるため、ブラッシングが苦手な猫でも喜んでくれるでしょう。
静電気が起きにくいブラシを選ぶ
寒い時期になると、猫のブラッシングをしているときに静電気が発生してしまうことがあります。
長毛種であれば静電気に気が付きにくいでしょうが、短毛種の猫に静電気が起きると、猫は飼い主に叩かれたと勘違いすることがあるでしょう。
たかが静電気のように感じるかもしれませんが、猫が飼い主に叩かれたと勘違いさせてしまうと、猫と飼い主の信頼関係に溝ができる原因にもなります。
そのため、なるべく静電気が起きにくいブラシを選ぶようにしましょう。
先述したラバーブラシもそうですが、豚やイノシシの毛でできた獣毛ブラシも静電気が起きにくくおすすめです。
コームはあってもなくてもよい
長毛種の猫であれば、ブラッシングの最後にコームで毛並みを整えて完了です。
しかし、短毛種の猫は被毛が短いため、コームで毛並みを整える必要はありません。
コームで猫のブラッシングのしにくい耳の裏や頭などを整えてあげてもよいですが、無理に用意する必要もないでしょう。
短毛種の猫のブラッシング方法
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短毛種の猫は、正しくブラッシングをしなければ皮膚を傷めてしまう可能性があるでしょう。
次に、短毛種の猫のブラッシング方法をご紹介します。
猫を撫でる
ブラッシングをする前に、猫の頭や身体を優しく撫でてあげましょう。
突然ブラッシングをするよりも、猫は安心して大人しくブラッシングをされるはずです。
頭からお尻に向けてブラッシングをする
猫の毛並みに沿って、頭からお尻に向かうようにラバーブラシでブラッシングをしましょう。
基本的に毛並みに逆らうようなブラッシングはやめたほうがよいですが、まれに優しく毛並みに逆らってブラッシングをすることで、抜け毛が取れやすくなります。
お腹をブラッシングする
猫はお腹を触られることを嫌がることがあるため、無理にお腹のブラッシングをする必要はありません。
しかし、猫が嫌がらないようであれば猫を仰向けにしたり抱っこをしたりして、お腹のブラッシングをしましょう。
尻尾のブラッシングもしっかりと
猫の尻尾の付け根には、抜け毛が溜まりやすいです。
そのため、尻尾のブラッシングもしっかりと行いましょう。
尻尾のブラッシングをする際は、コームの使用がおすすめです。
また、絶対に猫の尻尾を引っ張らないように注意しましょう。
顔のブラッシングはコームを使用する
猫の顔まわりのブラッシングをする際は、コームを使用しましょう。
コームで猫の目や耳を傷つけないように、丁寧に優しくブラッシングをします。
短毛種の猫におすすめのグルーミングブラシ4選
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最後に、短毛種の猫におすすめのグルーミングブラシをご紹介します。
これらのブラシであれば、猫の皮膚を傷めることなく皮膚と被毛のケアができるでしょう。
ペットアンドミー ラバーブラシ 短毛用
医療用の100%シリコーン製で、人も猫も安心して使用することができるラバーブラシです。
ソフトな感触は、猫の抜け毛やフケを効果的に取り除いてくれるでしょう。
シンプルでありながら、おしゃれなデザインも魅力です。
シリコーンブラシ ケトルン
短毛種の猫のために作られた、皮膚に優しいブラシです。
特殊な形状をしており、効率よく抜け毛を取り除くことができるでしょう。
とても柔らかく肌触わりがよいため、猫はブラッシングが大好きになってしまうかもしれません。
ニューハニースマイル ウルトラグルーマー
シンプルな形のラバーブラシです。
持ちやすい形状で、気軽に猫のブラッシングをすることができるでしょう。
若干の粘りがあるブラシのため、抜け毛が飛び散ることを予防してくれます。
ファーミネーター
このブラシを使用して猫を優しく撫でるだけで、しっかりと抜け毛を除去することができます。
人間工学デザインに基づき作られているため、しっかりと握ることができるでしょう。
ワンプッシュボタンで、本体に付いた抜け毛も簡単に取り除くことが可能です。
ただし、ステンレススチールでできていることから、絶対に強くブラッシングするのは避けましょう。
短毛種の猫はラバーブラシで皮膚を傷めないように!
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短毛種の猫には、皮膚の傷めにくいラバーブラシがおすすめです。
また、寒い時期には静電気の起きにくい獣毛ブラシもよいでしょう。
スリッカーブラシは、猫の皮膚を傷つけてしまう可能性があるため、避けたほうがよさそうです。
猫がブラッシング好きになるように、優しくブラッシングをするように心がけましょう。
にゃんともわんとも(参照日:2021-10-08)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。