猫の生活の豆知識・雑学
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まずは、猫の生活に関する豆知識や雑学を見ていきましょう。
ここをチェックしておけば、愛猫との生活がより楽しいものになるかもしれません。
猫は時速48kmで走ることができる
猫は人間よりも速く走ることができます。
そのスピードは時速48kmと言われており、人類の最速が時速43kmなので、猫が思い切り逃げたときには、どんな人間でも追いつくことはできません。
利き手は性別によって違う?
猫にも、人間と同様に利き手があります。
しかし、人間と異なり、猫は性別によって利き手が変わるといわれています。
オス猫は左利きが多く、メス猫は右利きが多いといわれていますが、それがなぜかはわかっていません。
猫は魚よりも肉を食べたほうが良い?
魚好きのイメージがある猫ですが、実は魚よりも肉を食べたほうが健康の維持には良いのです。
なぜなら、肉の方がタンパク質が豊富だからです。
猫は完全肉食動物のため、高タンパクのものを食べなければ健康を維持することができません。
そのため、手作りフードを猫に与えたいのであれば、鶏ささみなどの高タンパクの食材をメインにしましょう。
猫の近くにキュウリを置くと飛び上がって驚く
猫の祖先といわれるリビアヤマネコは、砂漠で暮らしていました。
そんなリビアヤマネコの天敵は、蛇です。
その名残からか、キュウリのような蛇に似ている長くて細い物に対して猫は恐怖心を感じます。
猫に気づかれないように背後にキュウリを置き、それに気づいた猫が飛び上がって驚くといったイタズラ動画が動画投稿サイトやSNSでも話題になりました。
飼い主としては面白く見えるかもしれませんが、猫に大きなストレスを与える可能性もあるため、実際にやるのは避けたほうが良いでしょう。
猫は帰巣本能がある?
猫は、帰巣本能があると言われています。
本格的な研究が進められているわけではないですが、飼い主と離ればなれになった猫が、数百キロの道のりを歩いて帰ってきたなどの逸話が多く、猫の帰巣本能は強いのではないかと考えられています。
猫は死期が迫ると姿を消す?
有名な話かもしれませんが、猫は自身の死期が迫ると姿を消すと言われています。
これは、身体が弱ったときに外敵に襲われないようにするためで、飼い主に最期の姿を見られたくないなどという理由ではありません。
静かな場所で身体を隠して回復を図っているときに、そのまま命を落としてしまうことがあるため、死期が迫ったら姿を消すと考えられているのでしょう。
猫の身体の豆知識・雑学
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次に、猫の身体に関する豆知識や雑学をご紹介します。
身体のことを知っておくことで、猫のことをより愛らしく感じるでしょう。
猫のお尻の上を撫でると尻尾を立てる
猫のお尻の周辺には神経が集中しているため、お尻の上を撫でると尻尾をぴんと立てます。
これは、猫が性的に気持ち良くなっていることが理由です。
当然ながら、神経が集中しているということはそれだけ敏感に反応してしまうということなので、お尻の上を撫でるときには優しくしなければなりません。
猫は肉球と鼻以外は汗をかかない
猫の汗腺は、肉球と鼻にしか存在していません。
肉球の汗は、滑り止めやマーキングをするためのフェロモンとしての役割があります。
人間に比べて汗腺が極端に少ないため、暑い時期の熱中症には気を付けなければなりません。
猫の骨は人間よりも多くある
人間の骨が約200本に対して、猫の骨は約240本あります。
猫の身体の小ささでそれだけ多くの骨があるのは、尻尾の長さによるものでしょう。
尻尾だけで、24本の骨があります。
猫の身体の柔らかさは、その骨の多さによるものなのかもしれません。
猫にも指紋がある?
実は、猫にも指紋があります。
しかし、猫の指紋は肉球ではなく、鼻にあるのです。
そのため、正しくいうと指紋ではなく鼻紋(びもん)といい、鼻紋は鼻に薄い筋があり、個体によって模様が違います。
猫のほかの豆知識・雑学
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最後に、猫の生活や身体意外の豆知識や雑学をご紹介します。
ここまで読めば、きっと猫のことをいままで以上に理解できるようになるでしょう。
豊臣秀吉は猫好きだった?
豊臣秀吉は、猫好きだったといわれています。
これは、文禄2年(1593年)に豊臣秀吉の重臣であった浅野長政が野々口五兵衛に送った書状に書かれた「秀吉が大阪城で飼っていたトラ猫がいなくなってしまい、秀吉に探すように頼まれたが、なかなか見つからない。その猫が見つかるまで、五兵衛が飼っている中で最も美しいトラ柄の猫を貸してもらえないか」というものが証拠として残されているからです。
ちなみに、この書状は現在も残っているようです。
海外の干支に猫がいる?
日本の干支に猫はいませんが、実は海外には干支として猫が存在しているものがあります。
その国はタイやベトナムで、それらの国の干支はうさぎがいなく、代わりに猫がいるとのことです。
キャットドアはニュートンが開発した?
リンゴが落ちるのを見て万有引力を発見したニュートンですが、実はキャットドアを開発したのもニュートンです。
自然哲学者であり物理学者、数学者、天文学者だったニュートンは、食事をするのも忘れるほど著書の執筆に熱中していましたが、飼っていた猫が外に出たがったときにはドアを開けてあげていました。
ニュートンは、猫が気軽に外へ行き来できるように、ドアの一部を切り取って鉄の板を磁石で止めたキャットドアを開発して、世に出したといわれています。
猫の豆知識はたくさんある
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今回ご紹介した豆知識や雑学は、知っていても役に立たないかもしれません。
しかし、知っておくことで接し方が変化し、その結果猫に関しての理解がより深まる可能性があります。
また、猫好きであれば、知らなかった豆知識や雑学を聞くのは楽しいものでしょう。
猫に関する豆知識や雑学はほかにもたくさんあるため、気になったときにいろいろと調べてみてはいかがでしょうか?
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。