犬に人間用カニカマはあげちゃダメ！理由やおすすめおやつについてご紹介

カニカマは魚のすり身をカニの身を模して作られた加工食品です。魚のすり身自体はしっかり火を通せば犬にも与えることができます。しかし、カニカマは犬に与えないようにしましょう。

ここでは、犬に人間用のカニカマを与えてはいけない理由について解説します。

カニカマには塩分が多く含まれており、犬が口にすることで塩分中毒を引き起こす可能性があります。これは肝臓や腎臓、心臓などの臓器に負担をかけ、様々な病気を引き起こす原因となります。

犬の塩分摂取は、10〜20kgの犬の場合は1日に2.42〜4.84gのが推奨されています。犬にとっても、ある程度の塩分は必要です。幸いにも、総合栄養食には犬が健康的に生活できるための塩分が適切に含まれています。

そのため、カニカマを与えることで1日の摂取量を超えてしまう可能性がありますので、犬がカニカマを欲しがったとしても与えることは避けましょう。

犬によって食材に対するアレルギーの反応は異なります。フケや脱毛、体の赤みやかゆみ、下痢や嘔吐などの症状がアレルギー反応として見られることがあります。症状は犬によって異なり、重篤な症状が出る可能性も否定できません。

カニカマだけでなく、他の食材にもアレルギーの可能性があります。犬が初めて口にする食べ物の場合は、飼い主の小指の先程度の量を与えて、1日よく観察しましょう。

また、万が一の場合に備えて、動物病院の診察時間内に与えることをおすすめします。もしもの時に対応してもらえるなど、獣医師のアドバイスを仰ぐことで安心して食事を与えることができます。

カニカマ製品の多くは薄く透明なビニール包装がついていますが、これを一緒に口にしてしまうことがあります。ビニールは体内で消化されないため、胃や腸に詰まる危険性があります。

また、カニカマの香りに誘われて犬がゴミ箱を漁ってしまい、誤って飲み込むこともあります。しかし、飼い主がしっかりと管理していれば問題になることは少ないでしょう。

人間用として販売されている食べ物は、カニカマに限らずできるだけ犬に与えることを控えるべきです。多くの場合、調味料が使われているため、長期的に与えるとさまざまな不調が見られることがあります。

では、どんなカニカマなら犬に与えてもいいのでしょうか？

犬用のおやつとして作られたカニカマであれば、犬に安心して与えることができます。犬用のカニカマは塩分などが調整されているため、食べても大丈夫です。ただし、1日の摂取量は守り、過剰な与えすぎには注意してください。

ただし、もし犬に持病がある場合は、かかりつけの獣医師にカニカマを与えても大丈夫か確認してから与えることをおすすめします。獣医師のアドバイスを仰ぐことで、より安全におやつを楽しんでいただけるでしょう。

カニカマは人間用に作られたものは犬に与えることができません。しかし、犬に与えることができるペット用のカニカマ商品も販売されています。
ここでは、カニカマを使った犬用のおやつをご紹介についてご紹介します。

犬猫用のカニカマのおやつです。旨みたっぷりやわらか仕上げになっているため嗜好性も抜群です。与えやすく食べやすいスライス形状になっています。

柔らかく食べやすい形状のカニカマおやつです。食べやすいためシニア犬にもおすすめです。普段のご飯のトッピングとしてもおすすめです。

鱈のすり身をベースにして本物のカニ肉を使ったカニカマおやつです。スライス状になっており、嗜好性も抜群です。

かにの旨味たっぷりのかにかまおやつです。素材の美味しさを活かした製法でつくられています。

犬に人間用のカニカマを与えることで塩分の過剰摂取につながります。調味料が加わっている食材を食べることにより肝臓や腎臓などの臓器に負担をかけます。さらに体調を崩すきっかけにもなるため、与えることは控えたほうがいいでしょう。
犬にカニカマを与えたいときは、犬のために作られている商品を選びましょう。