犬の関節炎の症状・原因
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まずは、犬の関節炎の症状をご説明します。
併せて、関節炎の原因も見ていきましょう。
関節の痛み
関節炎の症状としては、関節の痛みが挙げられます。
股関節や膝関節など、部位によって痛みは異なります。
炎症を起こしているため痛みを感じることは当然なのですが、痛みを伴うことでさまざまな症状がみられるでしょう。
また、階段の上り下りや歩く速度も遅くなります。
痛みが強くなると、階段の上り下りをしたがらないこともあるでしょう。
動かなくなる
犬は、関節炎の痛みにより動かなくなることがあります。
動くと痛みを感じるため当然なのですが、日頃から犬といっしょに過ごしている人であれば、犬が動かなくなった時点で異変に気が付くでしょう。
また、動かなくなることによる肥満も、症状として挙げられます。
攻撃的になる
犬は、痛みからか攻撃的になることがあります。
普段は懐いている飼い主であっても、噛んだり唸ったりすることがあるでしょう。
また、関節炎を起こしている部位に触ることで唸ることもあります。
犬の関節炎の原因
犬の関節炎の原因は、いろいろあります。
はじめに挙げられるのは、肥満などにより関節に負担が大きくなることです。
また、キングチャールズ・スパニエルやジャーマン・シェパードなど、一部の犬種は関節炎を発症しやすいといわれています。
シニア犬になって身体の至る部位に老化がみられるときにも、関節炎を発症することがあるでしょう。
犬の関節炎の治療方法
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次に、犬の関節炎の治療方法を解説します。
犬が元気を取り戻せるように、早期治療が大切です。
痛み止めの投与
犬の関節炎には、すべての関節炎に効く治療薬はありません。
そのため、まずは痛みを取り除く治療を行うことになります。
痛み止めを投与して、関節炎の症状が悪化しないように程良く運動をするなどの対処をすることが多いです。
特にシニア犬の場合は治すことが難しいため、痛み止めで一時的な対処をします。
放置をするのはNG
犬の関節炎は、安静にしていれば治るものではありません。
安静にして運動をしないようにしていると、関節を支える筋肉が弱っていき、かえって症状が悪化することもあります。
関節炎であっても、適度な運動をすることで関節が固まるのを予防しましょう。
体重管理
肥満が犬の関節炎の原因と考えられるのであれば、体重管理を行うことで症状が緩和することがあります。
犬が肥満にならないようにするための基本は、適度な運動と適切な食事です。
肥満の犬に激しい運動をさせるのは足腰に良くないため、はじめのうちは数分の散歩などで、徐々にダイエットに努めると良いでしょう。
マッサージ・鍼治療
マッサージや鍼治療によって、関節炎による犬の痛みを緩和できる可能性があります。
そのため、獣医師と相談した上でマッサージなどを行ってみても良いでしょう。
しかし、何もわからない人が急に犬のマッサージをすると、犬の関節炎がかえって悪化してしまうことも考えられるため、注意が必要です。
犬用のサポーター4選
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最後に、犬用のサポーターをご紹介します。
これらのサポーターを使用して、犬の肘や膝を守ってあげましょう。
ペット ひざ用 サポーター お得な2個セット
柔らかいネオプレン素材を使用した、犬用サポーターです。
このサポーターを装着することで、地面に足がついたときの関節への負担の軽減が期待できます。
痛めてしまった靭帯の保護にも、役立つでしょう。
山本化学工業 犬用サポーター
ウェットスーツの素材を使用した、犬用サポーターです。
防水性と保温性に優れており、犬の足を優しく包んでくれるでしょう。
主原料から工場まですべて日本産で作られているため、安心して使用できます。
Nikkashop 犬用 関節プロテクター
前足用の、犬用サポーターです。
関節炎の犬はもちろん、シニア犬の弱った足腰にも効果が期待できます。
伸縮性がありフィット感が強いですが、ウェットスーツと同じ素材を使用しているため、窮屈には感じないでしょう。
Civil Life 歩行補助ハーネス
関節炎で動きたがらない犬には、このハーネスを装着しても良いでしょう。
犬の胴体を持ち上げるように使用して、足腰への負担を軽減してくれます。
運動能力の低下した、シニア犬にもおすすめです。
犬の関節炎は早めに対処しよう
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犬が関節炎を発症すると、痛みにより動きたがらないようになります。
また、患部を触られることで飼い主に対しても攻撃的になることがあるでしょう。
犬の関節炎は、日頃から犬の様子を観察している人であれば、すぐに気が付くはずです。
少し足を引きずっているように見えたり、足をかばいながら歩いていたりするときなど、少しでも違和感を覚えたときには、一度獣医師に診せると良いでしょう。
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。