猫が目を合わせない理由とは?
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猫が目を合わせないのは、猫なりの理由があるのです。
まずは、猫が目を合わせない理由について解説します。
敵意がないことを伝えている
猫の世界では、目と目を合わせるのはご法度です。
目と目を合わせるのは威嚇や喧嘩の合図となるため、猫は基本的に相手の目を見ることはありません。
もしも長い間連れ添った愛猫が目を合わせてくれないのであれば、飼い主に敵意がないことを伝えたいからでしょう。
つまり、猫は飼い主のことを好きだからこそ目を合わせないのです。
飼い主のことが好きだから
猫の目を見た時に、猫が目を合わせ続けずにゆっくりとまばたきをした場合は、飼い主に好きという気持ちを伝えているのでしょう。
猫が相手に対してゆっくりとまばたきをしたり目を細めたりするのは、信頼の証です。
飼い主に叱られたから
猫が目を合わせないのは、飼い主に叱られたからかもしれません。
人間もそうですが、叱られた相手の顔をしっかりと見ることは難しいものです。
猫も、飼い主に対して気まずい思いがあるのでしょう。
また、何かを壊してしまった時など、猫なりに悪いことをしたと感じている際にも、「もしかしたら飼い主に叱られるかも……」という気持ちから、飼い主の目を見ることができないことがあります。
安心しているから
猫は、警戒心が強い動物です。
そのため、知らない人や動物がいると、どのような動きをするかわからないため目を離そうとはしないでしょう。
しかし、飼い主のことは信頼しており、目を離していてもいきなり攻撃してくることはありません。
猫が飼い主の目を見ることがないのは、そういった安心感からだといえるでしょう。
カメラを向けられたから
猫は、カメラを向けるとそっぽを向くことがあります。
これは、カメラのレンズが大きな目に見えているからだといわれています。
先述したように、猫は知らない人や動物の目を見ることはありません。
そのため、大きな目に見えるカメラのレンズを向けると、カメラ目線にはなってくれないのでしょう。
猫が目を合わせる時の気持ちとは?
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逆に、猫が目を合わせてくる時があります。
猫が飼い主のことをじっと見つめてくるのは、どのような気持ちなのでしょうか?
攻撃的になっている
猫が相手の目を見る時は、威嚇や喧嘩の合図です。
もしも飼い主の目を見つめてくるのであれば、攻撃的になっているサインでしょう。
しかし、猫は基本的に平和主義であり、自ら喧嘩を売るような仕草はしないはずです。
もしかしたら、猫が目を合わせて攻撃的になっているのは、飼い主に原因があるのかもしれません。
愛猫のストレスが溜まっていないか、一度考えてみると良いでしょう。
何か要求をしている
猫が飼い主のことを見つめてくるのは、何か要求をしているサインです。
「お腹がすいたから食事がしたい」、「遊んでほしい、構ってほしい」など、猫は何らかの要求を飼い主にしているのでしょう。
おそらく、長い間猫といっしょに過ごしている人は、猫が何か要求をしているのは伝わるはずです。
目を見つめながら「ニャー」などと鳴いて何かを伝えているのは、飼い主であればすぐに気が付くでしょう。
ちなみに、猫はきれい好きな動物なので、トイレが汚れておりトイレ掃除をしてほしい時にも、目を見つめて要求をしてきます。
いっしょに寝たい
飼い主といっしょに寝ることが好きな猫であれば、眠気がやってきたため寝ることを誘っているのでしょう。
飼い主の目を見つめて鳴いたり布団まで行ったりと、猫なりにいっしょに寝たいことを一生懸命伝えてきます。
猫が目を合わせない時の対処方法
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最後に、猫が目を合わせない時の対処方法をご紹介します。
猫と信頼関係が築けるように、正しい対処をしましょう。
放っておく
猫はマイペースな動物なので、目が合わなくても気にすることはありません。
先述したように、猫は信頼しているからこそ目を合わせてこないのです。
そのため、猫と目が合わなくても基本的には放っておいて良いでしょう。
むやみに目を見つめない
猫と目が合わないからといって、むやみに猫の目を見つめるのは避けましょう。
猫にとって目を合わせられるというのは、喧嘩を売られているのと同様です。
猫は飼い主に見つめられることで、威圧感を感じてしまうかもしれません。
もしも猫と目が合った時には、先述したようにゆっくりとまばたきをしてあげると良いでしょう。
信頼関係ができれば目を合わせても大丈夫
もしも愛猫と信頼関係が構築できていると自信があるのであれば、猫と目を合わせ続けても問題ありません。
その際に、ゆっくりとまばたきをすることで猫に愛情を伝えることができるでしょう。
しかし、子猫の場合は目を見つめることはおすすめしません。
子猫の目を見つめると、子猫は興奮して顔に飛び掛かってくることがあります。
子猫は身体が小さいため、飛び掛かられても怪我はしないでしょうが、子猫の爪が目に入るなど予期せぬ事故に繋がる可能性もあるため、なるべく子猫の目は見ないようにしましょう。
要求に応える
猫が目を見つめて何らかの要求をしてくるのであれば、それに応えてあげても良いでしょう。
食事を出したりいっしょに遊んであげたりすることで、猫は要求が通って満足するはずです。
しかし、猫によっては「飼い主の目を見つめると要求が伝わる」と学習して、しつこく要求をしてくるようになる可能性もあります。
集合住宅で猫を飼っている場合は猫の鳴き声が迷惑になることも考えられるため、むやみに猫の要求には応えないようにしましょう。
猫が目を合わせないのは普通のこと
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猫にとって、相手の目を見るというのは威嚇や喧嘩の合図になります。
信頼している飼い主であれば、「お腹がすいた」や「いっしょに遊んでほしい」などの要求を伝えている可能性がありますが、いっしょに過ごして間もないのであれば、猫と目を合うことは少ないでしょう。
また、飼い主に叱られそうだと感じている猫も、飼い主と目を合わせようとはしません。
人間同士であれば、目と目を見つめ合うことは信頼や愛情のサインになるかもしれませんが、猫にとっては逆の発想です。
もしも猫と目が合った時には、ゆっくりとまばたきをして愛情を伝えてみると良いでしょう。
もしかしたら、猫からもまばたきのお返しがあるかもしれません。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。