犬に落ち着きがないのはなぜ?原因や対処方法を解説

犬に落ち着きがなく、常にそわそわとしていることがあります。
犬に落ち着きがないときは、必ず何らかの原因があるはずです。
この記事では、犬に落ち着きがない原因や対処方法を解説します。 2022年11月29日作成

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犬に落ち着きがない原因

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まずは本題である、犬に落ち着きがない原因について解説します。
さまざまな原因が考えられるため、愛犬に疑われるものを考えてみましょう。

不安に感じているから

犬に落ち着きがないのは、何らかの不安を感じているのかもしれません。
散歩が苦手な犬であれば、散歩前には外に行きたくなくて落ち着きがなくなるでしょう。
また、人見知りの犬は、急な来客があったときにそわそわと落ち着かなくなります。
病院嫌いな犬の場合は、動物病院が近づくにつれて徐々に落ち着きがなくなっていくはずです。
このように、犬は何らかの不安が感じると、落ち着きがなくなります。

興奮しているから

食事や遊びが好きな犬であれば、興奮しているから落ち着きがなくなっているのかもしれません。
食事の時間やおやつが目に入ったときに、尻尾をバタバタと振りながら落ち着きがなくなる犬は、食欲旺盛な大型犬によくみられます。
また、ドッグスポーツをしている犬であれば、近くでボール遊びやフリスビーをしているほかの犬を見たときに、目が血走って落ち着きがなくなるでしょう。
これは、留守番中に飼い主が帰ってきたときなどにも、多くみられます。

飼い主に落ち着きがないから

犬は、飼い主に落ち着きがないから自分も落ち着きがなくなっている可能性があります。
例えば、しつけ中に飼い主からのコマンド(命令)に対して、犬が考えている素振りをみせているときにすぐに行動に移すように促すなど、飼い主自身に辛抱が足りないことが原因かもしれません。
また、犬に落ち着きがなくなっているときに、「よしよし」と飼い主は落ち着かせているつもりでも、犬からみれば「飼い主に褒められている」と勘違いしてしまい、「これでいいんだ」と犬に感じさせていることもあるでしょう。

病気

可能性は低いかもしれませんが、犬に落ち着きがないのは病気が原因であることも考えられます。
病気により体調が優れないため、犬は落ち着きがなく室内をウロウロと動き回っているのかもしれません。

犬に落ち着きがないときに考えられる病気

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犬に落ち着きがないときは、病気が疑われることもあります。
次に、犬に落ち着きがないときに考えられる病気について見ていきましょう。

胃拡張・胃捻転症候群

胃拡張・胃捻転症候群とは、「胃捻転(いねんてん)」として知られている病気です。
大型犬に多くみられる病気で、激しい運動をしてすぐに水を大量に飲んだり食事をしたりすることで、胃が体内で捻じれてしまいます。
放置しておくと、高確率で命に関わる病気のため、すぐに対処する必要があります。
胃捻転の症状としては、落ち着きがなくなるほかに嘔吐しようとしても吐けないなどの症状もあるでしょう。

副甲状腺機能低下症

副甲状腺機能低下症は、副甲状腺から分泌されるパラソルモンというホルモンの分泌が、何らかの原因で減少してしまう病気です。
パラソルモンの分泌が減少すると低カルシウム血症が起こり、落ち着きがなくなったり興奮したりする症状がみられます。

認知症

人間でも発症することの多い認知症ですが、犬も人間同様に認知症を発症することがあります。
多くの原因は高齢になり脳の認知機能が低下することですが、発症することで室内の同じ場所をグルグルと回ったり突然遠吠えをしたりするようになります。

犬に落ち着きがないときの対処方法

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犬に落ち着きがないときは、いくつかの対処方法が挙げられます。
正しい対処をして、犬に落ち着きを取り戻してあげましょう。

名前を呼んで元気そうであれば問題ない

犬に落ち着きがないときに、犬の名前を呼んでみましょう。
飼い主の声に反応して犬が近くに寄ってくるようであれば、緊急性はないはずです。
もしかしたら、暇つぶしに室内をウロウロと動き回っていただけなのかもしれません。

不安を解消する

犬の不安を解消することで、犬の落ち着きは取り戻すことができるでしょう。
もちろん、動物病院が嫌いな犬が突然好きになることはありません。
そのため、動物病院へ行くような準備をして普通の散歩に出かける、普通の散歩のように動物病院へ行くなど、動物病院へ行く前に緊張させないことが大切です。
また、突然の来客にストレスを感じる犬であれば、第三者に家のチャイムを鳴らした後に家に入っておやつを与えるなどの協力をしてもらいましょう。
そういったことを続けることで、犬は徐々に環境に慣れていくはずです。

犬のことを無視する

犬が興奮しているようであれば、必要以上に構わないほうが良いでしょう。
興奮しているときに犬に構うことで、さらに興奮して飼い主のことを噛んでしまうなどの事故に繋がる可能性があります。
そのため、犬が落ち着きを取り戻すまで無視をするのもひとつの対処方法といえるでしょう。

動物病院へ連れて行く

犬に落ち着きがなく元気もないようであれば、一度動物病院へ連れて行きましょう。
もしかしたら、病気が落ち着きのない原因になっているのかもしれません。
一度獣医師に診せることで、犬の落ち着きがない原因がある程度は明確になるはずです。
犬の落ち着きがなくなったタイミングや、嘔吐もしているようであれば嘔吐物を持参するなど、スムーズに診察を受けられるようにすると良いでしょう。

犬に落ち着きがない原因を突き止めよう

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犬に落ち着きがないのは、何か不安に感じることがあったり、興奮していたりといった原因が考えられます。
おそらく、毎日愛犬と過ごしている人であれば、犬の落ち着きのない原因をある程度は特定できるはずです。
正しい対処方法としては、原因となっている問題を取り除くことでしょう。
不安や興奮を解消して、病気が疑われるようであれば動物病院へ連れて行きます。
犬に落ち着きがないのは、もしかすると飼い主が原因である可能性もあります。再度犬の周りの環境を見直してみてはいかがでしょうか?

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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