うさぎの餌はなにを与える？餌の選び方や注意点をご紹介

うさぎを飼育する時には、どんな餌を食べるのか調べてから迎え入れることが大切です。野菜や果物などを適当に与えてしまうと栄養失調や中毒などで体調を崩してしまう可能性があります。では、うさぎはどんな餌を食べるのでしょうか。
ここでは、うさぎの餌の種類についてご紹介します。

うさぎの主食には牧草を与えましょう。
牧草は繊維質が豊富で、イネ科とマメ科の2種類があり、それぞれ栄養価が異なります。
さらにイネ科かマメ科により栄養素が異なります。
チモシーなどのイネ科は、低カロリーで食物繊維が豊富。アルファルファなどのマメ科は高タンパク、高カロリーという特徴があります。
子うさぎの頃は栄養豊富なマメ科の牧草を、成長したうさぎにはヘルシーなイネ科を与えるなどの使い分けが必要になります。

うさぎ専用の餌に、ペレットというものがあります。
ペレットとは牧草を粉状にし、さらにさまざまな原料を加えて食べやすい大きさの粒状に固めたフードのことです。
ペレットは牧草よりも嗜好性が高く、栄養価も高いため、補助食として与えるのが基本です。

野菜やおやつも副菜として与えることができます。
与える野菜は繊維質の豊富な緑黄色野菜を選びましょう。にんじん、ブロッコリー、小松菜、キャベツ、さつまいも、モロヘイヤなどの野菜は与えることができます。

逆に、与えてはいけない野菜は、水気の多い野菜やカルシウムの多い野菜です。ネギ類（たまねぎ、長ネギ、ニラ、にんにく、らっきょう）じゃがいもの芽、きゅうりなどです。

与えることで体調を崩すことがあるため、野菜を与える前に与えても良い野菜か調べておきましょう。

ここでは、うさぎの餌を選ぶ時の注意点についてご紹介します。

うさぎには牧草をメインに与えるましょう。
牧草は常にたっぷりと補充しておき、時間が経ったり湿気ったものは交換しましょう。うさぎは牧草を食べる際に前歯や奥歯をしっかり使います。うさぎは歯が常に伸びる動物ですが、牧草を食べて歯が消耗することで、伸びすぎること防いでいるのです。

ペレットもうさぎに必要な栄養が凝縮されています。こちらはパッケージに記載されている1日の摂取量を確認し、決まった時間に決まった量を与えるようにしましょう。
うさぎもライフステージごとに必要な栄養の量が異なるため、飼育しているうさぎの年齢に対応したものを選びましょう。
ペレットにはソフトタイプとハードタイプがあり、ハードタイプタイプは歯の伸び過ぎ対策にもつながるといった特徴があります。

先述した通り、うさぎに与える野菜はにんじん、ブロッコリー、小松菜など、緑黄色野菜を選びましょう。
うさぎは野菜が大好きというイメージがありますが、野菜の中には与えてはいけない食材もあります。特にネギ類、じゃがいもの芽などには注意しましょう。
うさぎには果物も与えることができます。果物の種類として、いちご、りんご、バナナ、ぶどう、メロンなどです。与えてはいけない果物は、アボガドなどです。

ラビットフードにはいくつか種類があります。フードにより特徴や含まれている原材料も異なります。
ここでは、おすすめラビットフードをご紹介します。

うさぎの専門家獣医師とメーカーが共同で開発したうさぎの健康食とも呼べるペレットです。消化器系に優しい食物繊維が豊富に含まれており、従来のフードよりカロリーが控えめになっています。原材料はアルファルファ、あわ糠、とうもろこしなどで作られています。

牧草専門家が作ったラビットフードです。腸内環境の健康に配慮しビール酵母を配合することで、胃腸の働きを手助けし、健康的な腸内環境づくりサポートしてくれます。

7ヶ月以上のうさぎ対応のラビットフードです。小動物専門獣医指導と動物園飼育師などの協力により開発された高品質総合栄養フードです。低カロリーで高品質なチモシー牧草が主要原材料なので、肥満が気になるうさぎにもおすすめなフードとなっています

複数の牧草が主要原材料として使用されたラ、ソフトタイプのラビットフードです。４種の牧草をミックスした低たんぱく質、高繊維総合栄養食となっています。

ここでは、うさぎの餌の種類や選び方、注意点、おすすめラビットフードをご紹介しました。うさぎに与える餌は牧草とペレット、おやつとして野菜や果実、おやつを与えてきましょう。
基本的に牧草はたっぷり、ペレットは決められた量を守って与えます。過剰に与えることで肥満を引き起こしてしまう可能性があるため、よく食べるからといってペレットやおやつを与え過ぎないよう気をつけましょう。