猫が嬉しいときにみせる仕草やより愛猫と仲良くなる方法

猫をはじめとする動物は人間のように言葉で気持ちを表現できません。そのため、体全体を使って自分の気持ちを伝えてきます。では、猫が嬉しいと感じたときにみせる仕草にはどのようなものがあるでしょうか?そこで今回は、猫が嬉しいときにみせる仕草や、愛猫とより仲良くなる方法について解説します。 2022年10月29日作成

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猫が嬉しいときにみせる仕草にはどのようなものがあるでしょうか?愛猫の嬉しい気持ちを共有できるようになるためにも、ぜひこの機会に覚えておきましょう。

猫は感情をどうやってあらわす動物なの?

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猫は人間のように言葉で嬉しいという感情を表現できません。そのため、体全体を使って飼い主に自分の感情を伝えてきます。

猫が感情表現をする際に用いる体の部位や方法の例をあげると以下の通りです。

① 鳴き声
② 尻尾
③ 耳
④ ヒゲ

それぞれどのように活用しているのかみていきましょう。

① 鳴き声

猫だけでなく動物の多くは、鳴き声によって自分の感情を表現します。それは猫同士だけでなく、飼い主に対しても同様です。

ただし、猫は自身の居場所を外敵に知らせないようにするため、そもそもあまり鳴かない動物です。そのため、本来猫が鳴き声をあげるのは、性交渉の際や子猫が母猫に甘えるときなど場面が限られています。

猫の鳴き声に関する研究はまだまだ未知数なところがありますが、「鳴き声」+「仕草」を組み合わせることで、より猫の感情を読み取ることができると考えられています。

② 尻尾

尻尾は猫の感情を読み取るうえでとても重要な部位です。猫種によって尻尾の長さに違いはあるものの、自由自在に動かすことのできる尻尾は、猫たちにとっても感情を表現しやすい体の部位であるともいえます。

特に尻尾は飼い主が目視で状態を確認できる部位であるため、猫の感情を知るパロメーターとしての役割は大きいです。

③ 体全体

体全体を飼い主に押し付ける、飛び跳ねるなど、自分の感情を体全体で表現します。

マーキングの一行動ともとれますが、飼い主に対して「嬉しい」という感情を示す際にも行う仕草のようです。

④ ひげ

猫にとってひげは平衡感覚を保つ大事な役割があると同時に、感情表現を行う方法のひとつでもあります。

ほかの被毛より硬くしっかりとした作りになっているので、猫の感情によって動きがわかりやすい部分だといえます。

猫が嬉しいときにみせる行動や仕草

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猫が嬉しいときにみせる行動や仕草を4つご紹介します。

ゴロゴロと喉を鳴らす

猫は喉の奥にある軟口蓋という部分を鳴らして音を立てており、そのときの感情には、安心・リラックス状態・嬉しいなどさまざまな説があります。

軟口蓋は猫の感情に反応して動く器官だといわれているので、きっと猫が満たされた気持ちになったときに反応して音を鳴らしているのでしょう。

尻尾をピンと立てる

尻尾をピンと立てているときも嬉しいという感情をあらわしているといわれています。

尻尾がピンと立っている場合は猫が嬉しくて興奮しているときの仕草だと考えられ、飼い主と遊んでいるときや、仲が良い猫などと会った際にみられます。

また、尻尾を立てながら飼い主の足元を歩いている場面をよく目にしますが、それは飼い主に甘えている、または何かを要求しているときです。ご飯の時間が近くなるとこのような行動を取る猫がいますので、ぜひ観察してみてください。

体をこすりつける

猫が体をこすりつけるのは、自分のニオイをつけるマーキングの一種だといわれています。そのため、飼い主に対して体をこすりつける行為は、飼い主を自分の所有物(テリトリー)だと主張するために行っていると考えられます。

例として、飼い主が外出先から帰宅した直後に体をこすりつけてくるのはそのためです。

しかしそれとは別に、飼い主に対して「嬉しい」という感情を伝えるために行っていると主張する人もいます。

例として、猫と遊んでいるときなどに甘えた様子で体をこすりつけてくる場面がよくあると思います。このような行動を、「もっと遊んで!」「遊べて嬉しい!」といった感情からくる仕草だと考えている方もいるようです。

はっきりしたことは猫に聞いてみないとわかりませんが、大好きな飼い主さんと遊べることを猫が「嬉しい!」と感じていても不思議ではありませんね。

ひげが上を向いている

猫のひげがV字のように上を向いているときは、嬉しい気持ちのときだといわれています。

この際、先述した「尻尾をピンと立てる」という仕草を同時に行っていることが多いので、そちらもあわせて確認してみてください。

愛猫ともっと仲良くなるにはどうしたらいいの?

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愛猫に嬉しいと感じてもらうためには、より良い関係性を築かなければなりません。
以下に猫と仲良くなるためにできることを列挙しますので、これらを守って愛猫に接してみてください。

【猫と仲良くなる方法】

・無理に近づかない(猫がみずから近づいてくるのを待つ)
・猫と目線をあわせないようにする
・いつもより少し高い声で接する
・見下ろさないよう姿勢を低くする
・猫の近くで大きな音を出さない
・猫をびっくりさせないようゆっくりと動く
・できる限り一緒に過ごす時間を作る
・お気に入りのおもちゃやおやつをあたえる など

例としてあげたこれらの方法はすぐに実践できるものばかりです。もし愛猫との関係があまり良くないと感じている飼い主さんは、できるものから試してみてください。

愛猫の「嬉しい!」をもっと増やしてあげましょう!

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猫が嬉しいと感じたときにみせる行動や仕草はたくさんあります。もちろん、それらは個体によって表現方法がさまざまです。

あなたの愛猫は嬉しいときどのような仕草を取っているでしょうか?もしこれまで気にしたことがないという飼い主さんは、ぜひこの機会に愛猫がどんな仕草をみせているか観察してください。

そうすることで、これまで以上に愛猫の「嬉しい!」を増やしてあげられるはずですよ。

著者情報

U.SHOHEI

父親が犬のブリーダーをしていたこともあり子どもの頃から犬に囲まれた生活を送る。

現在は趣味の動物園・水族館めぐりから得た知識をもとに幅広く動物に関する記事の執筆をおこなっている。

得意な生物は、犬・猫・海洋生物・エキゾチックアニマル。

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