短毛種の猫にもブラッシングは必要?正しいブラッシングと選び方

短毛種の猫のブラッシングの必要性について解説し、正しいブラッシング方法やブラシの種類と選び方、おすすめのブラシについてご紹介します。
2021年09月25日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫と暮らす猫のカテゴリ - 猫と暮らす
  • VIEW:2,892

短毛種の猫もブラッシングは必要?

出典:https://www.shutterstock.com

結論から言うと、短毛種の猫においてもブラッシングは必要です。長毛種のように、毛が絡まる心配は少ないですが、ブラッシングの効果や役割はそれ以外にもあります。

猫の健康状態の把握と良い関係性の構築につながる

ブラッシングは、猫にとって精神面・身体面の両方に良い影響を与えます。普段、猫は自分で毛繕いをしますが、仲の良い猫が同居している時にはお互いを舐め合うこともありますよね。これを、アログルーミングと呼び、とてもリラックスして安心感を得ることができる行動だと解釈されています。飼い主さんがブラッシングをする行為は、このアログルーミングと同じ効果があり、精神面に良いと言われています。

また、飼い主さんがブラッシングをすると、猫の被毛の状態や肌の状態を知ることにもつながり、もし異常があった時には速やかな対処につなげることができます。猫の健康状態は、肌や被毛に現れることもあるため、病気の早期発見につながる可能性があるんです。

抜け毛・毛球症の予防につながる

猫を飼っていると、あっという間に部屋が抜け毛だらけになったり、家具や服が抜け毛まみれになりますよね。猫は脱毛サイクルが早いため、換毛期だけでなく常日頃からブラッシングをしてあげることで、家具や衣服への付着を少なくすることができます。

抜け毛が多いと、猫がグルーミングした時に飲み込む毛の量も多くなります。基本的には飲み込んだ毛は便とともに排出したり吐き出したりしますが、あまりにもその量が多ければうまく排出することができず毛球症になる可能性もあります。こまめなブラッシングは、必要以上に毛を飲み込まないようにする手段でもあります。

猫の短毛種ってどんな猫?

ここで、短毛種と長毛種の違いがイマイチ分からないという人のために、代表的な短毛種をいくつかご紹介します。

・アメリカンショートヘアー
・アビシニアン
・アメリカンボブテイル
・エキゾチックショートヘアー
・オシキャット
・オリエンタルショートヘアー
・コーニッシュレックス
・コラット
・ジャパニーズボブテイル
・シャム
・シャルトリュー
・シンガプーラ
・スコティッシュフォールド
・スフィンクス
・バーニーズ
・ピーターボールド
・ピクシーボブ
・ブリティッシュショートヘアー
・ベンガル
・マンクス
・マンチカン
・ヨーロピアンショートヘアー
・ロシアンブルー

この他にも短毛種の猫はいますが、以上のような猫はよく見聞きするのではないでしょうか。

猫用ブラシの種類

ペットショップなどで猫用ブラシを購入しようとすると、色んな種類がありますよね。長毛種用・短毛種用などと書かれている商品もありますが、ブラシの特徴をよく知ることでより選びやすくなります。

・コーム
主に毛のもつれを解消したり、短毛種のお手入れの仕上げに使います。

・ピンブラシ
先の丸いピンが特徴的なブラシです。広い面積を素早くとかす際に便利ですが、脱毛効果はやや弱めです。絡まった抜け毛を取り除くのも少し手間がかかります。

・獣毛ブラシ
一般的には豚の毛がよく使われています。子猫のブラッシングや、最後の仕上げに用いることが多いです。絡まった抜け毛は手で取り除くのが困難ですが、被毛の艶を出すことができるため重宝します。

