猫の「トイレハイ」とは？おすすめ猫トイレも合わせてご紹介

トイレハイとは、猫が排泄後に部屋中をものすごい勢いで走り回ったり、猫砂を必要以上にかけるなどの興奮状態の行動のことをいいます。
トイレハイは基本的に排尿ではなく、排便をする時にみられます。中にはトイレの後ではなく、トイレの前にトイレハイになる猫もいるようです。

トイレハイの行動は、猫により異なります。排泄後にトイレからダッシュする子もいれば、トイレから出て爪とぎをする子、一心不乱に砂をかける子、ギャーと鳴く猫もいます。トイレハイの行動は、初めて見ると驚くかもしれませんが、病気ではないので安心してください。

いくらトイレハイの行動だといっても、延々とギャーギャーと鳴いている、触ると痛がるなどの症状がみられる時には、何らかの病気が隠れている可能性があります。
猫は泌尿器系の疾患が多い動物のため、排泄時に痛がる様子や元気食欲がない、排泄物がいつもと違うなどがみられる場合はできるだけ早めに動物病院を受診しましょう。
泌尿器疾患は放置してしまうと症状が進行し、痛みもひどくなってしまいます。できるだけ早めに病気に気付けるように、飼い主は猫のトイレ掃除の時に、排尿・排便の様子をしっかり見ておきましょう。

トイレハイの行動は急にされると驚いてしまいますよね。トイレハイは一見すると異常行動にも見ますが、猫はなぜそのような行動をとるのでしょうか。
ここでは、猫がトイレハイをする原因についてご紹介します。

猫のトイレハイは、野生の習性が残っているためだといわれています。野生で生活している時には、排便の痕跡を残しておくと、襲われる可能性があるため、大変危険です。トイレを済ました後は、その場所から早く立ち去らなければいけません。その習性が残っているためにトイレハイがみられます。

排泄後の安心感からだとみられる行動ともいわれています。排泄中は一番無防備な状態になり、その時に襲われてしまう可能性もあります。無事排泄が済んだ後にその安心感からトイレから走り去るのかもしれません。

排泄時は副交感神経が刺激され、排便が終わると交感神経が刺激されます。交感神経は活発になると興奮しテンションがあがった状態になります。副交感神経が刺激されている状態はリラックスしている状態です。

トイレハイの原因にはいくつかあり、まだ解明されていません。どの説が正しいかどうかは実はよくわかっていないのです。

トイレハイは一種の生理現象のため、問題行動ではないことがわかりました。しかし、トイレで暴れられるとトイレの砂など飛び出してしまうこともあり、トイレ周辺が汚れてしまいますよね。
ここでは、そのような場合におすすめの猫用トイレについてご紹介します。

猫砂の散らかりをしっかり防いでくれるフルカバーの猫用トイレです。スノコが付いており、肉球に詰まった猫砂を落としてくれます。フルカバーになっているので、砂かきをしても飛び散りません。ニオイが広がりにくく、専用脱臭剤を入れるスペースもついています。

縦型の猫トイレです。上から入るタイプで排泄時の姿を見られることなく、安心して排泄することができます。猫砂の飛び散りやニオイが漏れることを防ぐことができます。蓋についている凹凸が肉球についた猫砂を取り除くことができるので、トイレ周りも清潔を保てます。

大きな猫型のトイレです。猫可愛らしいデザインで、フルカバー使用なので飛び散りも防げます。

猫用のシステムトイレです。消臭サンドと脱臭シートでニオイを脱臭することができます。消臭サンドは大粒になっていて猫の肉球にはまりにくい仕様になっています。猫がトイレハイになっても猫砂をちらしにくいです。
1週間取り替え不要なので、こまめにトイレ掃除をすることができない方におすすめなトイレです。

ここでは、猫のトイレハイやおすすめ猫トイレについてご紹介しました。
トイレハイは猫の習性ともいえるものです。しかし、排便排泄関係に異常がみられる場合は病気が隠れている可能性もあります。心配な時は早めに動物病院で相談してみましょう。