犬の爪の切り方について
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犬の爪の中心には血管が走っており、爪と同時に少しずつ伸びていきます。爪切りをせずにそのままにしてしまうと爪が肉球に刺さってしまう危険性もあります。さらに歩くたびに痛みが生じるため歩き方もおかしくなってしまいます。
ここでは、犬の爪の切り方について解説します。
爪切り前の準備
爪切り前の準備として
・爪切り
・クイックストップ(止血剤)
・バスタオル
などを用意しておくことがおすすめです。
爪切りは、ペット用のものを準備しましょう。種類はギロチン型とハサミ型の2種類がよく使われています。子犬のときのような爪が小さく柔らかい場合はハサミ型がおすすめですが、かたい爪はギロチン型を使用しましょう。
ギロチン型の爪切りは正しい持ち方があります。使用する前に使用方法をしっかり確認しましょう。
また、近年では電動のペット用爪切りも登場しています。
愛犬の様子を見ながら、合うものを選んであげましょう。
クイックストップは、動物用のパウダー状の止血剤です。爪切り時に出血したときに使用し、止血に役立つため、自宅でよく爪切りをする場合は持っておくと安心でしょう。
バスタオルは爪切り時に犬の行動を抑制するときにおすすめです。さらに犬も安心感を得られるため、用意しておきましょう。
爪切りの方法
まず犬の爪を確認しましょう。透明の爪の場合は真ん中にピンク色がみえます。それが血管なのでそこまで切らないように注意しましょう。
血管がどこにあるかわからない場合は少しずつ切っていきましょう。爪が白から透明になったら血管が近いためやめましょう。できるのであれば角を取るようにやすりをかけます。
爪切りをするときは犬が暴れないように立たせた状態にし自身の脇に挟むように保定しましょう。難しい場合はバスタオルなどにくるむこともおすすめです。
爪切りの頻度
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犬の爪切りの頻度としては「3週間~1ヶ月に1度」で問題ありません。こまめにトリミングサロンにつれていく場合は自宅で切る必要はほとんどありません。ただトリミングサロンを活用することがない場合は自宅で1ヶ月に1度切ってあげましょう。
爪切りは犬が苦手な手先を触る作業となります。そのため、犬が嫌がっているのにも関わらず無理やり行うことは控えましょう。
爪切りの注意点
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爪切りを行うことは必要ですが、注意しなければいけない点がいくつかあります。
ここでは、爪切りの注意点についてご紹介します。
爪切りの使い方を確認する
爪切りをする前に爪切りに使い方を確認しましょう。
ギロチン型の爪切りは持つ方向が決まっています。持ち方を誤ってしまうと、思っていたより爪を大きく切ってしまう可能性があります。血管には神経が通っていて痛みも生じるため、間違った方法で爪切りを行うと犬が爪切りを嫌がるきっかけを作ることになってしまいます。
嫌がってしまう場合は無理やり行わない
犬が爪切りを嫌がる場合は、無理やり行ってはいけません。無理やり行うことでさらに爪切りを嫌がるようになってしまい、トリミングサロンなどでは爪を切ることが困難になる可能性があり、あまりにも激しいと爪切りを断られるケースもあります。
犬があまりにも嫌がったり暴れたりする際には、無理せず中止、様子を見ましょう。その後時間が経って犬が落ち着いたら、再度動物病院やトリミングサロンにお願いしましょう。
おすすめのペット用爪切りグッズをご紹介
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爪切りはペットショップなどで販売されていますが、いくつか種類があります。
ここでは、おすすめのペット用爪切りグッズをご紹介します。
Dellepico ペット用爪切りセット
スタンダードなギロチン型の爪切りです。切れ味抜群なので犬にも飼い主にも負担をかけません。
すこやかネイルトリマー Zan
プロトリマーにも人気の高い切れ味抜群の爪切りです。ドライバーではの切れ味を調節することができ、爪切りを簡単にしてくれます。ハンドルストッパーにカバーがないタイプの商品です。
LEDペット用爪切り
LEDライトが付いたハサミ型の爪切りです。LEDライトで爪を照らしてくれるため簡単に爪切りができます。爪切りは持ちやすく飼い主の負担も軽減してくれます。猫や子犬、爪が柔らかい犬におすすめです。
ペットトリマーβ
ペットトリマー監修の爪やすりです。アタッチメントを交換するだけで、バリカンにすることもでき、肉球周りに生えてる余計な毛のケアにも使用することができます。静音設計で猫も嫌がりづらく、コードレスで扱いやすいので、ペットの飼育初心者の方にもおすすめです。
ペット用止血剤 クイックストップ
パウダー状のペット用止血剤です。万が一深爪で血管を切ってしまい出血してしまった場合、微量を綿などに取って出血した患部に5~10秒間当てることで、すばやい止血効果が期待できます。
爪切りに自信がない場合はプロに任せるのもおすすめ!
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ここでは、犬の爪の切り方や頻度について解説いたしました。
犬の爪切りの方法としては、犬が動かないようにしてから少しずつ切ることがおすすめです。爪切りのときは犬の手をギュッと強く握っらないよう注意しましょう。
頻度は1ヶ月に1度程度で問題ありません。自宅で切ろうとしたときに暴れてしまうようであれば、無理をせずに動物病院やトリミングサロンなどで切ってもらうことをおすすめします。
・便利雑貨ショップ umiwo (参照日:2023-08-04)
https://item.rakuten.co.jp/umiwo/0181/
・PETECH楽天市場店(参照日:2023-08-04)
https://item.rakuten.co.jp/petech/001150/
・五百蔵商店 (参照日:2023-08-04)
https://item.rakuten.co.jp/ioroi/xxkjzjq/
・Nextオンライン(参照日:2023-08-04)
https://item.rakuten.co.jp/next-online/pet-trimerb/
・本間アニマルメディカルサプライ(参照日:2023-08-04)
https://item.rakuten.co.jp/wwpc/4546362001102/
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。