・ラバーブラシ
ゴムやシリコンが用いられたブラシです。摩擦力が働き脱毛効果がとても高いのが特徴で、抜け毛の多い時期に便利です。

・抜け毛ブラシ
ファーミネーターがよく知られています。脱毛効果がとても高く、無駄な毛をごっそりととることができます。

・スリッカーブラシ
金属製のピンがついた、長毛種の毛のもつれをほどく時に使われるブラシです。皮膚を傷つけてしまう可能性があるため、短毛種には不向きです。

短毛種に適したブラシとは

短毛種の猫の場合、ピンブラシやラバーブラシ、抜け毛ブラシ、獣毛ブラシが適しています。特徴がそれぞれ異なるため、目的に合わせて使い分けると良いでしょう。これらのブラシを一通り揃えておくと効率的です。

短毛種の猫のブラッシング方法

出典:https://www.shutterstock.com

それでは、短毛種の猫に適したブラッシングの方法について見てみましょう。

ブラッシングは毛の流れに沿って

猫の毛は、部位ごとに決まった方向へ向かって生えています。流れに逆らった方がしっかりと抜け毛がキャッチできるような気がするかもしれませんが、これはNG行動です。不快感を与えてしまうようです。

ブラッシングのタイミングや場所

ブラッシングは、猫がまったりしている時を見計らってあげましょう。お気に入りのクッション等の上でくつろいでいるときや、飼い主さんに甘えてきたタイミングがベストでしょう。基本的には、一度で済ませようとせずにこまめに3分程度のブラッシングを行うのがおすすめです。

無理強いはしない

猫がブラッシングを嫌がる場合は、あまり無理をせずにすぐにやめます。短時間で慣らしていくのもアリですが、ブラシに対して拒否的であればグローブ型のブラシがおすすめです。飼い主さんが撫でるように触りながら抜け毛を取り除けます。

短毛種の猫におすすめのブラシ4選

ファーミネーター 小型猫Sサイズ 短毛種用

しっかり抜け毛がキャッチできるブラシです。短毛種向けに開発されたこの商品は、刃の長さがとても短く安全性に配慮されています。握りやすい持ち手や、たまった抜け毛をワンタッチで捨てられるところも便利です。


ファーミネーター 小型猫Sサイズ 短毛種用

除毛ペット用ブラシ

機能性にこだわったピンブラシです。ピンの先端にはソフトマッサージビーズが付いており、マッサージ効果も得られます。つい気持ちよくて眠ってしまう猫もいるようです。ピンは150°に曲がっており、キャッチした抜け毛が絡まりにくくなっています。


除毛ペット用ブラシ

ねこじゃすり

広島県にある、老舗のやすりメーカーが開発したブラシです。猫の舌を忠実に再現したやすりを使うと、まるで猫同士がグルーミングしているかのような感覚でうっとりする猫も多いそうです。


ねこじゃすり

HONEY SMILE 猫用ツヤ出しブラシ

柔らかい天然毛で作られた猫用ブラシです。静電気の発生を抑え、毛並みを揃えて艶が生まれるため、仕上げ用としての利用がおすすめです。持ちやすさにも配慮して作られています。


HONEY SMILE 猫用ツヤ出しブラシ

短毛種でもブラッシングは必要!適切なブラシを選んで

出典:https://www.shutterstock.com

毛の絡まりにくい短毛種であっても、ブラッシングは必要です。これは、飼い主さんの大事な役割の1つとも言えるでしょう。猫用ブラシにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴は異なります。長毛種用に作られたものを用いると、皮膚を傷つけてしまう可能性もあるため必ず短毛種用のものを使いましょう。

参考サイト

生活雑貨のお店!Vie-UP(参照日2021-8-20)
https://item.rakuten.co.jp/vie-up/rd-8117940115366/

Corleoamor(参照日2021-8-20)
https://item.rakuten.co.jp/corleoamor/petbrush201015/

Good value item(参照日2021-8-20)
https://item.rakuten.co.jp/good-value-item/a-4997471222108-001/

あきばお~楽天市場支店(参照日2021-8-21)
https://item.rakuten.co.jp/akibaoo-r/hm000605726/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

オススメ

新着記事