老犬の散歩はどうすれば良い?注意点などを解説

7歳以上の老犬になると、徐々に運動能力が落ちていくため、毎日の散歩は必要ないと考える人もいるかもしれません。
しかし、老犬だからこそ適度な散歩は必要だといえます。
この記事では、老犬を散歩する際の注意点などを解説します。 2022年08月01日作成

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老犬の散歩の必要性や散歩時間、頻度について

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まずは、老犬の散歩の必要性を解説します。
併せて、適切な散歩時間や頻度についても見ていきましょう。

運動不足やストレス解消

老犬であっても、毎日の散歩は必要です。
なぜなら、運動能力が低下したからと散歩をせずにいると、運動不足になりさらに筋力が落ちてしまうからです。
また、毎日の散歩は気分転換やストレス解消に繋がります。
ですが、「実際のところ、愛犬を何歳まで散歩させれば良いの?」と考える人もいるでしょう。
その答えは、「犬が元気に歩けるまで」です。
犬が多少歩きにくそうにしていても、歩けるうちは可能な限り散歩することをおすすめします。

散歩時間は10分程度で大丈夫

犬のサイズにもよりますが、老犬の散歩は1回10分程度で構いません。
小型犬であれば、5分でも良いでしょう。
大切なのは、外を歩くということです。
ずっと家にいるよりは少しでも外出した方が気分転換になるため、毎日少しの時間でも良いので散歩に行くように心がけましょう。

散歩の頻度は1日1〜2回

先述したように、老犬の散歩は時間や頻度は重要ではありません。
そのため、毎日1〜2回の散歩ができれば良いでしょう。
最低でも、1日1回は散歩するのが理想です。

老犬を散歩する際の注意点とは?

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次に、老犬を散歩する際の注意点をご説明します。
愛犬がいつまでも健康的に過ごせるように、飼い主側で管理をしてあげましょう。

犬のペースに合わせる

老犬になると運動能力が落ちるため、歩くスピードも若い頃に比べて遅くなります。
飼い主の歩くペースについていけない犬もいるでしょう。
そのため、老犬を散歩する際は犬の歩くスピードに合わせてあげることが大切です。

散歩前に体調のチェックとマッサージをする

老犬と散歩に行くときは、体調のチェックをしてから出かけるようにしましょう。
老犬になると、急な体調不良になる可能性があるため、少しでもいつもと違う様子であれば、その日の散歩は休んだほうが良いかもしれません。
また、老犬は室内で動くことが少なくなるため、身体が固まりがちです。
急な運動は怪我に繋がることもあるため、散歩の前には犬のマッサージをすると良いでしょう。

暑い時期は涼しい時間帯に散歩をする

老犬に限った話ではありませんが、暑い時期は熱中症のリスクがあるため、暑さが和らぐ時間帯に散歩をするようにしましょう。
日中に散歩をすると、気温はもちろんアスファルトの照り返しや、アスファルトが熱くなることで火傷をしてしまうことがあります。
日光の出ていない時間帯に散歩をして、少しでも愛犬に気持ち良く散歩をしてもらうことが大切です。

寒い時期は服を着せる

犬になると、体温調節が難しくなります。
寒い時期に何も着ずに散歩をすると、暖かい室内から寒い外に出ることで体調を崩してしまうことがあるでしょう。
そのため、寒い時期の老犬の散歩は、寒さを凌げる服を着せることがおすすめです。

老犬の散歩に役立つ商品4選

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最後に、老犬の散歩に役立つ商品を何点かご紹介します。
これらの商品を利用して、愛犬との散歩をより良いものにしましょう。

介護用ハーネス後足用

筋力が落ちてきた老犬のために、後ろ足を支えることができるハーネスです。
後ろ足のみを支えるため、犬は自力で歩く感覚で散歩をすることができます。
ハーネスを着用したまま排泄をすることが可能で、汚れても洗えるので清潔な状態を保つことができるでしょう。


介護用ハーネス後足用

ASHU ウェアハーネス&リードセット

服のように着せることができるハーネスです。
通気性の良いメッシュ素材なので、暑い時期でも問題なく使用できるでしょう。
ハーネスであれば身体を締め付けることがなく、老犬でも歩きやすいはずです。


ASHU ウェアハーネス&リードセット

歩行補助ハーネス LaLaWalk

胴長の犬ために作られたハーネスです。
飼い主が上から引っ張って歩行をサポートすることで、犬の腰に負担がかかりにくなります。
しっかりと固定することができて、老犬でも歩きやすくなるでしょう。


歩行補助ハーネス LaLaWalk

ペットカート

歩くことが難しくなってきた犬には、ペットカートに乗せて散歩に連れて行くと良いでしょう。
ペットカートは犬が歩かなくても、外を見て気分転換にはなるはずです。
歩けないほどの老犬でも、飼い主とのコミュニケーションにより散歩の楽しさを感じてくれるでしょう。


ペットカート

老犬でも元気に散歩をしよう

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老犬であっても、運動不足解消やストレス解消の意味を込めて、散歩には欠かさず行きましょう。
散歩の時間や頻度は、そこまで気にする必要はないでしょう。
大切なのは、毎日少しでも愛犬といっしょに外出をするということです。
毎日家に篭りっきりになると、気分も落ち込んでしまいます。
愛犬が元気であるうちは、できる限り散歩をするように心がけましょう。
また、もしも愛犬が歩きにくそうにしているのであれば、ハーネスなどの補助器具を使用するのもおすすめです。

参考サイト

Nikka shop(参照日:2022-06-15)
https://item.rakuten.co.jp/auc-nikkashop/nk-d21/

帝塚山ハウンドカム(参照日:2022-06-15)
https://item.rakuten.co.jp/ashu/whset-xl/
https://item.rakuten.co.jp/ashu/t-la02-d/

ザ・アペックス(参照日:2022-06-15)
https://item.rakuten.co.jp/the-apex/pet-00000092/

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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