犬に人間用のソーセージはNG！犬における人間用のソーセージの危険性を解説

まずは、犬に人間用のソーセージを与えてはいけない理由を解説します。
愛犬の身体を守るためにも、なぜダメなのかを知っておきましょう。

人間用のソーセージは、おかずやおつまみとして美味しく食べられるように、塩分が加えられています。
そのため、犬が人間用のソーセージを食べると塩分過多になるでしょう。
もちろん犬でも適度な塩分は必要ですが、人間用のソーセージに含まれる塩分は犬にとって過剰であるため、電解質のバランスが悪くなってしまいます。
また、塩分は腎臓で処理をしているため、塩分を過剰摂取すると腎臓病のリスクも高くなります。

犬に人間用のソーセージを与えると、塩分により高血圧のリスクが高くなります。
高血圧が原因で死に至ることはありませんが、高血圧はさまざまな病気の原因になるでしょう。
また、高血圧により脳に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。
脳に悪影響を及ぼしてしまうと、後遺症に悩まされることになるでしょう。

どれも人間用のソーセージの塩分によるものですが、犬が塩分を過剰摂取すると、心臓への負担も大きくなります。
犬は、塩分を過剰摂取すると、生理学的な力が働いて水分補給をしようとするでしょう。
もちろん水分により体内の塩分が薄まりますが、体内の水分量が多くなることに比例して、血液量も多くなります。
体内の血液量が多くなるということは、心臓への負担にも繋がるでしょう。

犬は、玉ねぎを食べると中毒症状を起こします。
最悪の場合死に至ることもあるため、絶対に犬に玉ねぎを与えてはいけません。
実は、人間用のソーセージの原材料には、玉ねぎが使用されていることがあります。
もちろん商品によっては玉ねぎの使用していないものもありますが、もしも玉ねぎの使用されているソーセージを犬に与えてしまうと、中毒症状を引き起こす可能性があるでしょう。

犬に人間用のソーセージを与えるのは絶対に避けたほうが良いでしょうが、犬はソーセージを好んで食べるため、与えたいと考える人もいるかもしれません。
どうしても犬にソーセージを与えたい場合は、そうすれば良いでしょうか？

もしも犬にソーセージを与えたいのであれば、犬用に作られたものを与えましょう。
犬用に作られたソーセージであれば、人間用のソーセージと異なり過剰な塩分は含まれていないため、健康に悪影響を及ぼす可能性は低いです。
しかし、当然ながらソーセージの与えすぎは犬に良くないので、基本はドッグフードで必要な栄養素を摂取させて、ソーセージはしつけのご褒美として与えると良いでしょう。

犬のおやつで、ドライソーセージがあります。
犬用のドライソーセージは、しつけのご褒美などで使用しやすく便利ですが、硬くて食べにくいため子犬やシニア犬に与えるには不向きです。
もしも子犬やシニア犬にドライソーセージを与えたいのであれば、小さくちぎったりお湯で柔らかくしてから与えると良いでしょう。

最後に、犬へのご褒美におすすめの犬用ソーセージをご紹介します。
これらのソーセージは犬用に作られているため、犬に与えても問題ないでしょう。

農薬を使用していない飼料で育てた鶏を原材料とした、犬用ソーセージです。
鶏レバーを使用しているため、ビタミンやミネラルなどを摂取できます。
しつけのご褒美としてはもちろん、食欲不振の時にドッグフードにトッピングをするのもおすすめです。

エゾシカやタラ、豚肉などのさまざまな味が用意された犬用ソーセージです。
柔らかく作られているため、子犬やシニア犬にも与えることができます。
5種類の味が楽しめて、犬が飽きる心配もありません。

食べやすい鶏肉を原材料とした、犬用ソーセージです。
カルシウムを添加しているため、おやつを食べながら栄養補給もできるでしょう。
個別にケーシング包装がされており、開封後に硬くなることもないはずです。

北海道産の無添加、無着色、無香料にこだわって作られた犬用ソーセージです。
エゾシカやタラなど、北海道ならではの原材料を使用しており、嗜好性も高いです。
しつけのご褒美やドッグフードのトッピングなど、さまざまな場面で使用できるでしょう。

人間用のソーセージは、塩辛くて美味しいものです。
しかし、犬にとっては塩分の過剰摂取に繋がります。
犬が塩分の過剰摂取をすると、高血圧や心臓への負担など、さまざまなリスクになるでしょう。
もしも犬にソーセージを与えたいのであれば、犬用に作られたものを与えることがおすすめです。