フェレットには何を与えれば良い?
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まずは本題である、フェレットに何を与えれば良いかについて解説します。
併せて、与えてはいけないものについても見ていきましょう。
肉類
もともと、フェレットの祖先といわれるヨーロッパケナガイタチは、鳥やネズミ、昆虫などを食べて生活をしていました。
そのため、フェレットは完全肉食動物です。
完全肉食動物は、肉類をメインに食べなければ健康を維持することができません。
フェレットを飼うのであれば、肉類を与える必要があります。
ちなみに、植物を食べなくても草食動物の内臓を食べることで、植物に含まれる栄養素を吸収することが可能です。
当然ながらペットとして飼われているフェレットは、草食動物の内臓を食べる機会はないと思われるので、ほかの食事で補わなければなりません。
フェレット用フード
フェレットには、「フェレット用フード」として販売されているものを与えることをおすすめします。
フェレット用フードは、当然フェレットのためだけを考えて作られたものなので、良質なたんぱく質や脂質、繊維質などが含まれています。
フェレット用フードはペットショップやホームセンターで市販されているもので問題ありませんが、粗悪品を避けるためにあまりにも安価なものは避けるようにしましょう。
フェレットに与えてはいけないもの
フェレットに与えてはいけない食べ物は、犬や猫と同様のものが多いです。
主にチョコレートやぶどう、ねぎ類や甲殻類、ナッツ類などは与えてはいけません。
これらを食べてしまうと、下痢や嘔吐などの中毒症状が現れることがあります。
場合によっては命に関わる可能性もあるため、絶対に与えないようにしましょう。
ちなみに、フェレットは果糖を好むといわれています。
そのため、甘いにおいに誘われてチョコレートなどをほしがることもあるでしょう。
ですが、大切なフェレットの命を守るためにも、肉類やフェレット用フード以外の食べ物は与えない方が無難です。
フェレットのフード選びのポイント
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次に、フェレットのフード選びのポイントをご説明します。
肉食動物であるフェレットが健康を保てるように、正しいフード選びをしましょう。
良質な動物性たんぱくが含まれている
フェレットの健康を維持するためにはたんぱく質が大切ですが、大豆などの植物性たんぱくではなく、肉類に含まれる動物性たんぱくを摂取する必要があります。
植物性たんぱくはフェレットにとって消化しにくく、尿石のリスクも高まります。
そのため、チキンやラムなどの良質な動物性たんぱく質が含まれているものを選びましょう。
穀物類や繊維質が少ないもの
完全肉食動物であるフェレットにとって、穀物類や繊維質などの炭水化物はほとんど必要ありません。
フェレット用フードにトウモロコシやイモ類が含まれているのは、原価を落とすためのものです。
そのため、なるべく穀物類や繊維質が少ないものを選ぶことをおすすめします。
キャットフードは一時的ならOK
フェレット用フードが手元にないときには、一時的にキャットフードを与えても問題はありません。
なぜなら、猫もフェレットと同様に完全肉食動物だからです。
しかし、猫とフェレットは異なる動物なので、常用として与えるのは避けたほうが良さそうです。
また、犬は完全肉食動物でなく雑食なので、ドッグフードをフェレットに与えるのはやめましょう。
おすすめのフェレットフード4選
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フェレットには、フェレット専用に作られたフードを与えるのが最も安心です。
最後に、おすすめのフェレットフードをご紹介します。
NC フェレットフード ジャパンプレミアム
フェレットが何歳でも与えることができる、フェレット用フードです。
ビール酵母や酵素など、消化吸収に優れた原料を使用しています。
健康を維持するために、サプリメント成分としてβ-グルカンを多く含む黒酵母やタウリン、クランベリーを配合しているのもポイントです。
マーシャルプレミアム フェレットダイエット
生後6週からシニア期まで与えることができる、フェレット用フードです。
定番のフードなので、フェレットの食いつきも良いでしょう。
フェレットが食べやすいように細長い形状となっています。
イースター フェレットセレクション パフォーマンス
発育期から4歳までのフェレットには、このフードがおすすめです。
丈夫な肉体と強い骨格を形成するために、良質な動物性たんぱく質が多く含まれています。
ほかにも被毛の健康維持や消化吸収がしやすいように、ビール酵母や必須アミノ酸、ビタミンやミネラルなども強化しています。
SANKO フェレットプラス ダイエットメンテナンス
国産鶏生肉を主原料に使用した、フェレット用フードです。
含まれるたんぱく質や脂肪分の約90%は動物性のものなので、フェレットの健康の維持に期待ができるでしょう。
消化吸収に配慮して、乳タンパクと乳酸菌も配合されています。
フェレットは肉類を中心に与えよう
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フェレットは完全肉食動物なので、肉類を食べなければ健康を維持することができません。
また、チョコレートやネギ類など、犬や猫が食べることができないものは、フェレットも同様に中毒症状を起こしてしまうため、絶対に与えないようにしましょう。
ちなみに、キャットフードは一時的であれば与えても問題はありません。
しかし、猫とフェレットでは必要な栄養素が若干異なるため、常用するのは避けましょう。
フェレットが1日でも健康でいられるように、できる限り動物性たんぱく質が多く含まれたものを選ぶことがおすすめです。
くらしの快適館(参照日:2022-07-04)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。