犬に「待て」と「よし」を教える重要性
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なぜ、数ある犬のしつけの中でも、「待て」と「よし」が大切なのでしょうか?
まずは、犬に「待て」と「よし」を教える重要性を解説します。
事故を予防する
犬は、さまざまなことがきっかけになって、興奮してしまうことがあります。
犬が興奮すると、突発的に走り回ったり攻撃的になったりして、ほかの人や犬を巻き込んでしまう可能性があります。
ドッグランなどで、ほかの犬と喧嘩をしてしまうこともあるかもしれません。
また、犬が突然走り出して道路に飛び出してしまうこともあるでしょう。
そんなときに「待て」を教えておけば、犬が興奮したときに「待て」のコマンド(命令)を出すことで、犬は落ち着きを取り戻すことができます。
飼い主のためにもなる
「待て」は、犬のためだけでなく、飼い主のためにもなります。
例えば、ドッグカフェなどを訪れたときに犬に「待て」を教えていなければ、犬は興味があるものに対してそわそわと動き回ってしまうでしょう。
しかし、「待て」を教えておけばドッグカフェでゆっくりと過ごすことができるはずです。
当然ながら、ドッグカフェでほかの犬とのトラブルも避けることができます。
ほかのしつけに繋がる
「待て」や「よし」を教えておくのは、ほかのしつけにも繋がります。
このふたつのしつけを教えるときには、成功したらご褒美を与えるはずです。
ご褒美を与えることで犬はモチベーションを高く保ってくれますが、それはほかのしつけをするときにも生かされて、「また頑張ればご褒美がもらえるかも」と期待をしながらしつけに取り組むようになるでしょう。
また、「待て」はどちらかというと我慢をしなければならないしつけであるため、辛抱強くしつけに取り組むという学習にもなります。
犬の「待て」と「よし」の教え方
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次に、犬の「待て」と「よし」の教え方をご紹介します。
どちらのしつけも根気良く教えることで、必ず覚えてくれるはずです。
「おすわり」か「伏せ」を教える
犬に「待て」のコマンドを出す際は、「おすわり」か「伏せ」の姿勢をさせます。
そのため、まずは「おすわり」か「伏せ」を教えましょう。
「おすわり」は、コマンドを出しながらボールなどのおもちゃを犬の頭上に持っていくことで、犬はおもちゃを見ようとおすわりの姿勢になります。
「伏せ」は、コマンドを出しながらおもちゃを地面に近づけて、同時にリードを地面のほうに持っていきます。
そうすることで、犬は伏せの姿勢になるはずです。
「おすわり」と「伏せ」は、コマンドを出した姿勢になったときに思い切り褒めてあげましょう。
コマンドを出して一歩離れる
犬に「待て」を教えるときは、「おすわり」や「伏せ」の姿勢をとっているときに「待て」のコマンドを出します。
そして、リードを持ったまま犬から一歩離れて、犬が飼い主についてこないようであれば思い切り褒めてあげましょう。
もしも犬が飼い主についてきてしまったときは、叱る意味でリードを軽く引き、元いた場所に犬を戻します。
それを何度も繰り返して行い、犬が慣れてきたら徐々に距離を離していきましょう。
「よし」は解放の合図
勘違いしがちですが、「よし」は褒めるための言葉ではありません。
「よし」は、「もうコマンドに従わなくて良いよ」という犬への開放の合図です。
そのため、しつけの順番としては「待て」のコマンドを出して、犬が従ったら軽く褒める、最後に犬の身体を軽く叩きながら「よし!」としつけから解放してあげて、思い切り遊んで褒めてあげるという流れになります。
しつけのご褒美におすすめの犬用おやつ4選
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犬のしつけには、ご褒美を与える必要があります。
最後に、しつけのご褒美におすすめの犬用おやつをご紹介します。
アイリスオーヤマ 仙台名物 利久牛たんジャーキー
仙台にある人気店の牛タンの旨味を再現したジャーキーです。
一口サイズなので、しつけのご褒美に最適でしょう。
素材を活かした旨味で、犬も喜んで食べてくれるはずです。
ヤギミルクボーロ
ヤギミルクと野菜とフルーツの味の3種類から選べる、ボーロです。
軽い口あたりで、しつけのご褒美におすすめです。
また、アレルギーに配慮して卵黄や小麦粉、トウモロコシは使用していません。
フリーズドライ チーズキューブ
人間が食べられるチーズを使用した、フリーズドライの犬用おやつです。
しつけに取り組みながら、ご褒美で栄養も摂取することができます。
また、保存料などの人口添加物は一切使用していないため、安心して与えることができるでしょう。
アイリスオーヤマ 松坂牛サイコロカットジャーキー
ジューシーな松坂牛を使用した、犬用おやつです。
香りが強いため、犬のしつけのモチベーションも高く保てるでしょう。
愛犬にも良いものを与えたいという人には、このおやつがおすすめです。
犬に「待て」と「よし」のしつけは必須!
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犬に「待て」と「よし」を教えるのは、さまざまな事故やトラブルの予防に繋がります。
また、ドッグカフェなどでゆっくりと過ごせるようになるため、飼い主のためにもなるはずです。
「待て」のしつけは、根気良く教えることで必ず覚えます。
「よし」は犬にとって解放の合図なので、犬は自然に覚えるでしょう。
ご褒美を利用することで、犬はモチベーションを高く保ってしつけに取り組んでくれます。
Pet館(参照日:2022-07-19)
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/522707/
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/1510677/
illosmile(参照日:2022-07-19)
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ベリーズコスメ(参照日:2022-07-19)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。